「こっちがあなたに話しているのに、返さないのは失礼だよ」 これも言われたなぁ…… 会話のキャッチボール、 というやつですね。 返さないんじゃなくて、 返せなかったんだよ。 喋れなかったんだよ。 小さい頃から「喋る」習慣が なかったから。
よくおじさんがファーストフード店で ぶつぶつと独り言を喋っている姿を 見かけることがある。 それを見て、人間って誰かに喋りたいことが多すぎて、口から言葉が 滝のように流れて漏れてくるんだなと感じた。 少しだけうるさいけど、 それも、人の在り方なんだなと、ふと気づく。
普段ほぼ喋らないので、まれに人と喋る機会があると驚くほど疲れる。今日は「久しぶりに会う人がいる」「その場に複数人いる」「割と長い時間」という条件があったので、疲労感も増した。喋るという行為は体力を使うし、頭も使うしで、実は大変である。一日中お喋りしているような人を尊敬してしまう。