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認知的アプローチによる嘘を見破るテクニック3選【50%→75%】

認知的アプローチによる嘘を見破るテクニック3選【50%→75%】
ヨーテボリ大学の研究

通常、嘘を見破れる確率は約50%である
コインを投げて表か裏を当てる確率と同じだ
巷には、汗をかいてないか見る、鎌をかける、声のトーンで判断する、目が泳いでないか見る、唇の乾燥、言葉の詰まり
などの嘘を見破るテクニックが存在するが、素人が小細工を労した所で確率は変わらない

しかし、認知的アプローチの方法を知っていると、嘘を見破る確率が75%に跳ね上がる

研究者は嘘と認知に関する研究を23件集めた
1781人の参加者から15907件の嘘のデータを集め、メタ分析を行った

結果、3つのテクニックがあることが判明した
・認知的負荷
・たくさん喋らせる
・予想外の質問

認知的負荷
嘘をつくのは認知をたくさん使うことになる
脳のリソースは有限であり、嘘をついている場合は大部分が嘘のために働いている
そこに、外部から認知的な負荷をかけてやると、脳がオーバーヒートするか、嘘に割く割合を減らすしかない
結果、ボロを出す
相手から視線を外さない、相手の話の順番を入れ換えることで認知に負荷をかけることができる
他にも、単純作業も有効である
書類整理や皿洗いなども認知に負荷をかける行為だ

たくさん喋らせる
嘘つきはたくさん喋れば喋るほど、嘘を重ねることになる
嘘に嘘を塗り重ねるので、いずれ破綻する
嘘を作りながら、前後で整合性を合わせるのは至難である
結果、話の辻褄が合わなくなったり、矛盾が生じたりする

予想外の質問
嘘つきは、自分が疑われることをある程度想定している
そのため、考えられる範囲で質問の答えを用意している
しかし、予想外の質問がくると、焦ったり、言葉に詰まることになる
嘘をついていなければ簡単に答えられるのに、答えられないようなら嘘をついている証拠となる
不意の一撃が嘘つきにはよく効く

これら3つのテクニックを駆使すると、50%しか見破れない嘘が75%まで見破れるようになる

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参考文献
Does the cognitive approach to lie detection improve the accuracy of human observers?
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/acp.3777

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