『#ミセスハリスパリへ行く』素敵な映画でした。英国労働者階級の家政婦ハリスおばさんが身に不釣り合いなディオールのドレスを買いにパリへ行く。この物語がなぜ心を打つか。長年謎だった。つまりギャリコの不思議な魅力。それを原作よりも細かく描写して分析してディオールの変革まで語ってしまった
雪のひとひらは雨のしずくと出逢い、ふたりの間には4人の美しい子供たちが生まれます。彼女は、雪のしずく、雨のひとひら、雪のさやか、雨のしずく二世、と名づけます。彼らの旅路も人生同様思わず頁を閉じてしまいたくなる場面もあるのですが、最後にはあたたかな気持ちで瞼を閉じることができます。
『雪のひとひら』は私が出逢った中で最も美しく聡明な書物の一つです。刊行時の原著を海外で探し出し大切にしていました。つぎに私が哲学の授業を持つことがあればこの本と共に、生まれたこと、生きること、愛すること、世界を見つめる眼差し、孤独、幸福、生命について思考できたならと願っています。