北極羆

アガサ・クリスティー作品全般と銭形平次を中心とした野村胡堂作品好きの中年男子。読んだ本や観た映像作品について、書きたい時に残しておく場として。

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あつまれ どうぶつの森 写真で見る島の記録(2024/11/13~19)

久しぶりの寄贈と喜びのコーヒー☕

    • 大川橋蔵・主演 銭形平次 第157話「妄執の刃」(1969)紹介と感想

      原作:野村胡堂『銭形平次捕物控』シリーズ 脚本:櫻井康裕 監督:鳥居元宏 あらすじ 平次が奉行から褒めらると話題になっている頃、平次に恨みを持つ極悪人の影が近づいていた。 平次が昔捕まえた男・辰五郎が島抜けをして平次の命を狙っているのだ。 昔の仲間を集め準備を整える辰五郎は、当時付きまとっていた女・おちかへも近づいていく。 おちかは辰五郎の陰に怯えながら、新しい出会いに先へ進もうとしていた。 平次は全力で辰五郎一味へと立ち向かう。 紹介と感想 捕まえた犯人へも情けをか

      • 野村胡堂『銭形平次捕物控』第31話~第35話 紹介と感想

        第31話 濡れた千両箱(『オール讀物』1934年8月号) 野村胡堂『銭形平次捕物控(八)お珊文身調べ』嶋中書店, 2004, p.75-117 野村胡堂『時代推理小説傑作選 銭形平次捕物控 新装版』光文社, 2004, p.71-114 あらすじ 材木問屋・春木屋の主人が寄進した三千両が煙のように消え失せた。 笹野様に頼まれた平次は、万七の縄張りという事もあり八五郎を派遣する。 八五郎は寺の敷地から千両箱を見つけるが、中には砂利が詰まっているだけで、小判は見つからなかっ

        • アガサ・クリスティー『検察側の証人』Witness for the Prosecution(1954)紹介と再読感想

          アガサ・クリスティー 加藤恭平訳『検察側の証人』早川書房,1980 あらすじ エミリー・フレンチ殺害容疑で逮捕されたレナード・ボウル。 勅撰弁護士であるウィルフリッド卿は、レナードの明け透けな態度に好意を抱き、無実であろうと考え弁護をすることにする。 レナードの妻・ローマインと初めて面談した時に、何やら不穏なものを感じたウィルフリッド卿。 裁判当日、事件担当警部やエミリーの家政婦ジャネットなどの証言が終わり、最後に検察側の証人として出てきたのは、ローマインだった。 果たし

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          ジャン・リシャール主演『メグレ警視』54「メグレとひとりぼっちの男」、57「メグレと殺された容疑者」、68「モンマルトルのメグレ」 紹介と感想

          1967年の『メグレと死んだセシール』から1990年の『ニューヨークのメグレ』まで、23年に渡り全88話製作されたジャン・リシャール版メグレ警視。 話数が多いので、ドラマ初期に製作された初期メグレ人気作を後期に3話だけ再映像化していますが、それでも長編・短編作品合わせて原作85本が映像化されており、このシリーズでしか映像化が観れないものも多くあります。   しかし、日本でビデオ化されているのは以下の5本だけになります。   第52話「メグレ間違う」(1981) 第54話「メ

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          【雑談】noteに投稿を始めて丸一年、目標にしていた365日連続投稿達成!

          去年noteで投稿を始めた時、最初に目指さないと達成できないと思い、先ずは「毎日連続投稿(記事)365日」のバッジを目標に投稿してきました。 急に5週間の入院になったり、新しい就職先で忙しく過ごす中で記事が書けなかったりと焦る時もありましたが、思い付いた時や余裕のある時に下書きを書いておくことで無事に達成まで漕ぎつけました。 桜井正博さんがYouTube用の動画素材を先に全て撮っていたのは、凄すぎですが、日常雑談がメインじゃない場合はとても合理的なやり方だと思います。 達成

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          佐々木譲『制服捜査』(2006)紹介と感想

          佐々木譲『制服捜査』新潮社, 2009 収録作品あらすじ 逸脱 志茂別町駐在所に赴任してきた川久保篤は、さっそく高校生の山岸三津夫失踪事件に関わることになる。捜査を開始すると素行の悪い同級生の存在が浮かび上がるが、三津夫は見つからない。そんな中、事件は意外な方向へと展開していく。 遺恨 地元の酪農家・大西の飼い犬が散弾銃で殺される事件が発生。散弾銃での犯行という点に危険を感じた川久保は独自に捜査を始め、近所の大規模酪農家・篠崎に眼をつける。しかし二日後、篠崎が死体となっ

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          あつまれ どうぶつの森 写真で見る島の記録(2024/11/6~12)

          平和な日常回

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          大川橋蔵・主演 銭形平次 第156話「浮世数え唄」(1969)紹介と感想

          原作:野村胡堂『銭形平次捕物控』シリーズ 脚本:浅井昭三郎 監督:佐々木康 あらすじ お加代という養子に出した娘への思いを断ち切ろうとしているお駒。 同じ頃、平次が休みを静かに過ごそうとしていると、殺しがあったと八五郎が飛び込んでくる。 殺しの舞台は朝駒太夫一座の小屋。殺されたのは身持ちの悪く暇を出される直前の男だった。 お駒や小屋主の源兵衛のほか、万七的には小屋の者すべてが怪しく見える中、平次はお駒の動きに目をつける。 悪い男達が群がる中、母娘はどうなってしまうのか……

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          野村胡堂『銭形平次捕物控』第26話~第30話 紹介と感想

          第26話「綾吉殺し」(『オール讀物』1934年3月号) 野村胡堂『銭形平次捕物控(二)八人芸の女』嶋中書店, 2004, p.120-158 あらすじ 恵大寺の墓場に美女の幽霊が出るため、植木屋幸助の声かけに町内の腕利き衆が退治に出かけることになり、面白半分に八五郎も参加した。 幽霊を取り逃した帰り、町内の男衆で唯一人来なかった地紙屋の綾吉の家に寄ると、当の綾吉が死んでいるのが発見された。 現場に落ちていた凶器から万七は石屋の力松を捕まえるが、八五郎は現場の状況から違和

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          アガサ・クリスティー関連書籍 紹介と感想『世界の伝記 アガサ・クリスティー』集英社版・ポプラ社版

          監修/数藤康雄、シナリオ/柳川創造、漫画/森 有子『学習漫画 世界の伝記 アガサ・クリスティー』集英社, 1995 監修/北澤和彦、漫画/瑞樹奈穂『コミック版 世界の伝記38 アガサ・クリスティー』ポプラ社, 2018 今回は、日本で制作されたアガサ・クリスティーの伝記漫画2冊を紹介します。 監修/数藤康雄、シナリオ/柳川創造、漫画/森 有子『学習漫画 世界の伝記 アガサ・クリスティー』集英社, 1995 漫画で描かれるアガサの人生 映画『オリエント急行殺人事件』のプ

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          メグレ長編26『メグレ激怒する』Maigret se Fâche(1945)紹介と感想

          ジョルジュ・シムノン 長島良三訳『メグレ激怒する』河出書房新社, 1988 あらすじ 引退してムン・シュール・ロワールの別荘での生活を満喫していたメグレだったが、その静けさはベルナデット・アモレルの訪問で途切れてしまう。 孫娘の死に不審を抱いたアモレル老婦人は、半ば強引にメグレに事件の捜査を依頼した。 オルセンヌを訪れたメグレは、アモレル家の娘と結婚していた中学の同級生、エルネスト・マリクと再会する。 メグレの訪問が喜ばれていない中、エルネストの次男が姿を消す。 メグレは

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          2024年10月の読書まとめ+『あくまのかんづめ~周防パトラのエッセイ集~』『スロウスタート12』『税金で買った本12』『世界の雪景色』紹介と感想

          今月は小説にエッセイに絵本に漫画に写真集と、数は多くないけど種類的に結構盛り沢山な読書になったと思います。 周防パトラ『あくまのかんづめ~周防パトラのエッセイ集~』エムディエヌコーポレーション, 2024 VTuberとして活躍する周防パトラ初めてのエッセイ集になります。 生い立ちから配信裏話、好きなものの話しなどエッセイの他に、上坂すみれ、真鍋賢行との対談や悪友Mちゃん書下ろしの漫画など盛り沢山の内容になっていました。 パトラの本音が余すことなく描かれており、配信で魅

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          最後の晩ごはん20『最後の晩ごはん 優しい犬とカレーライス』(2024)紹介と感想

          椹野道流『最後の晩ごはん 優しい犬とカレーライス』KADOKAWA, 2024 あらすじ 今日も海里は淡海邸で朗読の練習を行っていた。 サンドイッチを食べながら様々な話をした日の帰り、淡海邸の前に現れた黒い犬に導かれた海里と淡海は、近所にある邸宅でとあるものを見つけてしまう。 淡海は、行き先の無かった黒い犬を成り行きからマヤと名付けて一緒に暮らすことにした。 その頃から海里は不思議な声を聞くようになって…。 シリーズ概要 スキャンダルに巻き込まれ芸能界を追われた五十嵐

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          あつまれ どうぶつの森 写真で見る島の記録(2024/10/30~11/5)

          ハロウィンでドキドキ🎃💓

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          大川橋蔵・主演 銭形平次 第155話「誓いの匕首」(1969)紹介と感想

          原作:野村胡堂『銭形平次捕物控』シリーズ 脚本:迫間健 監督:長谷川安人 あらすじ 今日は島から御赦免船が帰ってくる日だった。 平次と八五郎が捕まえた男・佐吉が三年振りに船に乗って帰って来た。 誰かの迎えを待っている佐吉に声をかけた平次は、一緒に杯を傾け、佐吉が妹のように可愛がっていたお妙との再会を取り付けたのだった。 平次は、三年前に佐吉が身代わりで犯人と名乗り出たことを知っていたのだ。 佐吉が堅気としてやり直せるように手をかける平次とお妙だったが、悪の方も佐吉を放って

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