お題

#わたしの本棚

あなたの本棚はどんな本棚ですか? 並んでいる本のラインナップ、何度引っ越しても手放せない1冊、並べ方や棚へのこだわり、積読になってしまっている本たち……。みなさんの本棚のことを教えてください!

急上昇の記事一覧

歳時記を旅する50〔薔薇〕後*夏霧の薄衣まとひ山椒薔薇

磯村 光生 (平成三十年、『花』)  サンショウバラは、富士箱根に分布するバラで、ハコネバラとも言われる。ある年の六月五日、仙石原の湿生花園で咲いていた花は、強羅公園ではもう終わって実になっていた。仙石原との気温の差は上着一枚(約三度)あると、強羅公園の茶室で地元の人から聞いた。 山椒薔薇の咲き始めはピンクで、次第に白に変わる。句は、淡い紅色が霧の衣でさらに淡くなった。 (岡田 耕) (俳句雑誌『風友』令和六年五月号「風の軌跡ー重次俳句の系譜ー」) ☆サンショウバラの

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積読と栞について考える 永谷園のカード INFJ

積読タワー、ちょっとずつ読んでます。図書館の本も読まなくては。私は同時に3冊くらいあっちこっち読むのが好き。例えば1冊が不動産投資の本、2冊目が会計の本。3冊目に好きな読みたい本。最近の3冊は、『初心者から経験者まですべての段階で差がつく!不動産投資最強の教科書』『世界一楽しい決算書の読み方』『クヌルプ』 1冊目は図書館で借りた本で、不動産投資がうまくいってない人の理由とは、知識がないこと、努力しないこととあって、おお、頑張って勉強しようとなった。無料セミナーはお勧めしない

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私が最近読んだ本@読書の日々

仕事している以外の時間は、なるべく自宅に籠って創作の為に使うことにしています。 でも語彙力と表現力が乏しく、早い段階で行き詰まってしまいました。 これでは作品作りには程遠い。 自分に足りないものを補うべく、最近は読書三昧の日々を送っています。 読書といえば聞こえがいいですが、小説はもちろん、エッセイや漫画など、節操のないレパートリーで自慢できるものではないのですけど💦 最近読んだ本。 里中満知子:著 『漫画を描く』凛としたヒロインは美しい これは日経新聞で連載されていた「

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読書感想|「gorogorokitchen・心満たされるパリの暮らし」井筒麻三子

最近読んだフランスの生活を記したエッセイ、「gorogorokitchen・心満たされるパリの暮らし」を紹介します。フランスの生活に憧れを抱く私にとって、この本はとても魅力的でした。 本の概要タイトル:「gorogorokitchen・心満たされるパリの暮らし」 著者:井筒麻三子 出版年:2024年 この本は、フランスの日常生活や文化、習慣についてのエピソードが詰まったエッセイです。著者の個性と洞察力が光る一冊です。 本を読み進めるうちに、フランスの生活に対する著者の愛

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【読書記録】本の世界をめぐる冒険

こんにちは、なつめです。 本にまつわる歴史を紐解く本を見つけました。 『本の世界をめぐる冒険』 わたしの日常に欠かせない本という存在。 これは、本とは何かを学べる一冊です。 本が生まれた理由 文字がまだ存在しなかった頃、本の役割を果たしたのは人間だったそうです。大切なことを、親から子へ、子から孫へと語り伝えていました。 語り部などから「音で聴くもの」として生まれた本。 次第に文字が誕生し、情報を伝えるための媒体として紙も誕生し、現在のような「本」になっていきました

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【短編小説】路地裏のどこかにひっそりと佇む喫茶店 〜疲れた時に、寄り道いかが?〜

とある雨が降る日の夕方。 わたしは彷徨っていた。 ここ最近、星たちが見えない。 出逢いたい世界が見つからない。 これまでは、微かであっても 輝きが見えていたのに。 傘を指しながら、 行く先も決めずに、歩く。 どれだけ歩いてきたかわからない。 気づけば、空は暗くなり、 建物もまばら、人の行き交う気配が少なくなっていた。 この道の先をどんなに行こうとも、 お店というようなものはない。 その情報だけは、何かで見たことがあり、記憶していた。 木々が生い茂る中に一本の遊歩

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「リビルドワールド IV 現世界と旧世界の闘争 」感想・ネタバレ

どんな本?リビルドワールドは、ナフセ氏によるライトノベルで、2017年2月から日本の小説投稿サイト「カクヨム」や「小説家になろう」での連載が開始されている。 2023年7月の時点で、累計発行部数は75万部を超えている。 物語は、高度な科学文明の旧世界が滅んでから長い時間が流れた時代が舞台。 その旧世界の遺跡には現在では再現不可能な先進技術の遺物があり、これらのアイテムは高価で取引されている。 しかし、その遺跡には旧世界からの危険な自律兵器、モンスターが徘徊しており、遺物を回

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「おいしいおかゆ4」🕯️おはなしをどう終わらせる?

「おいしいおかゆ」のおはなしのことが続きます。 おはなしの基本は「起・承・転・結」 どんなお話も終わらなければ面白くない。 特に、「おはなし」のように耳で聞くものは、終わりは明確に、はっきりと。 おはなし会では「あれ、どうだったんだっけ?」となると、 お話の世界から現実の世界に戻ってこれません。 「おいしいおかゆ」のお話はとてもよくできていて、最後は この、女の子がいうたった一言「ちいさなおなべや、やめとくれ!」をどう語るのかは、おはなし仲間でも意見がわかれるところ。

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長崎県読書感想文コンクール #あさごはんで世界いっしゅう (#汐文社)が低学年の部の課題図書になりました✨ どんな朝ごはんの感想文になるのかな?読んでみたいな。 ちかいくに、とおいくに どこにいても 朝ごはんで 1日がはじまる✨✨✨

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息子達の結婚…5月の草原は愛に包まれて、賭け桃鉄、テールランプ 他

⬜️ テールランプ       夕暮れ時   車のテールランプの 赤は       どうしてあんなにも 鮮やかに まばゆく   心に映るのだろう   ⬜️ 5月15日 うっかりしてたわ たまには紅茶でも飲もうかと、ティーバッグをカップに入れ、熱湯を注いだ。飲もうとして気がついた。麦茶のティーバッグを入れてしまったことに。なぜ?なぜに紅茶?やれやれ。 まあ、当然飲めるけど。 それにしても、紅茶茶碗に入った麦茶というのも初めてである。   ⬜️ 5月某日 あとをた

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読書の記録『発信する勇気 「自分らしいコンテンツ」は最高の出会いを作る』

読みに来て下さり、ありがとうございます。 地道に積読消化に励む毎日です。 この中にあって、 ずっと読みたかった本を読了しました。 多くのnoterさんに読まれている本です。 優しく語りかけてくれるような本で、 どの言葉も印象的なのですが、 ここでは私の意識を変えてくれたことを 書いていきます。 他人の目を気にしない 私は主にnoteとXで発信をしています。 既に「発信」をしているわけですが、 特にXでは、炎上しないように心がけ、 どこかびくびくしながら発信していま

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「リスト読書」のススメ

「三行で撃つ」の続編として出版された1冊。なんやろう、グッサグサに突き刺されつつ快感。穏やかなちゃぶ台返しって感じで、これまでの読み方を喝破してもらえる。読んでいない人はぜひとも読んでほしい。特にライターは。 140ページからの「B面 先人が選ぶ」の章は、これまで好きな本や興味を持てる本を読んでいた私にとって大衝撃。愛読家であり、偏書家だったヒトラーを例に挙げ、好きな本ばかりを読む危険性を指摘する。 この文章に触れ、私はすぐリスト読書を始めた。まずは、近藤先生のやり方を真

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泣くわたし

前回の記事(”泣いてもええやん!”な曲)で予告しました『泣くわたし』ですが、あれから3週間が経とうというのにタイトル以降の入力が一向に進みません。あれもこれもと思うことが湧いてきて、どこから手をつけていいのかまったくお手上げ状態なのです。 もうこうなったら、思いつくまま気の向くまま入力してみよう! と都合のいい言い訳を見つけたところで、Here we go ! 思いつくまま気の向くままいってみます。 *** 内弁慶を少しもじって、内泣きっ子なる造語を思いついた。 子どもの

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ミニマルな本棚はさみしいのです

コラム810:ミニマルな本棚はさみしいのです  本をたくさん持って、悦に入っていた時期もあるのですが、たいした本ではないので、ミニマリズムにあこがれて、どんどん売ったり捨てたりしてきました。今では、リアルな本は数十冊しか持っていません。  でも、さみしいなあ。  多くの本をKindleなどの電子書籍で買うことが多くなり、持ち歩きも保存も、ものすごく楽になったのですが、本との出会いが変わってしまったように思います。  書店で、ふと手に取って、読むはずでなかったものに出会

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5/22 10分でカップ麺を作り食べ終えた今日の人生

わぁぁぁぁぁああああ!!!仕事に行きたくないよ~と思いながら、息子を小学校まで送る。 「ねえねえ今電気の力何パーセント?」と娘が息子に聞いている。 この電気の力というのは電動自転車の充電のことである。 もちろん、息子は電動自転車に乗っているわけではないのだが、自電車を漕いでいるときに、わたしの電動自転車の真似をして、「ぼく今、電気の力100パーセントだから!」とか言って、自分の足で素早く、力強く、自転車を漕ぐ。 娘の質問に対し、自転車を漕いでいるわけでもない徒歩な息子は「え

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本を読む時間がありません(#うちの積読を紹介する)

読む時間はなくても。 リアル書店偏愛人間としては、本屋さんに行けば買うのです。 というわけで今回は、先日のお出かけで購入した本の話をしてみます。 1.『すべての、白いものたちの』ハン・ガン静謐な表紙に心惹かれて手に取ったんですが、どうも短編小説っぽいですね。 裏表紙のあらすじには「六五の物語」とあるけど、目次を見ると三作分のタイトルしか載ってないのも気になる。どういう構成なんだろう。 2.『死をポケットに入れて』チャールズ・ブコウスキー行った書店で、河出文庫のフェアをや

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『今を生きる思想 エーリッヒ・フロム 孤独を恐れず自由に生きる』(岸見一郎・エーリッヒ・フロム著)

【内容】 哲学者エーリッヒ・フロムの思想と今読まれるべき意義を、『嫌われる勇気』の著者である哲学者の岸見一郎による著書。 【感想】 人間にとっての生きるとは、自由とは、自由とはといったことについて、フロムの思想を著者なりわかりやすく解説した本でした。 個人的な理解としては、自由は何もせずに得られるものではなく、獲得していくものであるであり、それはある種技術であるといった内容でした。 日々生活に追われていて、大上段に構えるように生きるとか自由について語ったりすることがない生

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音楽とミステリーの融合。満足度100%〜読書感想〜

こんにちは。ほどほどです。 今回ご紹介する本は、中山七里さんの『さよならドビュッシー』です。 読んだ感想としては、音楽描写がとにかく細かく、文章を読んでいるのに音が聞こえてきそうな感覚になります。 音楽ものとしては個人的には『のだめカンタービレ』や『ピアノの森』を読んでいて、コンクールなどの場面は情景が浮かんできてすごく感情移入しやすかったですね。 本作はそんな音楽のストーリーに加えて、ミステリー要素を盛り込んだ豪華な設定になっています。 音楽学校に通う主人公の少女が、

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なぜ倫理学は「つなわたり」になってしまうのか?|高橋昌一郎【第24回】

現代社会に「徳倫理」は可能か?哲学を創始したソクラテスは、人生において最も重要なことは「魂の健康」だと主張した。そのために彼が何よりも必要だと考えたのが「徳(アレテー)」である。よく生きるためには、「徳」で「魂」を磨かなければならない。そして、よく死ぬために、よく生きることが大切だとソクラテスは結論づけた(古代ギリシャ哲学については拙著『自己分析論』(光文社新書)をご参照いただきたい)。 ソクラテスにとって、世俗的な人間が最も求める優れた容姿や豊富な財産、仕事上の成功や身体

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【「嗜む」のすすめ】自分の凹を他人の凸が埋める社会に焦がれ本を嗜む

私達が密かに大切にしているものたち。 確かにあるのに。 指差すことができない。 それらは、目に見えるものばかりではなくて。 それらを、ひとつずつ読み解き。 それらを、丁寧に表わしていく。 そうして出来た言葉の集積を嗜む。 ・ ・ ・ ■テキスト 「[増補版]知の編集工学」(朝日文庫)松岡正剛(著) 本書刊行時の時代背景と執筆時の思い、そして、今回、増補した制作経緯を明かし、あらためて「知の編集工学」で問おうとしたメッセージを、以下の5つの視点で解説していま

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