中学生におすすめの恋愛小説9選
今回は中学生向けにおすすめの恋愛小説を9冊紹介していきます。
中学生が恋愛小説を読むメリット
中学生が恋愛小説を読むことには、さまざまなメリットがあります。恋愛小説を通して得られる経験や学びは、感情の成長や対人関係の理解、さらには自己認識の深まりに役立つことが多いです。以下に、具体的なメリットを挙げます。
感情の成長と共感力の向上
対人関係の理解を深める
自己認識の向上
恋愛についての現実的な視点を得る
語彙力と読解力の向上
ストレス発散とリフレッシュ
異性への理解が深まる
自分の価値観や恋愛観の形成
中学生が恋愛小説を読むことは、感情や人間関係について学ぶ良い機会であり、自己理解や共感力の向上にもつながります。物語を通じて異性や人間関係を理解し、自己の価値観を形成していくための貴重な経験となるでしょう。また、語彙力や読解力の向上、心のリフレッシュなどの効果も期待できるため、読書体験として非常に価値のあるものです。
中学生におすすめの恋愛小説9選
世界の中心で、愛をさけぶ
世界の中心で、愛をさけぶは片山恭一による日本のベストセラー小説で、2001年に初めて出版されて以来、多くの読者に感動を与え、映画やテレビドラマにもなりました。物語は、主人公の朔太郎とヒロインの亜紀の純愛を描いたもので、青春時代の甘酸っぱさや切なさ、そして別れの悲しみが色濃く描かれています。この小説は、純粋で強い愛の力が、時代や国境を超えて多くの人々に共感を呼び起こしています。
主人公の朔太郎が過去を振り返りながら、最愛の人であった亜紀との思い出を紡いでいく形で進行します。物語は、二人が出会い、恋に落ち、そして亜紀の病気によって引き裂かれるまでの過程を描いており、その純粋さと切なさが読者の心に深く響きます。愛の力や別れの悲しみ、そして愛する人を失うことの痛みがリアルに描かれており、涙なしでは読めない作品です。
この小説は単なるラブストーリーではなく、青春時代の成長や、愛する人との別れを通じて人生の本質に触れる物語でもあります。主人公が亜紀との出会いと別れを通じて成長していく姿は、多くの読者にとって共感できるものであり、誰もが経験するであろう「失うこと」の意味について深く考えさせられます。
本を読んでこんなに泣いたのは久しぶりだ。
恋人の死に対する主人公の感情が克明に記されており、非常に感情移入できた。
友達数人にも貸したがみんな２～３時間で読み終わっていた。そしてみんな感動して泣いていた。
最近はこの本の話題でもちきりだ。
この本のおかげでまた本を読む習慣が身につきそうである。非常に影響力の大きい作品であることは間違いないだろう。
ぼくは明日、昨日のきみとデートする
ぼくは明日、昨日のきみとデートするは七月隆文によって書かれた恋愛小説で、2014年に刊行され、その後映画化もされた人気作品です。本書は、京都を舞台にしたファンタジックな恋愛ストーリーで、時間軸が異なる二人の運命的な恋を描いています。主人公の南山高寿が電車の中で出会った福寿愛美に一目惚れし、恋に落ちるところから物語が始まります。しかし、愛美にはある重大な秘密があり、彼らの恋は不思議で切ない運命に縛られていることが徐々に明かされていきます。
時間が逆行する二人の恋愛という斬新な設定の中で、読者は甘く切ないラブストーリーとともに、運命の不思議さに心を揺さぶられることになります。
物語は単なるラブストーリーにとどまらず、時間の流れや運命、人生の儚さについても考えさせられる深みがあります。愛美との別れが避けられないことを知りつつも、高寿が彼女と過ごす時間を大切にする姿勢は、読者に「今をどう生きるか」という問いを投げかけます。
彼が彼女に最初に出会ったときが、彼女にとっては彼と最後に会えるとき。
ストーリーは彼氏目線で進んでゆくので、彼女が最初からなぜ泣いているのかわからない。
そしてクライマックスは、彼が彼女に最後に会う日。
このとき彼女は彼に会うのが初めてなのだ。
そういう視点でふたりの気持ちを読むと、じーんときます。
そして、最初に会う方は”恋の始まり”なのだけれども最後に会う方は”成熟した愛の姿”なのだ。
”一目惚れ”の人と”深い愛に満ちた”人の物語。
君の膵臓をたべたい
君の膵臓をたべたいは住野よるによって書かれた青春恋愛小説で、2015年に刊行されました。タイトルが非常にインパクトがあり、作品自体も爆発的な人気を得て映画化やアニメ化もされています。この物語は、余命わずかな病を抱えた少女・山内桜良と、彼女の秘密を偶然知ることになった主人公「僕」の間で繰り広げられる心の交流と成長を描いた作品です。
タイトルが示唆する内容とは裏腹に、物語は決してグロテスクではなく、純粋で美しく、切ない青春の物語として多くの読者の心を掴みました。命の儚さ、友情、恋愛といったテーマが繊細に描かれており、読者は登場人物の感情に深く共感しながら読み進めることができます。
物語を読み終えた後も、読者の心に長く残る余韻が特徴です。桜良との思い出が「僕」の成長にどう影響したのか、彼女が遺したものがどれだけ大きかったのかを感じさせる読後感が、深い満足感と感動を与えます。
青春に打ちのめされて、たくさん泣いた。
良くも悪くも見ていられなくなる描写に何度も本を閉じた。
今を駆ける少年少女たちには是非、読んで欲しい一冊
君の名は。
君の名は。は新海誠による青春ファンタジー小説で、2016年に映画化され、その年の大ヒット作となりました。この物語は、東京に住む高校生・立花瀧（たちばなたき）と、田舎町に住む女子高生・宮水三葉（みやみずみつは）が、夢の中でお互いの体が入れ替わるという不思議な出来事から始まります。物語は、二人の入れ替わりを通じて起こるさまざまな出来事や、時間と空間を超えた絆を描いており、青春の甘酸っぱさや、運命的な愛の物語が美しい映像とともに進行します。
小説版では映画では描かれなかった登場人物の内面の描写や、彼らの感情がより深く掘り下げられており、読者は二人の感情の動きにさらに共感できる構成になっています。新海誠の美しい描写や繊細な語り口も、物語全体に特別な雰囲気を与えています。
瀧と三葉は、お互いの体験を通じて成長し、深い絆を築いていきます。物語の中で彼らがどのようにお互いを理解し、助け合い、成長していくかが丁寧に描かれており、読者に感動と共感を呼び起こします。
あまり読書をしない子供でしたが、最近映画を観て、その後に原作を読みたいと言い、購入。
早速、熱心に読み始めました。新海監督の他の原作も購入してみようと思います。
君は月夜に光り輝く
君は月夜に光り輝くは佐野徹夜による青春恋愛小説で、2017年に刊行されました。本作は、死期が近づくと体が発光する「発光病」という架空の病気をテーマに、限られた時間の中で生きる少女と彼女を支える少年との純粋で切ない恋愛を描いています。物語は、余命わずかな主人公の少女・渡良瀬まみずと、彼女の最後の願いを叶えようとする少年・岡田卓也との心の交流を中心に進みます。二人が互いの存在を通して、人生や愛、生きることの意味を見つけていく姿が感動的に描かれています。
「君は月夜に光り輝く」は、その切なさと美しさ、そして生と死に向き合うテーマが多くの読者の共感を呼び、映画化もされて話題を集めました。
発光病という架空の設定が、物語に独特の雰囲気を与え、現実とは異なるファンタジーの要素を持ちながらも、感情やテーマは非常にリアルに感じられます。この設定により、単なる恋愛小説ではなく、深いテーマを含んだ作品に仕上がっています。
病気のヒロインと世の中を達観している雰囲気のある主人公の余命ものライトノベルです。
内容は余命ものの王道ラブストーリーですが、だからこそすんなりと物語に入り込めました。
途中に出てくる中原中也の詩の1文に対する主人公の捉えかたが、前半と後半で大きく変わってるく点が個人的には非常に印象的でした。
また、すべてを通して読んだ後にあとがきを読みより印象に残る作品の1つになったので、購入された方はぜひあとがきまで読んでいただきたいです。
今夜、世界からこの恋が消えても
今夜、世界からこの恋が消えてもは一条岬による切なくも美しい恋愛小説です。物語は、記憶を一日で失ってしまう「前向性健忘」という病を抱えたヒロインと、彼女に恋をする主人公との運命的な愛を描いています。タイトルが示すように、この物語は限られた時間の中で繰り広げられる儚くも強烈な恋愛ストーリーであり、彼女の「記憶が消えてしまう」現実と向き合いながら、主人公が彼女との恋を紡いでいく姿が描かれています。
作者の一条岬は、繊細な感情描写と美しい表現を得意としており、透と真織の関係や内面の変化が詩的に描かれています。感情を丁寧に紡いでいく文章が、物語全体に温かさと深さを与え、読者を引き込みます。
物語は単なる恋愛小説にとどまらず、時間の儚さや記憶、そして「生きること」とは何かを考えさせます。真織のように記憶が消えてしまうという現実を前に、愛や人生の意味が問いかけられる構成が、物語に深みを与えています。
心温まるストーリーで精神描写がとてもすきだった。胸が熱くなり、希望があって優しさに包まれている。
好きの一言がとても意味のある言葉。
君はきっとまだ知らない
君はきっとまだ知らないは恋愛小説として書かれた感動的な作品で、青春期における甘酸っぱい恋愛や成長、友情が描かれています。この作品では、主人公とその周りの人々が織りなす繊細でリアルな人間関係を通じて、愛や感情の複雑さが描かれています。タイトルの「君はきっとまだ知らない」が示すように、登場人物たちは自分自身や他者、そして恋愛や人生に対する気づきを得ていく過程が描かれています。
恋愛の楽しさや苦しさ、成長の中での気づきといった、読者が共感できるテーマが多く盛り込まれており、特に青春時代の不安や期待をリアルに感じることができる内容となっています。
青春期における恋愛や友情、自己発見の過程をリアルに描いているため、特に若い読者や青春時代を思い出したい読者に強く共感を呼びます。登場人物たちが抱える感情や悩みは、誰もが経験するものですので、物語に引き込まれやすいです。
主人公がクラスでは幽霊の存在として生きてきたが幼馴染みと話していくうちに気持ちが落ち着いて幼馴染みが主人公を助けるのが感動します。
ノルウェイの森
ノルウェイの森は村上春樹による代表的な恋愛小説で、1987年に発表されました。日本だけでなく世界中で多くの読者に愛され、村上春樹の名を一躍有名にした作品です。物語は、主人公のワタナベトオルが、青春時代の恋愛や喪失、友情、孤独と向き合いながら成長していく姿を描いています。1960年代後半の日本を背景に、死と生、愛と孤独、記憶と喪失といった普遍的なテーマが描かれており、哲学的で感傷的な雰囲気が物語を彩っています。
「ノルウェイの森」のタイトルは、ビートルズの名曲から引用されており、物語全体に流れる静かな哀愁と感情の揺れを象徴しています。この小説は、青春の甘さや苦さ、そして喪失の痛みを鋭く描き出し、多くの読者の心に深い印象を残しています。
生と死、愛と喪失、存在の意義といった哲学的なテーマが物語の核となっており、読者に深い思索を促します。村上春樹の作品らしく、物語は単なるエンターテインメントを超えた思索的な内容を持っており、読後も長く考えさせられる作品です。
何気ない話や展開から少しずつ不快ではない違和感が話の先をどんどん知りたくなります。
一気に読みたい気持ちとじっくり本の中身を感じながら読みたいという気持ちで読み終わりました。
読むたびに感じ方が変わる不思議な魅力的な本でした。
夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく
夜が明けたら、いちばんに君に会いにいくは汐見夏衛による青春恋愛小説で、甘く切ないストーリーが読者の心を揺さぶる一冊です。この物語は、余命宣告を受けた少女と、その事実を知りながらも彼女を愛し続ける少年との純愛を描いた作品です。愛する人が残された時間をどう過ごすか、そして限られた時間の中で何が大切なのかを問いかけるこの物語は、涙を誘う感動的な作品として多くの読者に支持されています。
汐見夏衛の柔らかな筆致と、登場人物たちの繊細な心の動きが美しく描かれており、青春期の恋愛と喪失感をテーマにした物語は、切なさと温かさを兼ね備えています。
特別なことが起きるわけではなく、日常の中で彼らが見つける小さな幸せが、物語にリアリティと温かさを与えています。現実の中で幸せを見つける大切さが描かれており、読者も自分自身の日常を見つめ直すきっかけとなるでしょう。
汐見夏衛さんの本、何度でも読み返したい。
もっとこの著者さんの本をたくさん読みたい。
誰とも争いなく平穏無事にすごせれば、、、私が一言飲み込めば。。とかそういう本心を隠すように歳を重ねるにつれ変わってしまうのかもしれないけれど、青磁のようにまっすぐに生きたい。過去の茜のように正義にまっすぐありたい。そう思った。
素直に大事に日々を生きていきたいとおもいました
電子書籍を読むならAmazon Kindle Unlimitedがおすすめ
Kindle Unlimitedとは、Amazonが提供する電子書籍読み放題サービスです。
Kindle Unlimitedの料金は、月額980円(税込)で利用でき、30日間の無料お試し期間があります。1冊1,000円以上する本も多いため、1冊読むだけで月額料金の元を取ることができます。
さらには200万冊以上の電子書籍が読み放題です。初回30日間は無料体験があるので合わなかったら無料期間中に退会してしまいましょう。
※本ページではアフィリエイトリンク(PR)が含まれています
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？