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世の中、テストが全てではないよね。【読書のキロク】

こんばんは、"もっちゃん”です。
記事に興味を持ってくださり、ありがとうございます。

今回は【読書のキロク】です。

「非認知能力」という言葉をご存知でしょうか。
“非”という言葉がついていますので、
「認知能力」“ではない”能力
ということになります。

そんな「非認知能力」についての書籍になります。

◯今回読んだ本:『学力テストで測れない非認知能力が子どもを伸ばす』 著者:中山芳一 東京書籍

正直なところ、教科書以外で東京書籍の本を手にしたのは初めてのような気もします。一般の書籍も出していたのですね。

◯概要

「非認知能力」は、2000年にノーベル経済学賞を受賞したジェームズ・J・ヘックマン博士によって世界で初めて提唱されました。
例えば、コミュニケーション能力や思いやり・共感性、忍耐力・自制心、意欲・向上心などといった、テストでは数値化が難しい幅広い力や姿勢を含み、学歴や仕事など将来の成功の支えとなるものとして、今、世界的に注目されています。
子どもにとっても、大人にとっても必要とされる非認知能力は、どうやって身に付けていけばよいのでしょうか?
そもそも、この非認知能力とはどのような力なのでしょうか? なぜ、今、これほどまでに注目を集めているのでしょうか?
これらの問いに理論と実際を交えてわかりやすく答えるとともに、産官学民ですでに始まっている大人たちの挑戦についても紹介しています。

上記ホームページ解説より引用

「非認知能力」は2000年に提唱されたということで、比較的新しい言葉のように思います。

◯認知能力・非認知能力とは?

「認知能力」とはとてもビッグワードだと思います。

この本では、ざっくり言えば、

「テスト等で測ることができる(数値化できる)能力」

ということかと解釈しています。

逆に言えば、
「非認知能力」はその他の能力
ということです。

認知能力よりもはるかにビッグワードな感じですね。

本書の中でもいろいろな捉え方がありますし、「非認知能力」を一言で言うのが難しいのもわかります。

本書の中で、

非認知能力=〇〇

みたいな書き方が何パターンも出てきて、私自身どう捉えたらよいのかわかりません。

申し訳ありません。

◯なんとなく大事なことはわかる!

非認知能力それ自体が何なのか、よくわかりません。

あれも非認知能力、これも非認知能力、といった感じに私の中ではなっています。

ただ、なんとなく、

テストとかで測れる能力以外の部分にも大事なものがある

ということは、本書を読んでも、感覚的にもわかります。

本書では、
非認知能力の中でも、
こんな力が大事だよね〜
ということを、いろいろな事例を用いて説明しています。

それぞれの事例で、非認知能力が大事なんだなぁ、と感じます。

◯体験から経験、そして学びへ

本書には、上記と同名のチャプターがあります。

個人的にはこの本のスタンスは好きです。

子どもたちの学びのベースは体験にあると思います。

そしてそれらを内省的に見つめ経験とし、学びになっていくものと思います。

そして、きっとその体験には、非認知的な部分が多分に含まれていると思うのです。
もちろんそこから得られた経験にも、学びにも

そんなんテストなんかじゃ測れないですよね。

その部分に焦点を当てているのは、とても素敵な着眼だと思います。

自分としては、その中からさらに焦点化して、研究とかにも生かしていきたいと思います。


そんなことを考えた1冊でした!

「世の中、テストがすべてじゃないよね」

とはよく言いますが、その言葉にも深みを感じるようになりました。

自己紹介はこちらから。

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