古代ギリシア

プラトンのイデア論の意味〜イデアとは対象それ自体では?〜

以下で、俺はプラトンのイデア論の意味を提示するつもりである。プラトンのイデア論は以下のように解釈されてきた。俺らの不完全な世界には、「完璧な三角形」は存在しない。

けれども、俺らは人間は三角形が何かを認識している。では、その完璧な三角形はどこに存在するのだろうか?この問いに対して、プラトンはその三角形はイデアに存在するのだと回答したらしい。

イデアに対する日本人の考えは大方こんな感じであるだろ

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規則正しい生活を

アリストテレス 後編

創作について(詩学)

芸術は模倣であるというようなことを述べているので、アリストテレスは、芸術に対して少なからず批判的であったとみることができますが、しかし、著書の中で、ホメロス、アイスキュロスなどの詩の内容を何度も格言として引用しているので、叙情詩人に対しては、ある種の畏敬の念を持っていたと考えられます。物語り、(ミュートス)は、人々の交流を補うものであり、それを促進させるためのものです。それ

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数ある中から当文章お読みいただきありがとうございます。
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哲学ってなに? その4 アリストテレス

こんにちは たまねぎです。今回で9回目の投稿です。
引き続き哲学史をお伝えしていきます。今回はアリストテレス。
アテネの三哲の三人目、極めて重要な哲学者です。

万学の祖 アリストテレス

 アリストテレスは「万学の祖」の勇名で知られ、あらゆる学問の基礎を築き上げた歴史的に最も重要だといっても過言ではないほどの人物です。
天文学、生物学、倫理学、論理学、政治学、形而上学、詩学などとにかくあらゆる学

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哲学ってなに? その3 プラトン

こんにちは たまねぎです。今回で8回目の記事です。
今日はプラトンについて、なじみのない方にもわかりやすいようにまとめていきます。2,3分で読める内容です。

理想主義の哲学者 プラトン
 プラトンはあのソクラテスの弟子です。二十歳の時にソクラテスに弟子入りし、28歳の時に師の刑死を経験します。当時の腐敗した政治を変えたいと思ったプラトンは本格的に哲学者になることを決意します。この経験はプラトンを

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哲学ってなに? その2 ソクラテス

こんにちは、たまねぎです。今回で7回目の記事です。前回に引き続き、哲学史を分かりやすくまとめていこうと思います。
 前回にイオニア自然哲学の話をしました。
今回は哲学の本当の始まりについて、お伝えします。

哲学の父 ソクラテス

 哲学史を語る上で欠かすことのできない人物、それがソクラテスです。
哲学というものの基本姿勢を築き上げた、まさしく哲学の生みの親だからです。彼のすばらしさについてお伝え

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哲学ってなに? その1 哲学の始まり

こんにちは たまねぎです。 今日で6回目の記事です。
僕は今大学二年生で、哲学を専攻しています。今日から何回かに分けて、哲学とはどのようなものなのかを、哲学になじみのない方々にも分かりやすいように書いてみようと思います。2、3分で読める内容です。

哲学を知るうえで、哲学がどのような流れをたどってきたのかを知るのが良いでしょう。つまり哲学史を知るところから始めるのが良いでしょう。今回はその本当に最

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古代ギリシア語とロシア語を並行で学ぶと(外国語学習好きの地味な発見)

「英語とドイツ語は並行で学べる」とか、「イタリア語とスペイン語は似ているから一緒に勉強できる」とか、いろいろありますが。

以下は最近の私の地味な発見、「効率」とは別の話ですが、

古典ギリシア語とロシア語を並行で勉強するとめちゃくちゃ面白い!

文字が似ていたり、語彙が似ていたり、さらに格変化の激しさにもどこか共通するところがあり、ギリシア(ビザンツ文化)とロシアが歴史的にはどこかで響き合いなが

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Ευχαριστώ πάρα πολύ(ありがとうございます!)
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清流劇場・名作リーディング2020『パンテイアとアブラダタス』

こんにちは。倉増哲州です。

前回の清流劇場さんの企画
井原西鶴『世間胸算用』を読む

に続きまして、ありがたいことに第二弾!
清流劇場・名作リーディング2020『パンテイアとアブラダタス』“Panthea and Abradatas”
に参加させていただき、公開されました。

約2400年前に生きたクセノポン。
2400年前と言われてもピンとこないかもしれないですが、この人はかの有名な偉人ソクラ

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『Call Me by Your Name』からアプリコットの語源を考える 続編

前回の「『Call Me by Your Name』からアプリコットの語源を考える」という記事で、考古学者であるエリオの父親とオリヴァーの会話からapricotという単語の語源を考察してみた。今回はアプリコットの語源自体ではなく、教授とオリヴァーの会話のシーンとその背景にある価値観に着目してみたい。

2人がapricotの語源の話をするワンシーンはざっくりと以下のような流れだ。

〜〜〜

はじ

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古代ギリシアのロゴスの意味は何?

古代ギリシアでは、ロゴスが重視されてきたらしい。この事実に対して、日本人はロゴスを論理を重視することと感じてきた。この感じ方は間違いでないように思える。

しかし、俺は異なる見方を提示する。(俺にとっての)ロゴスの意味は、人間が物事をなんとなく「雰囲気」で見ないようにすることである。例えば、俺らが大きな数や無限を扱う時、感覚や雰囲気で扱うと、誤った結論を導く。

だから、ロゴスが重要である。ロゴス

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心と体の健康を
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