Shelk🦋

考古学/ローマ帝国/古代エジプト/ギリシア・ローマコイン研究【著書】アンティークコインマニアックスhttps://books.mdn.co.jp/books/3219303004/ 【Twitter】https://mobile.twitter.com/Shelk_Shelk_

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    • マークの大冒険 古代ローマ編

      天から授けられし伝説の聖盾アンキリアを手にすべく、マークが古代ローマの世界を旅する。内乱の一世紀とも呼ばれる激しい権力闘争が起こったローマの共和政末期。カエサル、アントニウス、ブルートゥス、カッシウスなどの英雄と共に、マークは激化したローマ内戦の動乱に巻き込まれていく。

    • マークの大冒険 古代エジプト編

      大学のエジプト調査隊のメンバーとしてサッカラで発掘調査を行っていたマーク。調査隊は未盗掘の地下墳墓を発見し、メンバーの誰もがその考古学的価値を期待し胸を弾ませていた。だが、墳墓と思われていたものは天空神ホルスを封印した場所だった。ホルスの誘いによってその封印を解いてしまったマークは、大事件に巻き込まれていく。

    • マークの大冒険 現代日本編

      大学卒業後、研究者のポストに付けず、うだつの上がらない日々を送っていたマーク。フリーのカメラマンとして何とか食い繋ぐも、生活はカツカツで、研究に勤しむ時間が取れず、気力さえも奪われていた。そんな彼の前に訪れた日常の中の非日常の物語。

    • マークの大冒険 フランス革命編

      フランス革命が勃発した1789年から古代エジプト語が解明された1822年までの約30年間に亘る激動の時代を巡る物語。マークは古代エジプト文明解明の歴史と秘密を探る中、フランス革命の動乱に巻き込まれていく。現代世界の異変に気付いたマーク。巷では人が忽然と姿を消す連続事件が多発していた。その原因が古代ローマでの歴史の歪みであることを悟る。ウェスタによる記憶と記録の修復に僅かな孔があり、その小さな解れから後の世界は気付かぬ変容を見せていた。だが、その蓄積が現代でのバタフライエフェクトに繋がった。ウェスタが眠りにつく今、その重大さに危機を感じたマークは問題の分岐点を探し出す。そしてそこは、フランス革命期のパリにあった。古代ローマで宝具を全て失ったマークはその能力もみな失った状態にあったが、天空神ホルス、アムラシュリング、黄金の果実の奪還を目指し、そして現代世界の歪みを修復すべくパリの街を駆け巡る。

    • マークの大冒険 アメリカ独立戦争編

      イギリスからの独立を目指すべく1776年に勃発したアメリカ独立戦争。かつてローマで失い行方不明となった宝具の全てを奪還すべく、探索の旅をしていたマーク。そして彼は、どうやらかつて世界最強と謳われた大国フランスの地が怪しいと踏み、18世紀のフランス王国を訪れる。フランスに到着したマークだったが、そこで十三植民地を独立させるべく立ち上がった青年志願兵のラ・ファイエットやアクセル・フェルセンらと出会い、アメリカへと出向。彼らと共に独立戦争の動乱に巻き込まれていく。フランス革命の前夜物語。たとえ東の風が吹こうとも、ボクらに冒険は終わらない。

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    マークの大冒険 フランス革命編 | もうひとつのフランス史 フェルセンとの共闘

    前回までのあらすじ マークは、ロベスピエールら率いる山岳派(モンターニュ派)によるマリー=アントワネット処刑計画を阻止すべく暗躍する。それはマークのかつての友人で、フランス国王のルイ16世との約束だった。マークは、マリー=アントワネットによる暗号書簡を解読し、使用されている暗号を見抜いた上で、彼女に一通の手紙を送る。その内容は、タンプル塔に幽閉されたマリー=アントワネットとその子どもたちを救出するというものだった。 1793年、ブリュッセル___。 「フェルセン様、お客様

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      • マークの大冒険 フランス革命編 | もうひとつのフランス史 自由を求めて

        前回までのあらすじ ヴェルサイユ宮殿の庭園地下で天空神ホルスを閉じ込めた器ウジャトを取り戻したマーク。彼は奪われた黄金の果実を取り戻すべく、ホルスの協力を得て革命家ロベスピエールと対峙する。だが、果実を手にしたロベスピエールはホルスを見ても動じず、その様子にマークたちは不穏な空気を感じていた。 1793年、パリ___。 マークとホルスは、ロベスピエールの軍勢に突進していく。だが、マークの目にはロベスピエールが左手に果実を握っているのが映った。 「やはり果実を......

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        • マークの大冒険 古代ローマ編 | もうひとつのローマ史 Chapter:Final Episode

          「これがお前が言っていた桜ってやつか」 カッシウスが呟いた。 「一度キミたちをここに連れてきてみたかったんだ。ウェスタに頼んで少しだけ時間をつくってもらった。どうだい、戦争がない平穏な世界は?武勲よりも大事なものがある。家族や友人と過ごす穏やかな時間は、武勲よりも気高い。そう、思わないかい?」 マークは桜吹雪の中、桜の木を見上げながらそう言った。淡い桃色の花びらを咲かす木々の背景には、澄んだ青空がどこまでも続いている。 「俺たちだって好き好んで戦っていたわけじゃない。

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          • マークの大冒険 フランス革命編 | もうひとつのフランス史 高潔な男の二つの顔

            1793年、パリ______。 コンコルド広場では、今日も断頭台で公開処刑が行われていた。処刑の様子を見ようと民衆が集まっている。家族の処刑に嘆く者たち、政敵の粛清に歓喜の声を上げる者たち、人々の熱気につられて何となくやってきた者たち。様々な思いを内に秘めた人々が、広場にひしめき合っていた。そんな群衆をかき分け、マークが一人の男の前に現れた。 「来たな、王党派のマーク。たった一人か?」 男は、嘲笑うような表情でマークを一瞥した。 「ロベスピエール」 マークは、目の前

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            マークの大冒険 フランス革命編 | もうひとつのフランス史 もう一人のシャンポリオン

            歴史には、もう一人のシャンポリオンがいた。 古代エジプト語の解読者シャンポリオンの影に隠れた、彼の兄ジャック=ジョゼフ・シャンポリオンとマークの物語_____。 フランス、1822年9月14日_____。 「ジョゼフ兄さん、ついに古代エジプト語を解読した!これでボクらは英雄になる!」 「本当か!?」 「ああ、これからまとめて論文を仕上げる」 「マークにも伝えてやりたかったな」 「彼には本当に世話になった。彼なくして、解読は成し得なかったかもしれない。古代エジプト

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            マークの大冒険 古代エジプト編 Episode:3 ホルスの顕現

            前回までのあらすじ 新発見したサッカラの墳墓から、天空神ホルスを封印した器を発見したマーク。だが、その結果、調査隊は盗掘の疑いでキャンプに拘束。マークたちは宿舎に閉じ込められることとなった。マークはこの事態に責任を感じ、ホルスの声に誘われて夜の遺跡に侵入したことをひどく後悔する。だが、その一方で自分だけが目にした遺跡の秘密を記憶がまだ鮮明なうちにノートに書き出しておくことにした。 満開のソメイヨシノによって桜吹雪に巻かれる学校。春の柔らかい日差しが暖かく、緩やかな風が心地好

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            アンティークコインの世界 〜大阪・造幣博物館の名品〜

            今回は、造幣博物館に展示されている貨幣を紹介していく。当館では日本の江戸・明治時代を中心とした稀少な貨幣を展示・収蔵する他、諸外国の貨幣も展示されており、大変充実した内容になっている。尚、館内の展示品は一部が撮影可能となっている。そのため、ありがたいことに貴重な画像サンプルを入手することができる上、こうして紹介することも叶った。 造幣局・造幣博物館正門 造幣博物館は、大阪造幣局に併設されている。大阪造幣局は、これまでに数多くの貨幣を発行してきたことで知られる。日本の貨幣はも

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            マークの大冒険 フランス革命編 | もうひとつのフランス史 ピラミッドの隠し部屋

            ナポレオンは軍を率い、エジプトに赴いた。島国である英国は、物資のスタミナに乏しかった。そこで、彼は英国が支配するエジプトを制圧することで補給ルートを断ち、敵国の疲弊を狙ったのである。また、この遠征はただの軍事遠征ではなく、151名の学者たちを伴った学術研究としての側面も持ち合わせた大遠征であった。当時、考古遺物や美術品に通ずることは、上流階級の間では一種のステータスとされていた。ナポレオンもそれに溢れず、自身のステータスの高さを示そうとしていたのである。 1798年、ギザ・

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            マークの大冒険 フランス革命編 | もうひとつのフランス史 王妃の暗号書簡

            ルイ16世とマリー-アントワネットのヴァレンヌ逃亡事件を発端としたパリ民衆の暴動。夫妻は民衆の圧力によってヴェルサイユからパリに強制転居されるに至った。結果、ヴェルサイユ宮殿は、ものけのからとなった。そんな中、宮殿の庭園をマークが一人歩いていた。彼は枯れた噴水の中に足を踏み入れていく。噴水の水出口には小さな窪みがあった。マークは、その窪みに印章指輪を差し込む。この印章指輪は、ルイ16世の死に際に受け取ったものだ。ルイ16世曰く、地下室にはブルボン家が隠し続けていた財宝があると

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            マークの大冒険 フランス革命編 | もうひとつのフランス史 ブルボン家の指輪

            空には入道雲が立ち込め、夏の訪れを感じさせるそんな日だった。頬をくすぐるぬるい風が街に走る。空には一羽の鷲が飛翔している。鷲の目下には大学の敷地が広がっている。緑の蔦が絡む赤煉瓦造りの校舎。校舎の外壁には巨大な時計が埋め込まれており、それがシンボルのように佇んでいる。そんな校舎の一室で、今日も歴史学の講義が行われていた。 「そう、だからナポレオンの功績によって、現在の古代エジプト史があるというわけだ。そして、ナポレオンの登場は、1789年に巻き起こったフランス革命に起因する

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            マークの大冒険 フランス革命編 | もうひとつのフランス史 ナポレオンとの共闘

            時は、1798年___。 フランスの軍人ナポレオンは英国を牽制するため、エジプトへの遠征を計画した。彼はその大遠征に数百名にも及ぶ学者集団を引き連れていった。 歴史・文化を高く評価していた彼は、戦争と同時にエジプトの歴史と文化ついての探究を試みたのである。こうして誕生したのが『エジプト誌』である。この書物はエジプト学に多大な影響を与えるものであり、現在でも一級品の資料として評価されている。 そんな中、ナポレオンによってエジプトの案内役を頼まれた冒険家マークは、彼らと共に

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            マークの大冒険 | 古代ローマ編 もうひとつのローマ史 Chapter:7

            前回までのあらすじ アムラシュリング・グラビティの力によってラーと対峙するマーク。彼は指輪の魔力でラーの降神媒体である片眼のアミュレットを破壊する。媒体の破壊によってラーの消失が期待されたが、それはウェスタがマークを欺くために仕掛けた芝居だった。ラーは降神で呼び出されたのではなく、最初からそこに存在しているだけだった。降神媒体を破壊すれば戦いも終結すると目論んでいたマークの期待は大きく外れ、彼は勝ち目のない負け戦をしていたことを悟った。だが、マークがそれに気付いた頃には時既

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            ビアトリクス ・ポターとピーターラビットに会いに行く

            ビアトリク・ポターとピーターラビットに会いに行く 『出版120周年 ピーターラビット展』世田谷美術館 今回は、世田谷美術館で現在開催されている『出版120周年 ピーターラビット展』の展示の中で特に印象に残った作品をピックアップして紹介していく。今年2022年3月26日から開始された本展は、2022年6月19日まで開催されている。 最寄りの用賀駅から世田谷美術館は、徒歩で15〜20分ほどのところにある。美術館までの道中には閑静な住宅街や新緑が美しい砧公園が広がっており、晴れ

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            マークの大冒険 | 古代ローマ編 もうひとつのローマ史 Chapter:6

            前回のあらすじ マークは大ピラミッドのトトの隠し部屋で見つけたアムラシュリング・グラビティの力を使い、ラーと対峙する。トトの隠し部屋には厳重な暗号がかけられており、これを見事突破したマークにラーは興味を持つ。そして、ラーは「こちら側に来い」とマークに命じる。だが、マークは「誰かの犠牲の上に成り立つ夢なら、そんな悪夢は見たくない」とラーの申し出を断り、再び激しい戦いが始まろうとしていた。 ▼前回のエピソード▼ マークの大冒険 古代ローマ編 | もうひとつのローマ史 Chap

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            マークの大冒険 古代ローマ編 | もうひとつのローマ史 Chapter:5

            前回のあらすじ ウェスタが降神した神々を次々に薙ぎ倒していくホルス。自信げにラーを挑発するホルスだったが、ラーとの戦いでは全く歯が立たたず一瞬にして戦闘不能状態に陥った。ラーによる攻撃でホルスが片手を負傷し、身動きが取れなくなる中、ウェスタは世界中の神々をローマに降神していく。絶対絶命のピンチだったが、マークはカッシウスとブルートゥスに「思い出せ!」と叫ぶ。ウェスタに消されていた降神の秘技。それを思い出せとマークは二人に強く呼び掛けた。二人はマークの発言に困惑するものの、デ

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            マークの大冒険 古代ローマ編 | もうひとつのローマ史 Chapter:4

            ホルスがバックスを薙ぎ払った後、間髪入れずに大剣を振るう男神が現れた。 「ウルカヌスだ!ホルス、気をつけろ。あの大剣を食らったら、ひとたまりもない」 「なら、刃が当たらないように近づかなければいい話!」 ホルスはそう言うと、日本刀を投げる構えを取った。彼の左眼が青白く光り始めた。そうしてホルスは、握っていた日本刀を思い切りウルカヌスに向けて放った。勢い良く飛んでいった日本刀がウルカヌスの心臓を一発で貫く。 「たいそうな剣を持っていたが、大したことないな。この剣はもらっ

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