ジム・ジャームッシュ

孤独な時代に―ジャームッシュの『ゴースト・ドッグ』

孤独な時代に―ジャームッシュの『ゴースト・ドッグ』

食べ物のありがたみをわかっていない子どもが食べ物をおもちゃにするのはよくあるだろう。たとえばパンを丸めて投げてあそぶようなことだ。一方で、食べ物がなくて餓死する人もいるわけで、仮にパンを丸めて蹴っている高校生のグループにホームレスの女の子が近づいてきて 「いらないんだったらそのパンくれませんか。おばあちゃんが栄養失調で死にかかっているんです」 と言われたらかれらはどう反応するだろうか。 「クセえな。あっちいけよ」といってパンを遠くに蹴ってしまうかもしれないが、食べ物を蹴

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感じる 

感じる 

昨日の夜、ジム・ジャームッシュ監督の“パターソン”という作品を観た。 パターソンの日常で小さな事が沢山起こってて。好きな場所があったり好きな詩があったり、好きだけじゃなかったり。(犬の事嫌いだって言ってみたり。でもゲージに入れておく事は嫌だったり) そうやって日々生活する中で細かく変化など読み取って感じて、拘りや好きを見つけていくことって大事だなあと思った。 気づかない内に淡々と過ごしてそういったものを忙しいを言い訳に見過ごして後回しにしちゃっていた。 今日はせっかくのお

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<『スウィート・シング』公開記念>アレクサンダー・ロックウェル監の代表作『イン・ザ・スープ』特別上映決定!
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<『スウィート・シング』公開記念>アレクサンダー・ロックウェル監の代表作『イン・ザ・スープ』特別上映決定!

アレクサンダー・ロックウェル監督最新作 『スウィート・シング』公開記念 米インディーズ史に残る愛すべき傑作『イン・ザ・スープ』 1週間限定の特別上映<10/29(金)~11/4(木)>が決定📢 『イン・ザ・スープ』(1992)や『フォー・ルームス』(1995)などで知られる米インディーズ映画のアイコン、アレクサンダー・ロックウェル監督。その25年ぶりの日本公開となる最新作『スウィート・シング』が、10月29日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテ、アップリ

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10/29公開『スウィート・シング』予告編🎥
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10/29公開『スウィート・シング』予告編🎥

『イン・ザ・スープ』のアレクサンダー・ロックウェル監督、25年ぶりの日本公開作『スウィート・シング』が10月29日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺他全国順次公開🎬予告編が公式サイトにアップされています! 監督の制作チームが作った海外版を、ほぼ生かした作り。近頃、日本ではあまり見ないタイプの予告編になりました! 予告編で流れるのは、60sアメリカのシンガー カレン・ダルトン の「Something On Your Mind」。不遇な

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平凡で愛おしい
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平凡で愛おしい

(※映画のネタバレを含みます) ジム・ジャームッシュの「パターソン」を観た。 若い頃は、やっぱりキューブリックやジム・ジャームッシュはいいよねぇなんて言いたかったのだけれど、正直、よくわからなかった。人生を折り返したくらいからは、そんなカッコつけも必要なくなったので観ることもなくなっていたのだけれど、今日あまりに暇だったので、某サブスクサイトで目に留まった「パターソン」を何気なく観てみた。すると、これが結構、いや、かなりグッと来たのだ。 若い男性の平凡な日常を描いたもの

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I Put a Spell on Umeko
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I Put a Spell on Umeko

Uuuuu spell, Uuuuu spell….. I put a spell on umeko (Uuuuu spell, Uuuuu spell) Because you’re mine (Uuuuu spell, Uuuuu spell) Stop the things you do (Uuuuu spell, Uuuuu spell) Watch out I ain’t lyin’, yeah I can’t stand (Uuuuu spell) No runn

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日常

日常

六 「チョコがいい!チョコだけがいい!」と娘。 「え!ミックスじゃなくていいの?大人になったねえ。わかった!チョコだけのやつね」とパパ。 七 「タッタンッ、タッタンッ」 自転車がマンホールを踏む。 八 「あっつ〜」 Tシャツの胸の部分に、つまんで扇いだ跡がついてる。 九 「風すらも味方してくれないぜ」 「たしかにな」 と話す2人の男子小学生。 十 「今日は半月だね〜」とお母さん。 「ほんとだ!あれは上弦の月だよね!」と息子。 「そうだね〜」

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骨の歴史 ジョン・ルーリー 回想録
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骨の歴史 ジョン・ルーリー 回想録

 まるでトリュフォーのデビュー作『大人は判ってくれない』のアントワーヌ・ドワネル(ジャン=ピエール・レオー)を見ている時のような気持ちにさせられる本だった。「アントワーヌ、それをやっちゃ絶対に良くないことが起こる」とハラハラしていると、案の定、最悪の事態になってしまうのだ。しかし、アントワーヌはまだ10代の子どもである。ここに描かれているのは、10代の時もあるが(まあ悪さばっかりしている)20代、30代、40代……と十分に大人であるはずのジョン・ルーリーなのだ。それなのに……

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#3 映画感想文「ストレンジャー・ザン・パラダイス」

#3 映画感想文「ストレンジャー・ザン・パラダイス」

こんにちは。 最近は、「過去に見た作品をもう一度考えてみる」をしています。 見たときの新鮮な感想から月日を経て、熟成された感想というのもやはり味わい深いものです。 外山滋比古の『思考の整理学』という本の中でも「発酵」や「カクテル」のようにアイデアも寝かせる、混ぜるということが大切なことのようです。 今回紹介する映画はジム・ジャームッシュ監督の「ストレンジャー・ザン・パラダイス」です。 この映画、私のオールタイムベストNO.2なんです。NO.1はいつか満を辞して紹介します。

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mystery train

mystery train

アメリカ カリフォルニア バークレーのランドリーでその日わたしとパートナーは洗濯中乾燥機をかけてる間2人で付近をぶらついた。 1989年から1990年にかけて約2ヶ月間 ロスアンゼルスからフロリダ、ニューメキシコそして1番の目的地ベイエリアへの旅は続いていた。 何故1番の目的地かと言うと お目当てのグレートフルデッドのニューイヤーズイブのLIVEチケットを手中に収めていたからだ。 まずはロスアンゼルスで彼らのLIVEを3日間見た時にLIVE会場前にできるデッドヘッズ達の店で

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