闘辞苑TOUJIEN

ボクシング批評&考察屋 専門誌『ボクシング・ビート』寄稿 WEBマガジン『THE BO…

闘辞苑TOUJIEN

ボクシング批評&考察屋 専門誌『ボクシング・ビート』寄稿 WEBマガジン『THE BOXERS』寄稿etc. 中日ドラゴンズファン ノボリスト(木内昇さん熱烈支持者)

マガジン

  • 暁視GYOSHI【ボクシング批評】

    ボクシングの試合についての独自の見解と批評。ただの感想文かもしれません。。。

  • 暁事GYOJI【日記】

    毎日、自分にあった出来事を極力記す“日記”です。

  • 暁務GYOMU~非て似なるもの~【エッセイ】

    読者の皆様からいただいた“お題”に基づくことや、書きたいと思ったことをただつらつらと綴るエッセイ風なものです。

  • 暁倖GYOKO【ボクシングコラム】

    日頃ボクシングについて感じたこと・考えたことをまとめたコラムです。

  • 暁援GYOEN~AB“CD”E「FIGHT!」【ドラゴンズ】

    中日ドラゴンズについて自分が書いた記事のまとめです。

最近の記事

【ボクシング】形的には大逆転勝利。だが、力石政法はその道筋を着々と進行させていた

☆3月22日(日本時間23日)/イタリア・ラツィオ州コッレフェッロ/パラツェット・ロンボリ WBCシルバー・スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦 ○力石 政法(29歳、LUSH緑=58.7㎏)WBC5位 ●マイケル・マグネッシ(29歳、イタリア=58.3㎏)チャンピオン、WBC6位 ※使用グローブ=GRANT黒・緑(力石)、GREENHILL緑・黒(マグネッシ) TKO12回2分34秒  ジャッジ三者のオープンスコア(公開採点)は4ラウンド終了時(36対40×2、37対

    • 【ボクシング】3・2『WHO'S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT』批評&考察

      ☆3月2日/東京・後楽園ホール 強打を決めるための伏線張りの大切さ ライトフライ級10回戦 ○高見 亨介(21歳、帝拳=48.8kg)IBF15位 ●堀川 謙一(43歳、三迫=48.8kg)OPBF10位、日本8位 ※使用グローブ=WINNING赤(高見)、WINNING青(堀川) TKO6回2分50秒  芯に響かせるような強打。高見の最大の武器は、どのブローでも効かせることのできるパンチ力だが、それを決めるための“伏線張り”が実に見事だった。  上を意識させるために

      • 【日記】2・27~3・4

         右鼻限定蓄膿症持ちとなって、もう、かれこれ6、7年になる。最初の1、2年はたいそう苦労したけれど、その後はすっかり“いい付き合い”。普段はなんとなく詰まってる感じと、時折たら~りと来る程度。疲れたり酒を吞んだりしたしたときは酷くなるものの、耐えられないほどではない。  痛いとまではいわないが、喉に違和感をおぼえた。痰が絡んでの咳が軽く出る。左鼻から大量の鼻水が出る。「右じゃない」。つまり風邪。久しぶりだ。  熱はない(毎日、バイト先で検温がある)が、毎晩見る夢が、熱でうな

        • 【ボクシング】3・1『WASSERMAN BOXING』批評&考察

          ☆3月1日(日本時間2日)/イギリス・シュロップシャー・テルフォード/テルフォード・インターナショナルセンター EBUスーパーウェルター級王座決定戦&WBA挑戦者決定戦12回戦 ○アバス・バラウ(29歳、ドイツ=69.82kg)WBA7位 ●サム・エギントン(30歳、イギリス=69.51kg)WBA15位 ※使用グローブ=REYES黒(バラウ)、RIVAL橙・白(エギントン) 判定2-0(114対114、117対111、117対112)  ドローとつけたジャッジ1名のスコ

        【ボクシング】形的には大逆転勝利。だが、力石政法はその道筋を着々と進行させていた

        マガジン

        • 暁視GYOSHI【ボクシング批評】
          24本
        • 暁事GYOJI【日記】
          200本
        • 暁務GYOMU~非て似なるもの~【エッセイ】
          38本
        • 暁倖GYOKO【ボクシングコラム】
          12本
        • 暁援GYOEN~AB“CD”E「FIGHT!」【ドラゴンズ】
          48本

        記事

          【ボクシング】2・28『PROBOX TV』(アメリカ・プラントシティ)3試合批評&考察

          ☆2月28日(日本時間29日)/アメリカ・フロリダ州プラントシティ/ホワイトサンズ・イベンツセンター マドゥエニョの“ゆったリズム”に合わせたポールド初黒星 WBAコンチネンタル・ノースアメリカ・ライト級王座決定戦10回戦 ○ミゲール・マドゥエニョ(25歳、メキシコ=61.19kg) ●ジャスティン・ポールド(29歳、アメリカ=61.19kg) ※使用グローブ=REYES黒(マドゥエニョ)、EVERLAST黒(ポールド) 判定2-1(95対94、94対95、97対92)

          【ボクシング】2・28『PROBOX TV』(アメリカ・プラントシティ)3試合批評&考察

          【ボクシング】2・24メキシコ・ナウカルパンの2試合批評+6試合寸評

          下半身の安定感の大切さ ☆2月24日(日本時間25日)/メキシコ・メキシコ州ナウカルパン/セントロ・デ・エスペクタクロス・サラウルバナ(サラウルバナ・エンターテインメント・センター) バンタム級10回戦 ○ホセ・アンドレス・テラン(24歳、メキシコ=53.16kg) ●ホルヘ・オロスコ(27歳、メキシコ=52.93kg) ※使用グローブ=REYES黒(テラン)、REYES赤(オロスコ) KO9回33秒  引いてカウンターを狙うオロスコに対し、テランは初回からしっかりとタメ

          【ボクシング】2・24メキシコ・ナウカルパンの2試合批評+6試合寸評

          【ボクシング】2・24アメリカ・オーランドの5試合批評&考察

          ベルランガ圧巻のフィニッシュも、序盤の使い方は疑問 ☆2月24日(日本時間25日)/アメリカ・フロリダ州オーランド/カリブ・ロイヤル・オーランド NABOスーパーミドル級タイトルマッチ&WBA挑戦者決定戦12回戦 ○エドガー・ベルランガ(26歳、アメリカ=76.15㎏)チャンピオン、WBA8位 ●パドレイグ・マックローリー(35歳、アイルランド=76.15㎏)WBA3位 ※使用グローブ=SABAS白(ベルランガ)、GRANT白・緑(マックローリー) TKO6回2分44秒

          【ボクシング】2・24アメリカ・オーランドの5試合批評&考察

          【ボクシング】2・24イギリス・リヴァプールのフライ級王座統一戦批評&考察

          ☆2月24日(日本時間25日)/イギリス・マージーサイド州リヴァプール/オリンピア 欧州(EBU)・英連邦(CBC)・英国(BBBofC)フライ級王座統一戦12回戦 ○ジェイ・ハリス(33歳、イギリス)英国チャンピオン ●コナー・バトラー(26歳、イギリス)欧州&英連邦チャンピオン ※使用グローブ=empire白・赤(ハリス)、empire白(バトラー) 判定3-0(116対112、116対112、116対113)  東京五輪にも出場し、井上尚弥(大橋)対ポール・バトラー(

          【ボクシング】2・24イギリス・リヴァプールのフライ級王座統一戦批評&考察

          【日記】2・16~2・26

           先々週からのこの1週間あまりは、本当にいろいろなことがあって、どれもこれもそのこと自体を事細かく書いておきたかったが、とてもそんな余裕がないので、自分自身のための振り返りとして簡素に書き留めておこう。 2月16日~18日  早朝バイトを終え、ダッシュで帰宅して準備をし、新幹線に飛び乗った。久しぶりっつか、人生で2度目?くらいの「食道楽」の旅だ。目的地は広島、そして久留米。『本格炭火焼肉 あかつき~暁~』(広島市東区)と『らーめん八』(福岡県久留米市)だ。 『あかつき』は

          【日記】2・16~2・26

          【ボクシング】2・20アメリカ・デトロイトのUSBAタイトルマッチ2試合批評&考察

          止めてタメて打つ。ホームズ会心のKO勝利 ☆2月20日(日本時間21日)/アメリカ・ミシガン州デトロイト/ウェインステート・フィールドハウス USBAスーパーウェルター級タイトルマッチ10回戦 ○アードレアル・ホームズ・ジュニア(29歳、アメリカ=69.55㎏)チャンピオン ●マーロン・ハリントン(31歳、アメリカ=69.82㎏) ※使用グローブ=REYES赤(ホームズ、ハリントン) TKO2回1分25秒  BoxRecによれば、ハリントンはオーソドックスとなっているが、

          【ボクシング】2・20アメリカ・デトロイトのUSBAタイトルマッチ2試合批評&考察

          【ボクシング】2・16ニューヨークの4試合を批評&考察

          フォスター薄氷の勝利。6Rに打ち込んだ楔がポイントと見た ☆2月16日(日本時間17日)/アメリカ・ニューヨーク州ニューヨーク/マディソンスクエアガーデン・シアター WBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦 ○オシャキー・フォスター(30歳、アメリカ=59.02㎏)チャンピオン ●エイブラハム・ノバ(30歳、アメリカ/プエルトリコ=58.56㎏)12位 ※使用グローブ=RIVAL白(フォスター)、RIVAL白・桃(ノバ) 判定2-1(115対112、113対114

          【ボクシング】2・16ニューヨークの4試合を批評&考察

          【ボクシング】2・24両国国技館のトリプル世界戦+1批評&考察

          打たせず打つ打ち合い。井上拓真は最強アンカハスを引きずり込んで制した☆2月24日/東京・両国国技館 WBA世界バンタム級タイトルマッチ12回戦 ○井上拓真(28歳、大橋=53.4kg)チャンピオン ●ジェルウィン・アンカハス(32歳、フィリピン=53.4kg)9位 ※使用グローブ=WINNING黒(井上)、HAYABUSA赤・青(アンカハス) KO9回44秒  一見すると、一進一退の攻防、打ち合いに映るかもしれない。だが、アンカハスが序盤からかなりのストレスを抱え、苦し紛れ

          【ボクシング】2・24両国国技館のトリプル世界戦+1批評&考察

          【ボクシング】2・22後楽園ホールのトリプルタイトル戦+1試合批評&考察

          永田が“ボクサーズ・ハイ”で井上を返り打つ2月22日/東京・後楽園ホール OPBF東洋太平洋ーWBOアジアパシフィック・スーパーライト級王座統一戦12回戦 ○永田 大士(34歳、三迫=63.4kg)OPBFチャンピオン ●井上 浩樹(31歳、大橋=63.4kg)WBO・APチャンピオン 判定2-0(114対114、115対113、116対112)  2020年7月に受けた屈辱。そのリベンジに燃える井上の気迫は、リング登場時の表情や立ち振る舞いからすでに伝わっていた。振り抜く

          【ボクシング】2・22後楽園ホールのトリプルタイトル戦+1試合批評&考察

          【ボクシング】2・16アメリカ・プラントシティの4試合を批評&考察

          “もうひとりの”カルデナスも世界ランカー対決に快勝☆2月16日(日本時間17日)/アメリカ・フロリダ州プラントシティ/ホワイトサンズ・イベンツセンター WBCフェカルボックス・スーパーバンタム級王座決定戦10回戦 ○ラモン・カルデナス(28歳、アメリカ=55.3㎏)WBC21位 ●イスラエル・ピカソ(25歳、メキシコ=55.1㎏)WBC16位 ※使用グローブ=EVERLAST赤(カルデナス)、RIVAL白(ピカソ) TKO6回終了  WBAランクではピカソが4位、カルデナス

          【ボクシング】2・16アメリカ・プラントシティの4試合を批評&考察

          【ボクシング】2・16メキシコ・オアハカの3試合批評&考察

          戦略を忠実に遂行したノンティンガがお見事リベンジ☆2月16日(日本時間17日)/メキシコ・オアハカ州オアハカ/アウディトリオ・ゲラゲッツァ IBF世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦 ○シベナティ・ノンティンガ(25歳、南アフリカ=49.0㎏) ●アドリアン・クリエル(25歳、メキシコ=48.8㎏)チャンピオン ※使用グローブ=REYES赤(クリエル)、REYES青(ノンティンガ) TKO10回44秒  フットワークで距離を作り、速さで凌駕する──。クリエルを格下とみな

          【ボクシング】2・16メキシコ・オアハカの3試合批評&考察

          【ボクシング】2・16後楽園ホールの3試合を批評&考察

          相手を観察して変化。坂の生き残り術◇2月16日/東京・後楽園ホール OPBF東洋太平洋スーパーフェザー級王座決定戦12回戦 坂  晃典(32歳、仲里=58.9kg)5位 鯉渕  健(27歳、横浜光=58.9kg)6位 TKO5回44秒  予想どおり、鯉渕がワイルドさと勢いにまかせて坂を一気に凌駕しようとした。鯉渕の右スイングは軌道が読みづらく、坂はこれを貰うと明白なダメージを窺わせる足取りに。だが、折々で鯉渕が見せたチャンスを、坂はその都度しっかりと潰していく。最大の窮地に

          【ボクシング】2・16後楽園ホールの3試合を批評&考察