ナカザワアヤミ

人から聞いた言葉で世界地図を広げ続けたい。着物とアートとインタビューが好き。「無名人イ…

ナカザワアヤミ

人から聞いた言葉で世界地図を広げ続けたい。着物とアートとインタビューが好き。「無名人インタビュー」インタビュアー。着物を着る人を見つめるインタビュー企画「マトウモノ図鑑」主催。

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  • ナカザワのインタビューまとめ

    インタビューが好きな方はこちらから

  • 【インタビュー企画】マトウモノ図鑑

    着物を着る人々にただただインタビューした企画、マトウモノ図鑑

記事一覧

絶景と観光地の刹那を感じる旅in新潟

もうずいぶん経っちゃったんだけど、5月の思い出話を。 ゴールデンウイーク、実家(新潟県)に帰省中、会う約束をしていた友人から素敵なメッセージが届いた。 と、いう…

シュールと即身仏を巡る旅in新潟

「即身仏を見にいきませんか?」ゴールデンウイーク、実家(新潟県)に帰省中のナカザワのもとに便りが届いた。 帰省中に会う約束をしていた友人からの連絡だった。その日…

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こちらの記事が、noteアート公式マガジンに入りました🙌
https://note.com/hana_k/n/n5534a7a4db60

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デ・キリコ展でちくわぶに夢中になった話

上野にある東京都美術館で開催されているデ・キリコ展に行ってきた。 絵だけだと思っていたら、彫像も展示されていた。デ・キリコにも絵画でよく描いたモチーフを立体化す…

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海士町は生きることのテーマパーク

海士町にないものはない。だって、生きることの全てがここにあるから。 2024年2月末、無名人インタビューチームで島根県隠岐郡海士町を訪れた。 オフシーズンで観光地はほ…

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インタビューの上にも三年

無名人インタビューにインタビュアーとして参加してから、ちょうど3年が経ちました。 無名人インタビューに愛を込めて 無名人インタビューは、参加希望者の話を(無料で)…

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【インタビュー】「かわいい」を身にまとい、「好きなこと」で生きる着付け師の物語

ゆるがない自分を持て余す人、そして、自分の好きを見失いそうな人に。 着物を通して、かわいい「今」を楽しむ生き方をお届けします。 着付け師として着付け教室や出張着付…

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【インタビュー】着物の敷居を低くする 装飾する写真家の物語

着物を着て歩く場所と聞いて、思い描くのはどんな場所ですか? 成人式、卒業式、結婚式… 着物は多くの人にとってハレの場のもの。特別な1日のために着るもの。 自分を彩る…

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【インタビュー企画】マトウモノ図鑑 刊行

布をはぎ取れば、誰だって裸だ。 でも、服を着るのは「裸にならないため」だけじゃない。 人間は着衣の歴史の中で布を纏うようになった。 「纏う」とは、身に着けること、…

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鏡合わせの女達が教えてくれたこと

あなたは、右利きですか?それとも、左利きですか? 左利きの割合は全人口の10%程度とよく言われるので、左利きは少数派、右利きが多数派。 私は右利きなので特になんの苦…

【インタビュー集】地域で生きる人生ってどうなの?

たびたび話題になる地域活性化。 無名人インタビューでお話を伺った方の中で、地域に関わっている生き方について話していただいた記事をまとめました。 (他にもあったら随…

2023年の私からのごあいさつ

2022年もありがとうございました。 2022年は、無名人インタビュアー2年目となり、 転職しようかと思ったけどやっぱりやめて、 着物の友達が増え、 インタビューきっかけで…

人口300人の島の暮らしにときめくインタビュー

田舎は給食当番がすぐ回ってくる。 同級生は14人しかいない。給食当番は7人ずつ。だから私は隔週給食当番だった。 アイロンがけをしながら、隔週給食当番の白衣にアイロン…

異なるものを感じるとき

琉球展を見に行った。 着物好きとしては琉球の衣装目当てだったけれど、 結論、沖縄は、琉球は、いわゆる日本史とは異なる歴史を持っていて、まごうことなき異文化だった。…

地方創生はエゴまみれでいい

社会問題尽きぬ社会に生きて、身のまわりには問題がありすぎる。 あれもこれも解決しないと生きづらいけれど、その中で何かひとつでも問題解決に向けて生きるためには、結…

無名人インタビュー参加者募集【改】

有名人だから面白いんじゃない。人は誰でも素晴らしく面白い。 本当にそうでしょうか? 私は残念ながら全ての人間と話したことがあるわけではないので検証はできませんが、…

絶景と観光地の刹那を感じる旅in新潟

絶景と観光地の刹那を感じる旅in新潟

もうずいぶん経っちゃったんだけど、5月の思い出話を。

ゴールデンウイーク、実家(新潟県)に帰省中、会う約束をしていた友人から素敵なメッセージが届いた。

と、いうわけで、西生寺と弥彦パノラマタワーを巡る旅に出かけた。

即身仏編はこちら↓

空と海との間には弥彦パノラマタワーは、弥彦山の山頂にある「日本最古の現存する回転昇降式展望塔」。

約100メートルの高さの塔が山頂にあるため、頂上はスカイ

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シュールと即身仏を巡る旅in新潟

シュールと即身仏を巡る旅in新潟

「即身仏を見にいきませんか?」ゴールデンウイーク、実家(新潟県)に帰省中のナカザワのもとに便りが届いた。

帰省中に会う約束をしていた友人からの連絡だった。その日、ナカザワ家ではちょうど即身仏の話をしていたところで、偶然にも完璧なタイミング。

穴にこもって読経し、食べ物、飲み物を徐々に減らしていくことでゆるやかに死を迎えにいく、そんな究極の修行を終えた人の姿。即身仏は日本全体で20体前後現存する

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こちらの記事が、noteアート公式マガジンに入りました🙌
https://note.com/hana_k/n/n5534a7a4db60

デ・キリコ展でちくわぶに夢中になった話

デ・キリコ展でちくわぶに夢中になった話

上野にある東京都美術館で開催されているデ・キリコ展に行ってきた。

絵だけだと思っていたら、彫像も展示されていた。デ・キリコにも絵画でよく描いたモチーフを立体化する挑戦をしていた時期があったらしい。

マネキンの顔がついた甲冑の人、
脛に三角定規が刺さってる人、
肩甲骨から三角定規が生えている人など、
「ま、平面絵画だし、このあり得ない感じがいいよね」と大人ぶって丸め込みたくなるあれやこれやが立体

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海士町は生きることのテーマパーク

海士町は生きることのテーマパーク

海士町にないものはない。だって、生きることの全てがここにあるから。

2024年2月末、無名人インタビューチームで島根県隠岐郡海士町を訪れた。
オフシーズンで観光地はほぼ全て閉まっていたけれど、間違いなく最高の旅だった。

無名人インタビュー×海士町ただただご縁としか言えないけれど、たまたま海士町の方に「無名人インタビュー」を見つけていただいた。インタビューを終えた後、「いつか海士町いてみたかった

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インタビューの上にも三年

インタビューの上にも三年

無名人インタビューにインタビュアーとして参加してから、ちょうど3年が経ちました。

無名人インタビューに愛を込めて
無名人インタビューは、参加希望者の話を(無料で) 1時間聞いて、記事にすることをひたすら続けています。参加資格は、1時間話をしてくれること。

有名人だから面白いんじゃない。人は誰でも素晴らしく面白い。

その言葉に惹かれ、100人目の参加者としてインタビューを受けたことをきっかけに

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【インタビュー】「かわいい」を身にまとい、「好きなこと」で生きる着付け師の物語

【インタビュー】「かわいい」を身にまとい、「好きなこと」で生きる着付け師の物語

ゆるがない自分を持て余す人、そして、自分の好きを見失いそうな人に。
着物を通して、かわいい「今」を楽しむ生き方をお届けします。
着付け師として着付け教室や出張着付けをしながら、カメラマンであり、実は占い師でもあるりっぷるさん。好きなこと、やりたいことに囲まれて生きることを選ぶカギとなったのが、「着物」でした。

これを読んだらりっぷるさんみたいになれる、というわけではありませんが、その生き方と着物

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【インタビュー】着物の敷居を低くする 装飾する写真家の物語

【インタビュー】着物の敷居を低くする 装飾する写真家の物語

着物を着て歩く場所と聞いて、思い描くのはどんな場所ですか?
成人式、卒業式、結婚式…
着物は多くの人にとってハレの場のもの。特別な1日のために着るもの。
自分を彩るもの、ファッションの選択肢の一つとしての着物には、触れたことがない人も多いのではないでしょうか。

長野県で着物を切り口に活動するクリエイターであり、“ゴスロリカメラレディ”を名乗る有阪Hellcatさんに、衣服としての着物の楽しみ方を

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【インタビュー企画】マトウモノ図鑑 刊行

【インタビュー企画】マトウモノ図鑑 刊行

布をはぎ取れば、誰だって裸だ。
でも、服を着るのは「裸にならないため」だけじゃない。

人間は着衣の歴史の中で布を纏うようになった。
「纏う」とは、身に着けること、絡みつくこと、巻き付けて着ること。

何を纏うかは社会的な意味を持つようになり、私たちの生き方にまとわりつく。
纏うものは、ときに人生を彩り、ときに足枷となる。そして、からだとこころを守り、自分を縁取るものにもなる。

私は、2年前から

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鏡合わせの女達が教えてくれたこと

鏡合わせの女達が教えてくれたこと

あなたは、右利きですか?それとも、左利きですか?

左利きの割合は全人口の10%程度とよく言われるので、左利きは少数派、右利きが多数派。
私は右利きなので特になんの苦労もなく、箸も鉛筆もハサミも右手を使っている。

右利きが多数を占める世界だということを気に留めることもなく、生きてきた。

そういうことに気づかせてくれた、親愛なる友人たちへ。

少数派が少数派ではなくなる瞬間
大学時代は友人3人と

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【インタビュー集】地域で生きる人生ってどうなの?

【インタビュー集】地域で生きる人生ってどうなの?

たびたび話題になる地域活性化。
無名人インタビューでお話を伺った方の中で、地域に関わっている生き方について話していただいた記事をまとめました。
(他にもあったら随時追加するので教えて下さい)

地域をめぐるリアルな言葉たちが、多くの方に届きますように。

無名人インタビュー×地域Rural Labo共同代表 小菅勇太郎さん

地域活性化を目指す団体Rural Laboを立ち上げ、現在は共同代表の小

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2023年の私からのごあいさつ

2023年の私からのごあいさつ

2022年もありがとうございました。

2022年は、無名人インタビュアー2年目となり、
転職しようかと思ったけどやっぱりやめて、
着物の友達が増え、
インタビューきっかけで地域活性化にかかわる活動をしているいろんな人に会わせていただき、
自分でもいろいろなコミュニティに顔を出し、
ついでに推し活にもはげみ、
好き勝手行動した年でした。

よく考えたら2021年の終わりにも同じようなことを言ってい

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人口300人の島の暮らしにときめくインタビュー

人口300人の島の暮らしにときめくインタビュー

田舎は給食当番がすぐ回ってくる。
同級生は14人しかいない。給食当番は7人ずつ。だから私は隔週給食当番だった。
アイロンがけをしながら、隔週給食当番の白衣にアイロンをかけていた母を思い出した。

給食当番なんて、その時確かにそこに存在していないとわからない、外からは知る由もないような話。

人口300人の島で育った方にインタビューをさせてもらって、まさにそういう生きた言葉に出会えてうれしくなったの

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異なるものを感じるとき

異なるものを感じるとき

琉球展を見に行った。
着物好きとしては琉球の衣装目当てだったけれど、
結論、沖縄は、琉球は、いわゆる日本史とは異なる歴史を持っていて、まごうことなき異文化だった。

もちろん義務教育で習うようなことだけど、知っているかどうかではなく、感じたことがあるかどうか、という問題。

沖縄復帰から50年。
「復帰」の意味を考え込んでしまう。
独立した国家として発展してきた歴史は、沖縄県、そして琉球王国のもち

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地方創生はエゴまみれでいい

地方創生はエゴまみれでいい

社会問題尽きぬ社会に生きて、身のまわりには問題がありすぎる。

あれもこれも解決しないと生きづらいけれど、その中で何かひとつでも問題解決に向けて生きるためには、結局、「この問題を解決することが自分の利益」っていうものを見つけないといけない。
というか、そうした方が生きやすいんじゃないかと思った最近の話。

地域活性化コミュニティ×無名人インタビュー端的に言えば宣伝でございます。
ちょっとしたご縁か

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無名人インタビュー参加者募集【改】

無名人インタビュー参加者募集【改】

有名人だから面白いんじゃない。人は誰でも素晴らしく面白い。
本当にそうでしょうか?
私は残念ながら全ての人間と話したことがあるわけではないので検証はできませんが、私がこれまで無名人インタビューを通して出会った人は皆、例外なく面白かったです。

ごあいさつと、変わっていないことさて、私が無名人インタビューに参加してからもう1年が経過しました。
その間、公開出来なかった人を含めて10人ほどの無名人のお

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