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思うこと

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考えてみたこと、思うこと。
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#エッセイ

感謝してるね、を、あの手この手で、手を替え品を替え。

感謝してるね、を、あの手この手で、手を替え品を替え。

 いつも同じようなことばかり言ってしまうので、なにかこう、もっといい表現とか絶妙なタイミングとかそういうのがないかなって考えている。
 曲がりなりにも作詞家なので、そういうことが仕事だったりもするのだけど、しかしまあ、折に触れて呆れるほど出てくる気持ちの真ん中はいつも同じ、「ありがとう」の5文字で済んでしまうようなことで、ほんと「ありがとう詐欺師」だよなあと、ふと振り返って笑ってしまった(そういえ

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ほんとうにすごいのは、人への熱量と愛を表現できる人

ほんとうにすごいのは、人への熱量と愛を表現できる人

 いつもいつも、かっこつけていろいろ書いてますが、なんだかんだ言っても人に見てもらえると舞い上がるし、褒められると嫌なことのひとつやふたつ帳消しになるし、あまりに嬉しい言葉で賞賛されるとニヤニヤが止まらないくらいには、単純です。

 いや、単純なんだけど、ほんとそういうもので、そういうことを素直に喜んでだれかに還元できる自分でいたい。むしろ積極的に単純回帰したい。
 今日はそう思わせてくれるような

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消費する快感

消費する快感

 依存症体質である。いやほんとそう思う。
 薬物やある種の偏執的な犯罪に手を出す人のニュースが他人事ではない。
 依存症=意志が弱いというわけではない、というのが最近の通説のようだけど、それにしたって自分は意志が弱い。

 一度始めてしまったことは意味がないと知りつつもコンプリートしないと気が済まないところがあって、そういえばnote毎日更新も、いざやめようとしてもやめられない、みたいなところがあ

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回遊魚

回遊魚

 むかし、カツオだかマグロだか、そんな魚に喩えられたことがあったことを、そういえば急に思い出した。
 泳ぎ続けていなければ死んでしまう魚の話だ。

 それはもうずいぶん昔のことのような気がする。私は立ち止まったら死ぬ、ほんとうにそう思っていた。それは、頼る人も帰る場所もなくて、どんなにブラックでも当時の仕事にしがみついていないと生き延びていけないという経済的な逃げ場のなさのことでもあったし、また同

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弟と話していたのは

 実は、娘ちゃんのことでも互いの近況報告でもなく、もっと厄介な事案についてだった。

 欲が絡むと、人ってこんなに変わるのね。いや変わるわけじゃない。最初からそういう人なんだろうけど、繕うことをやめるよね、って驚いている。
 姉弟で、やっかいな家庭のいざこざに巻き込まれている。

「なんでこう、マトモに話もできない人ばかりなのかね、あの家は」
「ほんまになあ」
 なんだか、呆れて笑いあってしまう。

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弟

 弟は血をわけた人間の中でもっとも信頼のおけるやつだ。

 信頼、というと違うのかもしれない。もっと言語化しがたい、自分と近しい存在としての信。性格も性質もちがうのに、なぜだか一番似ている気がする。魂の質感みたいなものが似ている。理屈抜きにそんな感じがする。

 兄弟姉妹とよばれる関係性が、必ずしもそのような通じ方をしているわけではないだろうし、どちらかというと、(まわりを見るに)めずらしいくらい

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所信表明 〜私にとって、noteとはこういう場所〜

所信表明 〜私にとって、noteとはこういう場所〜

 noteをはじめて約三ヶ月、そして先日、連続更新30日をとりあえず達成することが出来ました。
 ありがとうございます!

 ここまでいろいろ試しつつ模索して、とりわけ「続けること」の大変さがnoteの場合は本当になくて、そこにはやさりnoteというプラットフォームの間口の広さや自由さ、やわらかさ、それでいてモチベーションにつながるような楽しみもあっての事だと思います。
 つまり、この節目でまず感

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だいたいのことは、良いようにも悪いようにも取れる

だいたいのことは、良いようにも悪いようにも取れる

 あっうん偉そうだね。意識高そうだね綺麗事っぽいね!!!
 自分でも字面を見てそう思った。
 しかし、ときにはそんなありきたりな、ありふれた、使い古された、あざといことを再確認してしまったりするものなのだ。
 仕方ない。世界は普遍で出来ている。
(関係ないけど、「ありきたり」が「在り来り」と変換されるのを見て始めて「これ古文だったのか」と気づいた)

 そして、せめてうまい例えを出そうと考えてまた

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AIと人間のはなし

AIと人間のはなし

「AIが人間に取って代わることはあると思う?」
「ないと思う、なぜなら、私はAIとは結婚できないもの」
 昨日とあるニュース番組を見ながら、おうちの人に訊かれた時、咄嗟にそう答えたのにはちゃんと根拠がある。
「えー、そういう話?」
 おうちの人、心なしかつまらなさそうな反応である。そういや、「ショートサーキット」とか大好きだもんな。ロボットが感情を持って人と交流するハートフルな映画。うんうん。私も

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わたしの情熱とあなたの才能を掛け合わせて。/たくさんたくさん話した日なので、今日は短いです。

わたしの情熱とあなたの才能を掛け合わせて。/たくさんたくさん話した日なので、今日は短いです。

歌うように喋った日には、喋った言葉の余韻や、すり抜けていった言葉が部屋の隅に漂っているのを眺めながら、そのくるくると舞う思いを確かめます。目を閉じて。

いつになく、外に心が向いているのかもしれません。

励ましたいです。そう思います。
自分をダメだと思ってしまう人や、自分に自信がなくてうまくアピールできない人や、自分の心を持て余してしまう人や。

私が直接手助けできることもあるのだろうけど、そう

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自分軸を、しかも、ひとつじゃなく。

自分軸を、しかも、ひとつじゃなく。

滅法疑り深い性分なので、大体の関係性には「if」の予防線を張り安全ネットをめぐらし機動隊を配備している。

エピソードとしては惜しげもなくペラペラと話すが、私は私の「いま」を掴ませることを相手に開示することはほとんどないといってよい。

話すのは基本的には、過去のこと。過去になった物語についてだ。

イニシアチブはどこまでも自分で取りたいという思いが強いので、大抵のことにはなにかしらのクッションを

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どうしてこんなに気楽なんだろう。

どうしてこんなに気楽なんだろう。

顔を知らない者同士だからなのか。
文章を見せ合う前提の者同士だからなのか。
互いにそれ以上踏み込んでくることもないからか。

んああ、なんか疲れとるんやろうか。
それとも私のバイアスが強いのか。

あざとい文章がきらいだ。
文の好みは音楽よりもハッキリしてる。
ドヤってない文章なんて探すのも難しいのかもしれないけど(私も含め)、少なくとも好きなものばかり並べさせてもらっている、私のタイムライン。

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たくさん読みたい、たくさん書きたい、だから。私のスタンス

たくさん読みたい、たくさん書きたい、だから。私のスタンス

こんにちは、haLunaです。

noteをはじめてすこし経った。

進水式的な気持ちもなしにもんやり始めたのだけど、思いがけず見ず知らずの方が読んでいってくださっている気配が見えて、なかなかのモチベーションにつながっている。なんでもっと早くに始めなかったんだろう。

というわけで、今日は唐突に、noteとの関わり方を改めて考えてみたのでシェアしてみる。

フォロワー獲得のためにフォローするという

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ジブン語と再現性

ジブン語と再現性

唐突に思ったこと。というか繋がったこと。

診断名がつくということにも、
はたまた作詞したものが共感を得ることも、
ツイートがバズることも、
再現性があることが重要なんだと思った。

症状と「再現性」私が何がしかの不調に困っていて病院の門戸を叩き、そこで状態を説明するとき。
もしも前例にない症状だったら、それには名前がつかない。定義がないから。すると、その病気や症状は「ない」ことになってしまう。

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