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【読書記録13】愛すべきヘンテコSF群像劇! 森見登美彦・著『四畳半タイムマシンブルース』(角川文庫)
今回紹介する本は、森見登美彦・著『四畳半タイムマシンブルース』(角川文庫)である。
著者の森見登美彦は唯一無二の人である。難解で上級な語彙が多用される硬派な文章ながらも耳心地の良いリズミカルな文体で、京都を舞台とした数多くの作品を世に送ってきた作家である。原作の幾つかはアニメ化もされ、アニメから森見登美彦を知った人も少なくない。
そんな森見登美彦の代表作の一つに『四畳半神話大系』(角川文庫
【翻訳】ロマン・アブラモビッチ氏の戦争犠牲者のための基金は、ウクライナ人だけに送られるのではない
今回は、ガーディアン紙の記事の翻訳です。
ジェイコブ・スタインバーグ氏による2022年3月3日付の記事『Roman Abramovich’s funds for war victims will not only go to Ukrainians』を訳しました。
記事の後に要約を付しました。次の行より、記事の全訳です。
ロマン・アブラモビッチ氏の戦争犠牲者のための基金は、ウクライナ人だ
【翻訳】ロマン帝国:アブラモビッチの破滅の種は最初からあったのか
今回は、2022年3月3日付けのガーディアン紙の記事の翻訳です。イギリスのジャーナリストのデビッド・コン氏による記事『Roman’s empire: how the seeds of Abramovich’s demise were there all along』です。
もちろん、記事のタイトルの「Roman’s empire」はローマ帝国とロマン・アブラモビッチのファーストネームを掛けてい
データで見る「PSG vs Real Madrid 1st Leg」
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今回は、21-22シーズンのCL Round 16屈指の好カードである「PSG vs Real Madrid」の1st Legをデータで振り返ります。なお、この記事を書くにあたって、「WOWOWサッカーアリーナ」のデータを参照しました。
私はレアル・マドリードのファンですので、本記事はマドリー視点のものとなっています。ご了承ください。
PSG vs Rea
【読書記録11】それは突然に、なんの前触れもなく。
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
今回紹介する本は、村上春樹著『女のいない男たち』(文春文庫)です。
2021年公開の映画「ドライブ・マイ・カー」は、本書『女のいない男たち』の村上春樹による同名の短編小説を基に、濱口竜介が共同執筆・監督したものです。
本映画は、第74回カンヌ映画祭で脚本賞受賞ほか全四冠に輝いています。
『女のいない男たち』(文春文庫) 本書『女のいない男たち』(文
【マッチレビュー】ベティスVSレアル・マドリード
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
ラ・リーガ第3節のベティス戦。ベニート・ビジャマリンでのアウェーゲームです。ベティスは今シーズン、EL(ヨーロッパリーグ)に出場し、古橋選手のいるセルティックとも対戦します。ペジェグリーニ体制2年目で、一筋縄ではいかない相手です。
私はマドリディスタなので、今回もマドリー目線でマッチレビューを行います。また、戦術に関しては勉強中なので、戦術に関心のある人
三島由紀夫と学生たちの教養主義
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
先日、『三島由紀夫vs東大全共闘〜50年目の真実〜』を観ました。現在、AmazonPrimeVideoで無料配信中なので、私もそれで観ました。
感想としては、すごく偉そうに聞こえるかもしれませんが、それなりに楽しめました。三島由紀夫と東大全共闘との討論の映像は、細切れで見たことはあったのですが、これだけの尺の映像は見たことがなかったので貴重でした。