神保町のワインバーでの出来事。いつも通り本を読みながらお酒を飲んでいたら、隣の方から「今時ハードカバーを読んでいて偉い!」と褒められる。 だが内心「森見登美彦さんの『ペンギンハイウェイ』だから全然偉くは…」と、教訓のない物語を読んでいるのだと、なぜか申し訳なくなる自称読書家なり。
知り合いから「最近読み終えた本は?」と聞かれた時のこと。万城目学の「八月の御所グラウンド」と答えたら、あぁ確かに、どことなく川口は万城目学や森見登美彦作品の登場人物っぽい空気感があるよねと返された。 ……そんなに私は阿呆な男に見えるだろうか。人生3周目とも言われるし。
森見登美彦さん「シャーロック・ホームズの凱旋」読了。なんという恐ろしい作品か!完成したジグソーパズルをバラバラにして別の抽象画に組み上げる。そんなことができるのか。文学にはまだ未発見の魔力が眠っているのかもしれない。直木賞へ激奨!
おはようございます! 「本を読んでいる姿が魅力的なのは、その本に惚れ込んでいるからに違いない。恋する乙女は美しいという」~森見登美彦【夜は短し歩けよ乙女】より。 作家の想像の翼にいつまでも乗りたいと思う時、本に恋している。 5月31日誕生花:カラー 花言葉…乙女のしとやかさ/清浄