立花 実果

文章の読み書きが好きです。イラスト描くのも好きです。Kindle本を出版することが目標…

立花 実果

文章の読み書きが好きです。イラスト描くのも好きです。Kindle本を出版することが目標です。

マガジン

最近の記事

ほのぼのアニメ『ふらいんぐうぃっち』の魅力について語ってみる。

最近暑いせいか、エアコンの効いたフローリングの床で、だらんと伸びていることが多い。外はサウナのようにむあっと暑い。でもエアコンを効かせすぎると、身体が重くなる気がする。温度差のギャップにもやられる。 気温を理由に怠け者に拍車がかかっていた私は、ここのところ家事の休憩中(サボり中)にアニメをちびちびと観ていた。YouTubeで期間限定で視聴できる『ふらいんぐうぃっち』というアニメ。最初はたぶん観きれないだろうと思っていた。なんせ12話分、4時間半以上ある。2倍速で観るとはいえ、

    • 読書記録⑫『かさなりあう人へ』白石一文著

      白石一文さんの著書は、過去に何冊が読んだことがあった。内容はほとんど覚えていない。でも長編向きな作家さんだなぁと思ったことは覚えている。推理小説でもないのに、点と点が繋がって一本の線になっていくさまをきれいに見せてくれるから。例えるなら彫刻のような感じ。徐々にその人の生き方、運命が浮き彫りになっていく丁寧な物語の描き方。 本は読み終わって数日もすれば内容を忘れてしまいがちだけど、著者それぞれの世界観は残る。その余韻が癖になって、また同じ著者の本を手に取ってしまうのだと思う。

      • 何をやってもうまくいかない時、どうする?

        天気と同じで、気分が変わるのも仕方ない。 普通に考えたら、物事には何か理由があって結果がある。お気に入りのカフェでモーニングを食べているから、ご機嫌だとか。出先で突然の雨に降られたから、苛立っているとか。楽しみにしていた友達との約束がキャンセルになったから、ガッカリしているとか。 そのことを人生の前半では疑ったこともなかった。外からもたらされることで、自分の気分が上がったり下がったりする。もちろんそこには努力の余地はある。だけど理不尽なことも起こる。それが世界で、被害者がい

        • みんフォトギャラリーに投稿するイラスト③

          5枚描けたらまた投稿しようと、先週もコツコツ書き溜めたので投下。 アイキャッチのイラストは、MVにありそうな紙飛行機と横顔の構図。中性的な人物を描こうと思った。描いているうちに楽をしたくなって、紙飛行機だけ青く塗ってみたらいい感じにしっくりきた。 少しは需要を考えようと思い、貯金箱を描くことに。でも気の向くままに着色していたら、なんだか意味深な雰囲気になってしまった。缶のテカリ具合と、猫の伸びのポーズがお気に入り。 基本的に資料がないと上手く描けないので、描きたいものが見

        ほのぼのアニメ『ふらいんぐうぃっち』の魅力について語ってみる。

        マガジン

        • 読書記録📖
          12本

        記事

          読書記録⑪『食っちゃ寝て書いて』小野寺史宜著

          タイトルを見た時、ふっと笑ってしまった。この力の抜けた感じが気に入って、パラパラとページをめくってみた。タイトルの一部、“書いて”から予想した通り、どうやら主人公の職業は作家らしい。作家の生活、考え方、原稿の書き方には興味がある。ということで、じっくり読んでみることにした。 出だしから読みやすかった。一文一文が短く、余計な情報が削ぎ落とされた文章。そして登場人物たちが“横尾成吾”“井草菜種”のように、律儀にもフルネーム。ちょっと変わった名前の人も出てくる。十ページほど読んだ

          読書記録⑪『食っちゃ寝て書いて』小野寺史宜著

          大人になっても、子供でいさせてくれる人。

          昨日、数年ぶりにスーパー銭湯に行ってきた。というか連れて行ってもらった。私の母の親友に。その人は昔仲の良かった、私の幼馴染の母親でもある。小さい頃から「おばさん」と呼んでいたけれど、それは私が四十代でその人が七十代になった今も同じだ。子供時代はよく、母、おばさん、幼馴染、私の四人で遊びに出かけた。プール、アスレチック、水族館、温泉旅行。細かいことは思い出せないけれど、大人二人が一緒だった安心感の中で、幼馴染と私がのびのびと目に映るもの、触れるものを存分に楽しんだ感触は残ってい

          大人になっても、子供でいさせてくれる人。

          【創作】停電

          真夜中、眠れずに布団の中でネットサーフィンをしていた。日々勝手におすすめ表示される芸能人のブログネタ。流行りのダイエット方法。映画化された小説の話。 就寝前にスマホをいじるのは、睡眠の質を低下させるから良くない。わかっていながら、やめられない。真っ暗闇に、ぼうっと四角い小さな光が浮かび上がっている光景は、妙に心を落ち着かせる。 その間にも、きっちり閉めたはずの雨戸はガタガタと大きな音を立てていた。風は唸り声を上げながら吹き荒れ、時折、築三十年以上の実家を地震のように揺らして

          【創作】停電

          みんフォトギャラリーに投稿するイラスト5枚

          時間がある時にイラストを描き溜めて、みんフォトギャラリーに投稿しよう。そう思いながら早数ヶ月‥‥。「時間があったら」「気が向いたら」なんてことを言う人間は、いつまで経っても取り掛からない。わかりきっていたことに改めてハッとさせられる。 アイキャッチは有名な某アイス。そのまま描くのってNGなんだっけ?と思い、ちょこっとデザインを変えて描いたもの。 実家に届いたとうもろこしをお友達のママさんにお裾分けに行ったら、物々交換のようにこのアイスを三つもいただいた。幸せの味がした。

          みんフォトギャラリーに投稿するイラスト5枚

          読書記録⑩『もしかして ひょっとして』大崎梢著

          読書記録も今回で10回目。継続が苦手な私でも、仕組み化して淡々とこなせば、なんとか達成できるということがわかった。そのことについてちょっと触れてみたい。 まずは読書について。これは最初に、一日の読書量を決めてしまう。四日で読み切りたければページ数から四分の一を割り出し、そこまで読むというページに付箋をペタリ。そしてまた次の日読む範囲の最後のページに付箋を貼り、読み終えた場所の付箋から読み進める。その繰り返しで読書は予定通りに終わる。 あとは読んでいて気になったページに、別

          読書記録⑩『もしかして ひょっとして』大崎梢著

          本もいいけど、映画も観たい!

          最近ちょこちょこ、スマホで期間限定の無料公開映画(【公式】プレシディオチャンネル)を観ている。本を読むのもいいけれど、やっぱり映画を観ることも大切だ。映像、音、音声、とダイレクトに視覚や聴覚に訴えかけてくる約2時間の物語。映画館で観られたら、なおいい。大画面とスピーカーの迫力はもちろん、あの暗がりで前を向いて映画の世界に没頭するしかない時間は日常生活ではなかなか得られない。 いつかプロジェクターやスピーカーを手に入れて、自宅にシアタールームを作れたら‥‥なんて妄想したりする。

          本もいいけど、映画も観たい!

          読書記録⑨『ライアの祈り』森沢明夫著

          次に読む本は、森沢明夫さんの本にしようと決めていた。この前なんとなく視聴していたYouTubeにゲストとして森沢明夫さんが登場し、彼の生き方や小説にまつわる話を楽しそうに語っていたから。 森沢さんは「小説のネタに困ることは一生ない」と言い切っていた。それは「生きている以上、どんな人でも絶対にものすごく辛い経験をしているはずだから」だという。 いい物語というものは、主人公が必ずといっていいほど、なんらかの困難にぶち当たる。そしてそれを乗り越えて成長していく。平坦な道だけじゃな

          読書記録⑨『ライアの祈り』森沢明夫著

          落ち着きがない自分との向き合い方

          書くことが思いつかない。何か書きたい気持ちはあるのに。 うだうだしながらネットサーフィンをしていたら、『読みたいことを、書けばいい。』という本のタイトルが目に飛び込んできた。これ、昔うちにあった本だ。コピーライターであり、ライターでもある田中泰延(ひろのぶ)さんの書かれた本。当時の私も書店でこの本に出会って、このタイトルに惹かれて思わず手に取り、レジへと足を運んでしまったのだ。でもとっくに手放してしまったし、内容は全く覚えていない。ケチな私が定価で本を買っておいて「損をした!

          落ち着きがない自分との向き合い方

          【創作】帰還ラッシュ

          ちっ。運転席の父が、十四回目の舌打ちをした。トイレ休憩に寄ったサービスエリアを出てからのカウントだ。ほぼ停止状態の車中で、晴人は高速道路がベルトコンベアーだったらいいのに、と思う。助手席の母は無言で窓際に頬杖をつき、後部座席では、今年中学に上がった姉の夏美が、とっくに味のしなくなったガムを機械的に噛み続けていた。その横で、晴人は軽い眠気を感じながら、つい数時間前に後にしたばかりの場所を思い起こす。 校庭を思わせる黄土色の硬い土。所々で伸び放題になっている雑草。瓦屋根の平屋。

          【創作】帰還ラッシュ

          読書記録⑧『夜が明ける』西加奈子著

          直木賞作家の西加奈子さんのファンは多いと思う。特に女性。テレビやラジオにも出演経験のある彼女は、気さくな関西弁で熱のこもった話し方をする。見た目も華やかで笑顔もチャーミングだ。プロレス好きという男まさりなギャップもいい。音楽の趣味にしても、昔のレコードで名を馳せたような海外の歌が好みだというからかっこいい。 彼女の本のカバーイラストは、ほとんど毎回彼女の手描きだ。クレヨンでゴリゴリに描かれたそれらの絵も、生命力に満ち溢れていて本にますますエネルギーを注いでいる。 今回読んだ

          読書記録⑧『夜が明ける』西加奈子著

          【創作】入り江と月

          小さい頃、姉と私はよくあの場所の夢を見た。 夢は示し合わせたように、二人して同じ晩に見た。あの場所は生ぬるく、安らかな水で満ちていて、薄桃色の柔らかな壁で囲まれた入り江のようなところだった。私たちはその入り江で、自由に気持ちよく泳ぎ回った。そこでは姉も私も、人間とはかけ離れた透明な稚魚で、しかしなぜかお互いをちゃんと唯一無二の姉妹なのだとわかっていた。 頭上の水面にはいつも、月明かりを思わせる優しい光のカケラがきらきらと揺れている。そして多彩な音が、子守唄のように絶え間なく響

          【創作】入り江と月

          一人興奮してnoteに手を合わせた日。

          今日、ふと思い立ち、noteでの自分のペンネームをGoogleで検索してみた。 !!‥‥出てきた。 信じられない。 あんまり閲覧されていないはずの記事も、ずっと前アイキャッチに使った手描きのイラストも、使わせてもらったみんフォトの画像も。アイコンこそ表示されないものの、関連するもの(主にアイキャッチ画像だけど)が複数表示される。 すごい、すごい、noteすごい! 思わず一人興奮して、感謝の意を込めてnoteに手を合わせた。 これって私のスマホから検索したからかな。何かの手違

          一人興奮してnoteに手を合わせた日。