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アボカド大好きの【読書記録】

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読書録であり、備忘録です。
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記事一覧

【読書記録16】自分を大切にすることの大切さを教えてくれる本。

 自分の直観に感謝したい。そんな瞬間がみなさんにもあるだろうか。「この店美味しいかも!」…

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【読書記録15】鋭い洞察と美しい文章でページをめくる手が止まらない。圧巻の稲作体験…

 皆様いかがお過ごしでしょうか。今回紹介する本は、近藤康太郎著『アロハで田植え、はじめま…

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【読書記録14】「あとがき」まで美しい、最果タヒの現在地。

 皆様いかがお過ごしでしょうか。今回紹介する本は、最果タヒ著『愛の縫い目はここ』(リトル…

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【読書記録13】愛すべきヘンテコSF群像劇! 森見登美彦・著『四畳半タイムマシンブル…

 今回紹介する本は、森見登美彦・著『四畳半タイムマシンブルース』(角川文庫)である。  …

【読書記録12】現代思想を使いながら学べる稀有な本

 皆さんいかがお過ごしでしょうか。今回紹介する本は、難波江和英、内田樹著『現代思想のパフ…

【読書記録11】それは突然に、なんの前触れもなく。

 皆さんいかがお過ごしでしょうか?  今回紹介する本は、村上春樹著『女のいない男たち』(…

【読書記録10】抜群に面白い!梅崎春生のユーモア溢れる文章に触れよう。

 皆さんいかがお過ごしでしょうか。  今回紹介する本は、梅崎春生著『怠惰の美徳』(中公文庫)です。  『怠惰の美徳』という題名に惹かれて本書を購入しました。ゆえに、勉強不足で本書を読むまで梅崎春生という作家の名前を知りませんでした。そこで、梅崎春生について知らない方もいると思うので、まずはそこから始めます。 戦後派を代表する作家 梅崎春生は戦後派の作家として分類されることが多いです。「戦後派」とは、一般に第2次大戦後に登場した作家や批評家の一派のことです。梅崎春生以外に

【読書記録9】〈じぶん〉とは何者か?をめぐる哲学的思索。他者との危うい関係を考え…

 皆さんいかがお過ごしでしょうか?  今回紹介する本は、鷲田清一著『じぶん・この不思議な…

【読書記録8】未来を創造するために古典を読もう

 皆さんいかがお過ごしでしょうか?今回紹介する本は、桑原武夫編『日本の名著―近代の思想 …

【読書記録7】「論理」と「考える」は、別物。

 皆さんいかがお過ごしでしょうか?  今回紹介する本は、野矢茂樹著『哲学な日々 考えさせ…

【読書記録6】音楽に関心のない人にも読んでほしいフランツ・リストの生涯

 皆さんいかがお過ごしでしょうか?  今回紹介する本は、浦久俊彦著『フランツ・リストはな…

【読書記録5】家庭科は「生活力」を身につける大切な科目だと気づかせてくれる

 皆さんいかがお過ごしでしょうか?  今回紹介する本は、南野忠晴著『正しいパンツのたたみ…

【読書記録4】「なんで読書するの?」と聞かれたらどう答えますか?

 皆さんいかがお過ごしでしょうか?  今回紹介する本は、池田義昭と福岡伸一の共著『福岡伸…

【読書記録3】主婦から見た日本戦後史。

 皆さんいかがお過ごしでしょうか?  今回紹介する本は、阿古真理著『小林カツ代と栗原はるみ 料理研究家とその時代』(新潮新書)です。   私は、母がクッキングスクールの講師であることもあって、料理が好きで、上京してからはほぼ毎日自炊しています。実家には、栗原はるみさんの著書もあったと思います。そんな縁もあって、大学1年のときに本書を手に取りました。 料理研究家という立ち位置 本書は、題名からわかるように小林カツ代と栗原はるみなどそれぞれの時代で活躍した料理研究家を紹介し