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ゲーム考古学 エンタメ異人伝

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音楽、映画、ゲームなどを総称するエンタテインメントは、人類の歴史とともに生まれ、時代に愛され、変化と進化を遂げてきました。 そこには、それらを創り、育て、成熟へ導いた情熱に溢れた… もっと読む
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#マンガ

エンタメ異人伝 VOL.12 遠藤雅信

エンタメ異人伝 VOL.12 遠藤雅信

音楽、映画、ゲームなどを総称するエンタテインメントは、人類の歴史とともに生まれ、時代に愛され、変化と進化を遂げてきました。 そこには、それらを創り、育て、成熟へ導いた情熱に溢れた人々がいます。この偉人であり、異人たちにフォーカスしインタビュー形式で紹介するエンタメ異人伝。

「ゼビウス」がもたらしたゲーム性と、そこに秘められたゲームの物語性は、ゲーム黎明期にもたらされたエポックメイキングなコンテン

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エンタメ異人伝 Vol.11 松山洋

エンタメ異人伝 Vol.11 松山洋

卒業式で感動して泣いたことなんてない

――松山さんはイラストもお上手ですし、シナリオまで手掛ける、そして、マンガやエンタテインメントの知識も豊富ですが、やっぱりプロデューサーや社長になるときの苦労がいろいろあったと思います。今日はそのあたりをより深くうかがえたらと思っています。

松山 はい、よろしくお願いします。

――では、さっそくですが、まずは幼少期のお話からうかがわせてください。福岡のご

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エンタメ異人伝 Vol.10 上田文人

エンタメ異人伝 Vol.10 上田文人



映画などで表現できないようなものを表現しないと、ビデオゲームの意味がない

黒川――幼少期のお話からうかがいたいと思います。出身は兵庫県とのことですが。

上田 そうですね。兵庫県のたつの市です。

――どのような町でしたか?

上田 あんまり特徴がないというか、いたって普通というか。それほど都会でもないし、田舎でもないしっていうような感じです。

――当時、夢中だったものや、のちの

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エンタメ異人伝 Vol.9 小山順一朗(a.k.aコヤ所長)

エンタメ異人伝 Vol.9 小山順一朗(a.k.aコヤ所長)

音楽、映画、ゲームなどを総称するエンタテインメントは、人類の歴史とともに生まれ、時代に愛され、変化と進化を遂げてきました。 そこには、それらを創り、育て、成熟へ導いた情熱に溢れた人々がいます。この偉人であり、異人たちにフォーカスしインタビュー形式で紹介するエンタメ異人伝。

今回はバンダイナムコエンターテイメントに於いて、様々なアーケード向けゲームコンテンツをプロデュースし、現在は、8月に新宿ミラ

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エンタメ異人伝Vol.7 襟川陽一(シブサワコウ)

エンタメ異人伝Vol.7 襟川陽一(シブサワコウ)

2年前の惠子会長のインタビューへの反論…?!襟川 その節は会長がお世話になりました(注1)。

注1:エンタメ異人伝vol.6で、襟川陽一氏の妻であるコーエーテクモゲームスホールディングス代表取締役会長の襟川惠子氏にお話をうかがった。

――こちらこそありがとうございました。

襟川 あれは何年前でしたっけ。

――2年前です(※)。この連載の初期の段階で受けていただきました。初めて聞くようなお話

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エンタメ異人伝 Vol.4 坂口博信 

エンタメ異人伝 Vol.4 坂口博信 

坂口博信 知られざる少年時代
黒川ーーまず、ご出身のお話からうかがっていきたいと思います。ご出身は茨城ですね?

坂口 そうですね、茨城の日立市。両親は九州の出身です。おふくろは鹿児島県の知覧(ちらん)町っていう特攻隊基地があったところ。親父は熊本県の人吉市です。漫画家の井上雄彦さんが人吉の隣町の八代(やつしろ)市出身で、後の仕事でちょっと役に立ちました。やっぱり隣町っていうと、それだけで親近感が

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