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一国一城の梁山泊 ―世界にコミットする『起業』という生き方―

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すべての人は人生に問われている。自分の人生の責任を引き受けることによってしか、その問いかけに答えることはできない。  ――ヴィクトール・フランクル『夜と霧』 人にはいくつもの「… もっと読む
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2022年12月の記事一覧

【人的資本経営とは】

【人的資本経営とは】

人材を『資本』として価値を最大限に引き出し
中長期的に企業価値を向上させる

『人的資本への投資は』
個人の健康状態の改善、幸福感の向上、社会的結束の強化など、多くの非経済的利益をもたらし、最終的には経済的利益に繋がる

『人的資源・管理』→『人的資本・価値創造』
人材戦略を経営戦略から落とし込む

『個の自立・活性化』
企業、個人も互いに選び合い、共に成長
多様性を包括しイノベーションに繋げる

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SaaS新世代の野望〜コンパウンドスタートアップと戦略的ポジショニング〜

SaaS新世代の野望〜コンパウンドスタートアップと戦略的ポジショニング〜

SaaSスタートアップにとって、今後の市況が不透明な中で資金を確保し優秀な人材をアトラクトし続けていくためには、明確な「勝ち筋」/ 戦略を示し続けることが重要であります。

この競争戦略の原則は「他者との違いをつくる」ということですが、特にSaaSはThe modelをはじめとする、FCFを最大化できるオペレーションがベストプラクティス化、つまり競争力が収束されたビジネスモデルです。ある意味、オペ

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コンパウンドスタートアップというLayerXの挑戦

コンパウンドスタートアップというLayerXの挑戦

どうも、すべての経済活動を、デジタル化したい福島です。

本日はLayerXが挑戦するコンパウンドスタートアップについて解説したいと思います。

コンパウンドスタートアップとは、Ripplingという米国のスタートアップ
のCEO Parker Conradさんが提唱しているスタートアップの新たな競争戦略です。Parker Conradさんはユニコーン企業Zenefitsの元CEOであり、Zene

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コンパウンドスタートアップとインパクト評価

コンパウンドスタートアップとインパクト評価

今年、IDENTITYではパーパス「日常の更新」を新たに設定しました。合わせて、パーパスを現場に落とし込むための「パーパスアセスメント」も策定しています。詳細は以下の記事をどうぞ。

IDENTITYは、Studio、DNVB、Mediaといくつかの事業を手掛けており、それぞれの事業において大事にしたいエッセンスをどう注入するかが重要でした。

ロジックモデルやセオリーオブチェンジ等の考え方を参考

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社長体験記08 ~アイドルの運営スタッフ~

社長体験記08 ~アイドルの運営スタッフ~

知る人は知っているのですが、私は2019年10月のアメトーーク!を見て
BiSHのファンになりました。
(ちなみに推しメンは、モモコグミカンパニー。)
※2023年6月29日東京ドームのライブで解散。

● BiSH ⇒ BiSH オフィシャルサイト

そこから同じ事務所のBiSというグループにはまり
独立起業する2021年秋頃まで現場(ライブ)に行ったり
グッズを集めたり、いわゆるオタ活をしてい

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W杯から学ぶ経営学:世界中のどこからでもジャイアント・キリングが狙える

W杯から学ぶ経営学:世界中のどこからでもジャイアント・キリングが狙える

大番狂わせが多発した今大会

2022年を締めくくる世界的なスポーツイベントであるFIFAワールドカップでは数多くのドラマが生まれたが、一際目立ったのが強豪国が格下に負けるジャイアントキリングだ。その最たる例は何と言っても日本だろう。グループステージでは、ドイツを下し、スペインまで倒してグループ1位で勝ち抜けた。

日本だけではない。優勝国のアルゼンチンに唯一の黒星をつけたのはサウジアラビアだ。韓

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起業がうまくいかない人が、ずっとやっていること。

起業がうまくいかない人が、ずっとやっていること。

起業したい!
自分で仕事を作りたい!
と思っても
上手くいかない人は、

ずーっと「絵に描いた餅」が、どれだけ上手く描けるか選手権をやっている気がする。

画力を上げても、食べられない

自分の中で妄想して描き出した「美味しそうな餅」を
いや、この味は、いまいちだと描き直したり、
デッサン力がなくて、とかいって、絵を習いに行ったり。

いや、それ、そもそも「絵」だし、食べられないし。

答えは、自

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不況期こそ起業のチャンスか。北欧から学ぶ「救うのは企業でなく人」

不況期こそ起業のチャンスか。北欧から学ぶ「救うのは企業でなく人」

こんにちは、電脳コラムニストの村上です。

2022年も終わりに差し掛かり、仕事納めに向けて慌ただしい師走を送っている方も多いのではないでしょうか。要人の暗殺や戦争があり、また急激な円安も進んで将来の見通しに暗雲が漂い始めたように思います。そもそも日本経済の停滞は長らく続いており、日経新聞の人気記事「安いニッポン」は書籍でもベストセラーになりました。

2023年は多くの専門家が本格的に景況感が悪

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これから起業するあなたに

これから起業するあなたに

23年前、ニューヨークで起業した。
今年、NPOを起業した。

2つの起業の経験から、次のことが言える。

「何かコトを始めるとき、ビジネスモデル型か、スタートアップ型かをまず判定せよ」

ビジネスモデル型というのは、既に「必勝の方程式」が存在しているもの。

たとえば、ラーメン店を始めるとする。立地とか味とか接客とか、ラーメン店の質を決定づける要素は既にある。勉強すれば、方程式は書ける。まずはこ

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「ストーリーを語れない事業に成功はない」という話 仕事

「ストーリーを語れない事業に成功はない」という話 仕事

多くの企業は、新たなマーケットを求めて「新規事業開発室」と称する部署を持っています。

しかし、こういったプロジェクトが大成功し、イノベーションを生んだという話はあまり聞いたことがありません。

以前 セミナーをさせて頂いた企業の話ですが、売上が中々上がらない中、昨今流行の事業に手を出して大失敗しました。

今日は、成功する新規事業とは何かについて話してみたいと思います。

1.失敗する新規事業は

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「一人起業」という選択肢

「一人起業」という選択肢

column vol.858

昨日はゆるやかに挑戦する「パートタイム起業」についてお話しさせていただきました。

本日は、その続きです。

最近、「一人起業」をテーマにした記事を多く見かけます。

例えば、自身のビジネスセミナーの参加者が延べ1万2000人超えしているというネクストサービス株式会社の松尾昭仁さんも幻冬舎ゴールドオンラインで一人起業を推奨されています。

〈幻冬舎 GOLD ONL

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「パートタイム起業」のススメ

「パートタイム起業」のススメ

column vol.857

最近、「パートタイム起業」という言葉をよく耳にします。

起業と言えば、退路を断って挑戦するイメージですが、パートタイム起業は会社勤めしながら、ゆるやかに働くイメージ。

まずはパートタイム起業の定義から触れさせていただきます。

会社勤めしながらゆるやかに起業起業家とパートタイム起業家の違いは、事業に充てる時間の長さです。

日本政策金融公庫の基準では、週あたり事

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