篠原晋寧|株式会社クロスアジア代表「女性に輝く笑顔を」

中国・瀋陽市生まれ。大学留学で来日して以来、日本で就職、結婚、出産、起業を経験。夫と娘…

篠原晋寧|株式会社クロスアジア代表「女性に輝く笑顔を」

中国・瀋陽市生まれ。大学留学で来日して以来、日本で就職、結婚、出産、起業を経験。夫と娘の3人暮らし。(株)CROSS ASIA代表取締役。コミュニティマーケティングの他、2022年から「fuacha花茶と果茶専門店」で小売業をスタート。

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記事一覧

「卸売市場」に実店舗を持つ理由。ビジネスを飛躍させる覚悟を決めたから。【後編】

(卸売市場に店舗持つ理由の前編はこちら) 無事くじ引きで出店権を手に入れた私たち。もともと居抜きの店舗だったので、壁も白く塗られており、フローリングも敷かれてい…

EC販売業者が「卸売市場」に実店舗を持つ理由。人•モノ•場所の集約による効率化&プロに学び販路を拡大【前編】

私たちの会社は今、花茶と果茶専門店「fuacha」を運営しています。(イベント業から小売業をはじめた理由はこちらの記事で) 基本ECサイト販売をメインにして、百貨店で…

ママ友から親友になったジュンコへ

大好きなジュンコさんへ。 ジュンコさんは、最初はいわゆる「ママ友」だったけれど、今では子供関係なく、二人だけでわざわざ会う、嬉しいことや悲しいことが起きるとジュ…

ベビーシッターは娘にとっても、自分にとっても価値のある出費だった

以前の記事で、我が家では娘が小さい頃から週2回、家事代行とベビーシッターを活用してきたお話をしました。 今回は特に「ベビーシッター」について、使い方や、娘の反応…

10年目女性起業家が実感した、セルフケアの重要性

これまで10年間、自分で事業を進めていく中で、どうしても後回しになっていたのが「セルフケア」です。 今回は、精神的なものからフィジカル的なものまで幅広く、私が今現…

地方の小さい会社が「採用」で学んだこと【後編】

▶︎前編はこちら 前回の記事では、「就職します」と言って辞めていったスタッフのお話や「小遣い稼ぎ」程度に思われてしまった話など、採用に関してショックを受けた失敗…

地方の小さい会社が「採用」で学んだこと【前編】

▶︎後編はこちら これまで10年間、ちょっとした単発のお仕事からアルバイトの採用まで、さまざまな採用スタイルで試行錯誤しながら、出会った方と一緒に会社を継続してき…

駐輪違反をしたら、県警で中国語を教えることになった話

憧れの「おしゃれなカフェ」でのバイトこの記事でも少しお話しましたが、私は留学で来日してから、たくさんアルバイトを経験しました。 留学生は、日本語がまだ話せないう…

義母にも義父にも愛されていた。〜日本の田舎の長男と結婚した外国人妻の今〜

前回、前々回と2回に渡ってお届けした「日本の田舎の長男と結婚した外国人妻」シリーズ。 結婚当初はあまりにも文化背景が違ったがために、ネガティブに捉えていたり、自…

田舎七不思議?日本の田舎の長男と結婚した外国人の嫁の疑問

前回こちらの記事で、3回も結婚式を挙げたお話しをしました。笑 今日はそんな田舎に嫁いだ外国人嫁としての「これってどういうこと?」と感じた田舎にまつわる疑問をお話…

結婚式は3回?!日本の田舎の長男と結婚した外国人妻の結婚事情

こちらの記事でもご紹介した通り、私は留学で中国から日本に来て、その後就職先で出会った日本人の夫と結婚し、今も日本に暮らしています。 今は会社を経営していますので…

仕事と子育ての両立はママとパパだけじゃできなくていいしゃない!シッター・家事手伝い、使えるものは全て使おう。

みなさんはベビーシッターや家事代行などを活用したことはありますか? 私は娘が小さい頃からこの2つを活用して、仕事も育児も、プライベートも両立してきました。 です…

「ママ友」は無理に作らなくていい。でも、思い込みを外せば大親友ができるかもしれない。

みなさんには「ママ友」はいますか? 私はあまり人数は多くありませんが、娘の保育園時代のお友達のママ(Aさんとします)とは今でも大親友と呼べる間柄です。 Aさんとは…

女性起業家だからって、子育てとビジネスは両立できない。仕事優先時期と子育て優先時期を選ぶべき。

起業している方も、会社勤めの方も、フリーランスでやっている方も、働くママはみんな抱える問題は「子育てと家事とビジネス(仕事)」の両立ではないでしょうか。私自身も…

自己紹介~日本語力0で来日してから起業するまで~

はじめまして。株式会社クロスアジア代表の篠原晋寧(しんねい)です。 今回は私の自己紹介をしてみます。 はじめに今から10年前。 育休から復帰後、仕事と育児の両立が思…

保育園の帰り道。娘と歩く10分の距離が、私を支えてくれていた。

保育園の帰り道の定番は「お嬢コンサル」娘が小さかった頃、私もまだ起業したばかりの頃で、一人でたくさんの悩みを抱えていました。 もちろん普段の悩みであれば、スタッ…

「卸売市場」に実店舗を持つ理由。ビジネスを飛躍させる覚悟を決めたから。【後編】

「卸売市場」に実店舗を持つ理由。ビジネスを飛躍させる覚悟を決めたから。【後編】

(卸売市場に店舗持つ理由の前編はこちら)

無事くじ引きで出店権を手に入れた私たち。もともと居抜きの店舗だったので、壁も白く塗られており、フローリングも敷かれていて、もうその日に鞄一つで入居できそうな気持ちでした。

しかし、大変なのはここからでした。

内装見積300万円弱?想定外だらけのスタートここは事務所&販売スペースを兼ねる場所になりますので、4つの部屋を作る予定でした。事務室、在庫と原料

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EC販売業者が「卸売市場」に実店舗を持つ理由。人•モノ•場所の集約による効率化&プロに学び販路を拡大【前編】

EC販売業者が「卸売市場」に実店舗を持つ理由。人•モノ•場所の集約による効率化&プロに学び販路を拡大【前編】

私たちの会社は今、花茶と果茶専門店「fuacha」を運営しています。(イベント業から小売業をはじめた理由はこちらの記事で)

基本ECサイト販売をメインにして、百貨店での催事、提携飲食店での代理販売なども行ってきました。でも、この時代ですし、コロナ禍で始めた事業ということもあり、今までは、実店舗を持たないと決めていました。

ですが、表題の通り、この7月から「柏市公設卸売市場」に実店舗をオープンす

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ママ友から親友になったジュンコへ

ママ友から親友になったジュンコへ

大好きなジュンコさんへ。
ジュンコさんは、最初はいわゆる「ママ友」だったけれど、今では子供関係なく、二人だけでわざわざ会う、嬉しいことや悲しいことが起きるとジュンコさんに会って話したいと思うほどの親友になった人です。

今回は親友へのお手紙として書きます。ジュンコさわへの感謝を伝えたいと思います。

「ママ友への抵抗感」。ジュンコさんがなくしてくれた。当時、家の近くは保育園の激戦区で、結果的に隣駅

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ベビーシッターは娘にとっても、自分にとっても価値のある出費だった

ベビーシッターは娘にとっても、自分にとっても価値のある出費だった

以前の記事で、我が家では娘が小さい頃から週2回、家事代行とベビーシッターを活用してきたお話をしました。

今回は特に「ベビーシッター」について、使い方や、娘の反応など詳しくお伝えしようと思います。

シッターは子供にとって、社会勉強の第一歩そもそも日本では、「仕事と育児の両立=パパとママの2人でなんとかするもの」もしくは「ママがどうにかするもの」という風潮が強くあるように感じます。

ですが、本当

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10年目女性起業家が実感した、セルフケアの重要性

10年目女性起業家が実感した、セルフケアの重要性

これまで10年間、自分で事業を進めていく中で、どうしても後回しになっていたのが「セルフケア」です。

今回は、精神的なものからフィジカル的なものまで幅広く、私が今現在ぶつかっている「自分をケアする」ことの難しさと対処法、気づきについてシェアします。

起業すれば自由に時間を使える!は嘘?結局行かなくなったヨガ私は会社員時代、忙しい中でも、1.2週間に1回は平日の夜や週末にジムに行っていました。

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地方の小さい会社が「採用」で学んだこと【後編】

地方の小さい会社が「採用」で学んだこと【後編】

▶︎前編はこちら

前回の記事では、「就職します」と言って辞めていったスタッフのお話や「小遣い稼ぎ」程度に思われてしまった話など、採用に関してショックを受けた失敗談についてお届けしました。

今回はそんな採用状況に転機が訪れたコロナ禍と、その後の社内の変化、自分の考え方の変化についてお伝えします。

スタッフ採用後2ヶ月でコロナ禍に。危機的状況で助けてくれたのはスタッフだった採用での苦い経験を経て

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地方の小さい会社が「採用」で学んだこと【前編】

地方の小さい会社が「採用」で学んだこと【前編】

▶︎後編はこちら

これまで10年間、ちょっとした単発のお仕事からアルバイトの採用まで、さまざまな採用スタイルで試行錯誤しながら、出会った方と一緒に会社を継続してきました。

そんな私が、失敗談も含め、この10年で学んだ「採用」についてお伝えできればと思います。

(創業初期〜2年目)「在宅勤務」が一般的でない時代にママさんへリサーチの仕事を依頼2012年の起業当初から1〜2年目まではスタッフの雇

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駐輪違反をしたら、県警で中国語を教えることになった話

駐輪違反をしたら、県警で中国語を教えることになった話

憧れの「おしゃれなカフェ」でのバイトこの記事でも少しお話しましたが、私は留学で来日してから、たくさんアルバイトを経験しました。

留学生は、日本語がまだ話せないうちは厨房などのアルバイトが多く、その後は、中華屋、ラーメンや居酒屋のバイトが多い印象でした。

私も居酒屋でのアルバイトが長かったのですが、生活も慣れてきて、日本語も問題なく話せるようになった頃、「日本人の女の子たちが普通にアルバイトをす

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義母にも義父にも愛されていた。〜日本の田舎の長男と結婚した外国人妻の今〜

義母にも義父にも愛されていた。〜日本の田舎の長男と結婚した外国人妻の今〜

前回、前々回と2回に渡ってお届けした「日本の田舎の長男と結婚した外国人妻」シリーズ。

結婚当初はあまりにも文化背景が違ったがために、ネガティブに捉えていたり、自分の中で葛藤があることも多かったのですが、今ではそれらについても、穏やかに受け入れたり、それなりにうまく立ち回れるようになりました。

そしてその変化には、決して私の精神的な成熟だけではない、義母や義父からの愛情があったと今では感じていま

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田舎七不思議?日本の田舎の長男と結婚した外国人の嫁の疑問

田舎七不思議?日本の田舎の長男と結婚した外国人の嫁の疑問

前回こちらの記事で、3回も結婚式を挙げたお話しをしました。笑

今日はそんな田舎に嫁いだ外国人嫁としての「これってどういうこと?」と感じた田舎にまつわる疑問をお話しできればと思います。あるある!とわかってくださる方がいるとうれしいです。

1.お盆の来客多すぎ、名前を覚えられない問題我が家では、正月、GW、シルバーウィーク、お盆のタイミングで義実家へ行くことが多いのですが、大変なのは特にお盆。

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結婚式は3回?!日本の田舎の長男と結婚した外国人妻の結婚事情

結婚式は3回?!日本の田舎の長男と結婚した外国人妻の結婚事情

こちらの記事でもご紹介した通り、私は留学で中国から日本に来て、その後就職先で出会った日本人の夫と結婚し、今も日本に暮らしています。

今は会社を経営していますので、普段1人の社会人として普通に仕事をしていますので、外国人をほとんど意識していません。でも、言われてみれば、「外国人妻」ですね(笑)。今回は表題にある通り「結婚」をテーマにして、文化の違いや難しさを、おもしろいエピソードと共にお伝えしてい

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仕事と子育ての両立はママとパパだけじゃできなくていいしゃない!シッター・家事手伝い、使えるものは全て使おう。

仕事と子育ての両立はママとパパだけじゃできなくていいしゃない!シッター・家事手伝い、使えるものは全て使おう。

みなさんはベビーシッターや家事代行などを活用したことはありますか?

私は娘が小さい頃からこの2つを活用して、仕事も育児も、プライベートも両立してきました。

ですが、日本ではまだこういった制度を使うことに抵抗感があったり、金額的な負担から利用を諦めるケースが多いのではないかと思います。

そこで、今回は私が実際にいつ、どんな風にシッターや家事代行を活用したか、その時のマインドの部分も含めてお伝え

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「ママ友」は無理に作らなくていい。でも、思い込みを外せば大親友ができるかもしれない。

「ママ友」は無理に作らなくていい。でも、思い込みを外せば大親友ができるかもしれない。

みなさんには「ママ友」はいますか?

私はあまり人数は多くありませんが、娘の保育園時代のお友達のママ(Aさんとします)とは今でも大親友と呼べる間柄です。

Aさんとは定期的に会いたくなるほどで、大人になってからこんな友達ができるなんて自分でも驚きです。

母になって初めて形成する「ママ友」という特殊な関係性。

私自身の体験をもとに、ママ友との関係性についてお話します。

自分の「軸」がブレない。

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女性起業家だからって、子育てとビジネスは両立できない。仕事優先時期と子育て優先時期を選ぶべき。

女性起業家だからって、子育てとビジネスは両立できない。仕事優先時期と子育て優先時期を選ぶべき。

起業している方も、会社勤めの方も、フリーランスでやっている方も、働くママはみんな抱える問題は「子育てと家事とビジネス(仕事)」の両立ではないでしょうか。私自身も常に悩み続けていますし、苦しく辛い決断もしてきました。
ですが、起業して10年経った今、自分が楽しいと思える事業を継続でき、休日は夫と手を組んでお散歩して、夏休みは娘との女子旅を楽しむ、そんな日常が送れています。
そして、そんな今があるのは

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自己紹介~日本語力0で来日してから起業するまで~

自己紹介~日本語力0で来日してから起業するまで~

はじめまして。株式会社クロスアジア代表の篠原晋寧(しんねい)です。
今回は私の自己紹介をしてみます。

はじめに今から10年前。
育休から復帰後、仕事と育児の両立が思うようにできず、不完全燃焼だった日々。復帰半年後には退職を決め、独立の道を歩みました。

育休時代にマンション内で作ったママのコミュニティ(詳しくはこちらの記事でお話ししています)にヒントを得て、独立後はTX沿線に特化した育児情報検索

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保育園の帰り道。娘と歩く10分の距離が、私を支えてくれていた。

保育園の帰り道。娘と歩く10分の距離が、私を支えてくれていた。

保育園の帰り道の定番は「お嬢コンサル」娘が小さかった頃、私もまだ起業したばかりの頃で、一人でたくさんの悩みを抱えていました。

もちろん普段の悩みであれば、スタッフや周りの人に相談できますが、中にはスタッフにも言えないことや、お客さんに言い返したくてもできないこともありました。

そんな時、保育園からの帰りの時間を使って、娘にポツポツと今日あったことを話すようになりました。

家から1駅、保育園か

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