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ベビーシッターは娘にとっても、自分にとっても価値のある出費だった

以前の記事で、我が家では娘が小さい頃から週2回、家事代行とベビーシッターを活用してきたお話をしました。

今回は特に「ベビーシッター」について、使い方や、娘の反応など詳しくお伝えしようと思います。


シッターは子供にとって、社会勉強の第一歩

そもそも日本では、「仕事と育児の両立=パパとママの2人でなんとかするもの」もしくは「ママがどうにかするもの」という風潮が強くあるように感じます。

ですが、本当にそれでいいの?!正直無理です。考え方として間違っていると思います。

そもそも2人だけのキャパをやりくりして、1日の中で、誰も我慢せず、仕事も目一杯やりきり、家事も完璧にこなし、子供にもご機嫌に接する、なんてどう考えても無理ではないでしょうか?

絶対にどこかで誰かの我慢、もしくは身体的な限界が生じるはずです。

だからこそ、アウトソーシングできる家事育児サービスはいろんなものに頼ればいいのではないか思います。

もちろん、特に乳幼児期では、親の愛着を築く必要があるなどの研究はありますし、私も子どもと触れる時間に幸せを感じてました。

ですが、24時間常に親だけで見る必要ということではないです。特に、乳幼児を終えたあとは、親以外と大人と接することは、子供にとっては社会勉強の第一歩ではないでしょうか。

後述するように、人によって合う合わないはあるため、「誰と触れ合うか」は親が慎重に見極めてあげる必要があるとは思いますが、我が家では、ベビーシッターさんを頼んでいました。それが私にとっても娘にとってもメリットしかない時間でした。

制度やスタイル、相性は親が見極めるポイント

ベビーシッターさんにも色々なタイプの方がいるので、子供との相性は重要です。

我が家は最初、ベビーシッターではなく、行政の運営するファミサポを使ってみました。ファミサポは高齢の方が多い印象です。若いお姉さんの方がなつきやすかった娘には、雰囲気が合わなかったようです。

またファミサポはサポーターさんの家で預かるのが原則。慣れない場所という環境面も懸念があり、なおかつ私自身も仕事終わりにそこまで迎えに行くのもハードルが高かったです。

そのため、最終的には家に来てくれるタイプのベビーシッターさんで、なおかつ若いお姉さんが我が子にはフィットしました。(ママ同様、顔重視な娘です、笑)

5歳くらいまでですが、週一回の固定頻度でベビーシッターさんを頼んでいました。慣れるまでに時間もかかりますし、間に時間が空くと、お子さんにとっても毎回緊張してしまうので固定頻度にしました。

シッターさんの来る日は「娘にとっても特別な日」

私はいつも18時に迎えに行ってましたが、ベビーシッターさんの日だけ、17時に迎えに行ってもらってました。家に一緒に帰ってもらい、遊んで、作り置きしたご飯も食べさせてもらい、20時までの3時間程度をお願いしていました。

娘にとっては「お姉さんが来る日は早く帰れる日」という認識もあり、とても嬉しいようでした。

他にも、「お姉さんと家に帰る」という特別感や、お姉さんとご飯やおやつを一緒に食べる楽しさ、ママとは違った遊びをしてくれる、しかも本保育士さんだったため、楽しい遊びをたくさん知っていました。

保育園では夕方の時間はお迎えを待つだけで、何かプログラムがある訳ではない。ママと帰宅後も、ご飯作ったりママもご飯を食べたり、子どもと向き合う時間はほぼないです。一方で、シッターのお姉さんなら、自分1人に全力で向き合って遊んでくれる、それはとてもよい時間だったと思います。

慣れてくると、娘から「お姉さんは次いつくるの?」と聞いてくるほどお気に入りになりました。

メリットは娘にとってだけではありません。私自身も思いっきり仕事できたり、本屋寄ったり、カフェでのんびりしたり、自分の時間に余裕が生まれるため、シッター後は娘にとびっきり優しくできるので、精神衛生上もよかったです。

保育料と変わらない、十分に価値のある出費

我が家の場合、シッターさんが週1回3時間で7500円程度、それに家事代行さんも週1回2時間で頼んでましたので約5000円程度だったので、月平均4〜5万円の出費でした。

もちろん安い金額ではありません。でも、両立できずにキャリアを諦めたり、精神的に病んだり、夫婦関係が悪くなったり、そんなことを避けられるなら十分に価値のある出費だと思います。

仕事だけではなく、我が家ではスポットで休日にシッターさんを依頼する事もありました。夫婦2人だけでお出かけしたり外食したり大人時間を確保していました。

実は、一時期、夫に大きな不満を持っていました。我々同期入社で同じ会社で働いていました。私の方が海外駐在経験もあり、うまく仕事に対して自信がありました。それなのに、出産によってキャリアが中断され、復帰しても育児によって時短勤務になり、思うように仕事ができない。夫はなーーにも変わらず、仕事に没頭する姿、見てるだけでイライラが止まらなかった。また仕事で遅い日は育児を頼まないといけない。2人の子なのに!って毎回悔しくて、頼むのが嫌でした。また、休日も子ども中心になって、大人だけでデート出かけたりご飯食べたりすることもなくなりました。母としてのやるべきことが増える一方で、人としての楽しみは全て奪われたと感じる日々でした。

段々と不満が募り、夫婦関係が悪化し、喧嘩が増えていました。ある日、このままだと離婚するかなって思いました。それなら、お金をかけて、夫婦以外のリソースを頼って、大人だけの時間を確保してみようと思って、それがシッターと家事手伝いを頼むきっかけでした。
子どもが小さいうちは、貯金を一切せず、家族関係と夫婦関係が無傷に住むことを最優先しました、笑。

ちなみに我が家は娘が「もう1人で大丈夫」と言ってくれた小1くらいまでベビーシッターを利用しました。それ以降は娘も自分で好きなように1人で過ごせるようになりましたし、振り返ってみても、幼児の間の限られた出費だったため、改めて必要経費だったと実感します。

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