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HR読み物(素晴らしい先人の方々)

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#人事

新入社員を応援する「オンボーディングチーム」の仕組み

新入社員を応援する「オンボーディングチーム」の仕組み

こんにちは、渡辺です。
ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズというコンサルティング会社で人事の仕事をしています。

2021年頃から、新入社員の定着を支援する「オンボーディングチーム」という取組みを始めました。
先日、関係者でこの取組みを振り返る機会があり、「導入してよかった。今後も続けていきたい」という結論になりました。
同じようにオンボーディング支援で悩む、どなたかのためになると思うので、

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カミナシHRの2年間を振り返り。スタートアップHRのゼロイチで効くと思った3つのポイント

カミナシHRの2年間を振り返り。スタートアップHRのゼロイチで効くと思った3つのポイント

こんにちは、HRの井上です。

カミナシに入社したのが2021年5月。執筆時点現在、まもなく入社から2年が経ちます。

入社当時20名程度だった社員数も100名に迫ってきており、組織のフェーズも目まぐるしく変化してきた2年間だったと感じます。

20名から100名というと、数字の印象だけではそこまでの変化に感じないかもしれませんが、規模にして5倍。この間にはよく言われる30人の壁、50人の壁という

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#HRを図解します|人事・組織の図解まとめ10選

#HRを図解します|人事・組織の図解まとめ10選

物事の本質を深く理解するためには次の3つが大切だと考えています。

1. 部分ではなく全体を知る
2. 全体の構成要素の相互的つながりを知る
3. 主要な構成要素を見極める

つまり、

全体を知り、繋がりを知り、削ぎ落とす。

この"思考のクセ"が物凄く重要です。

その"クセづけ"のために、私は何か深く理解したい事象や対象物があったら、まず紙に絵を描いてみる。同じ要素を囲んだり、関連し合う要素

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評価制度無くしました(ノーレイティングが意味をなすのか)

評価制度無くしました(ノーレイティングが意味をなすのか)

ノーレイティングという言葉をご存知でしょうか。カタカナで書かれており、よくわからないという方も多いと思います。私は英語が全然できないので意味がわかりませんでした。ただググると以下出てきます。

ノーレイティングとは:「S評価、A評価、B評価、C評価」といったレイティングによる人事評価制度を見直し、数値や記号による評価を行わない評価のこと

を言います。つまり従来の評価制度をなくすと言ってもいい

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CTOと話してわかってきた「魅力的なエンジニア組織」と感じる9つの要素

CTOと話してわかってきた「魅力的なエンジニア組織」と感じる9つの要素

エンジニア版の採用ピッチ資料を記事として制作する「kiitok review」ですが、ここ1ヶ月で新たにAnyflow、Kanmu、メダップ、キャディ、Voicyの各社さまの開発チームのレビュー記事を制作しました。
(制作済みのレビュー記事の一覧はこちら)
(エンジニアの採用やブランディングに関するお仕事相談はこちら)

毎回各社のCTOや技術責任者の方とお話をさせていただく中で、みえてきた「魅力

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「働く理由」の多様化:ウィズコロナ時代の労働志向を分類し、進路・採用・組織設計に役立てる

「働く理由」の多様化:ウィズコロナ時代の労働志向を分類し、進路・採用・組織設計に役立てる

 高度経済成長に裏打ちされた終身雇用を信じていればよかった時代から、就職氷河期や(社会的に見れば)局所的なバブルで起きたことは何かと言うと労働者の労働に対する志向の多様化です。

 

「働き方の多様化」「価値観の多様化」などの言葉は数多くありますが、企業採用者やマネージャーとしては「多様化している」という以上に踏み込むことでどういう層に何を期待するかを組み立てた方が効率的です。また働く側としても

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【経営層向け】エンジニア採用のKPIツリーと変数向上のtodo一覧まとめ〈スプレッドシート付〉

【経営層向け】エンジニア採用のKPIツリーと変数向上のtodo一覧まとめ〈スプレッドシート付〉

先日、完全代行エンジニア採用という読んで字のごとくなサービスを開始しました。このようなサービスを提供する中で、よくいただく質問は「どんな活動をするの?」ということ。

そこで、エンジニア採用をする上で必要な活動の全体感をざっくり抑えるためのツールとしてを作成しました。

人事のプロフェッショナルな方にとっては、釈迦に説法的な話かと思いますので、「エンジニア採用をこれから強化していきたい」経営層の方

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原則テレワークに切り替えた会社のバックオフィスがやったことまとめ

原則テレワークに切り替えた会社のバックオフィスがやったことまとめ

新型コロナウィルスの影響で、急きょ「原則テレワーク」に切り替えるためにバックオフィスがやったことをまとめました。
これから原則テレワークに切り替える方に少しでも参考になればうれしいです。

↑この記事のきっかけになったツイート↑

前提:企業情報と実施したテレワーク対応【企業情報】
社員数:約90名(アルバイト含む)
事業内容:デジタルマーケティング・広告運用事業
オフィス:文京区に1拠点のみ

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本当のリモートワークはこれから始まる。リモート組織2.0とは?コロナと会社・人事のこれから

本当のリモートワークはこれから始まる。リモート組織2.0とは?コロナと会社・人事のこれから

お疲れさまです、overflowの鈴木です。今日はリモート組織は3段階の進化をしながら、進んでいく話を書きたいと思います。先日オンラインイベントで登壇の際に使用したこちらの資料を、さらに噛み砕いて説明していきます。

一番お伝えしたいことはこの図に集約されてます。

今、人事は死ぬほど大変!!お前が言うな!って話は重々承知の上なのですが

・事業上、人事の方とお話する機会が多い
・逆に当事者ではな

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ウェルスナビを退職し、プレイドに入社します

ウェルスナビを退職し、プレイドに入社します

3年1ヶ月勤めたウェルスナビを退職しました。

ウェルスナビには創業1年10ヶ月目に一人目の人事として入社。最初の1年半は、東大→財務省→マッキンゼーというキャリアのCEO柴山が直上司で、その後の1年半はグリーで開発本部副本部長を務めたCTO井上が直上司という、豪華すぎる上司に恵まれました。特に最初の1年は「ぼっち人事」のため苦労しましたが、当時の話は以前noteに書きましたので、そちらをご覧くだ

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未来を蝕む ”もぐら叩き”の組織マネジメント

未来を蝕む ”もぐら叩き”の組織マネジメント

前置き圧倒的熱量で立ち上がった企業が拡大とともに文化や強度が薄まり”大企業”になっていく
誰もがうまくいってると思っていた組織が実は広報力とそれにつられた人の集合体だった…などなど

偉大な組織に至る道はまさに死屍累々
偉大な組織、まして偉大であり続ける組織なんて世の中に存在しないのではないかとも思います

それでも世界でわずかな企業だけがそこに到達する狭き門があるとしたら、それは誰からも共感を得

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正解がない時代の人事制度はどうやってつくるのか?

たなけんです。今は組織人事のコンサルタントとしてクライアントと一緒にタレントマネジメント施策を検討したり、人事制度を作ったりしています。
2020年の6月ぐらいに人事制度の勉強会をしたいなと思い、改めて、自分が伝えられることは何だろうと考えていたら、PCのローカルフォルダに、ぽつんと置かれたワードファイルを見つけました。そのファイルのタイトルは「正解がない時代の人事制度設計」。クライアントと人事制

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「全員採用は経営の手段でしかない。」(スクラム採用 Advent Calendar 2019)

「全員採用は経営の手段でしかない。」(スクラム採用 Advent Calendar 2019)

ごめんなさい、「スクラム採用」について書くのを、やめました。

「スクラム採用」は今後、スタートアップ/ベンチャーの1つの採用手法として主流になっていくでしょう。非常に理にかなっているからです。

けれど、決して忘れてはいけません。採用は目的ではなく手段であるということを。

そう、全員採用はあくまで事業経営の1つの手段でしかないのです。

<こんな人に読んでほしい>

- スタートアップ/ベンチ

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Employee Experience(EX)の本質を問う。真のエンプロイーエクスペリエンスとは?

Employee Experience(EX)の本質を問う。真のエンプロイーエクスペリエンスとは?

Employee Experience(略称 EX)という言葉がHR界隈でもてはやされて久しい。おそらくこの言葉を使い出したのはAirbnbの元Head of Employee ExperienceのMark Levyが最初だろうか。

ボードメンバーの中核に位置するヘッドがいわゆる旧来のHR領域だけの管掌にとどまらず、採用から退職するまで、要は従業員のライフサイクルやトータルでの就業体験(Emp

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