休職日記18日目:猫の寝息を聞くしあわせ、みぞれあんかけを作るよろこび
今日は猫に懐かれる一日だった。
いつも猫が懐いている母が、外出していたからかもしれない。
猫は喉をごろごろ鳴らしながら私の布団に乗り、毛繕いをする。
そうして、丸くなると、次第にぷうぷうと寝息をたて始める。
この寝息を聞く時間が、至福なのだ。
ぷうぷう、ふぐふぐ、むにゃむにゃ。
寝言だかいびきだかわからない音を立てて眠る猫を見ていると、「この子は私の前で安心している」という事実に、胸がじんわりと暖かくなる。
猫に信頼されている、心を許されているという充足感でいっぱいになる。