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つくづく料理こそプログラミングだと思う。


昨日は家族で出かけて夕飯時に帰宅。
寒空に雨も降っていたのと、子どもたちも私も車の中で寝てしまったのでスーパーに寄らず家に着いてしまった。

醤油、豚肉、鶏肉、鮭、オリーブオイル、玉ねぎ、卵、出汁パックなど、
主役級のものをことごとく切らしていて買うものリストがパンパンに膨らんでいる今、家の中にはほとんど食材がない。


極限にデトックスされた状態から、夫と息子たちがお風呂に入っているわずか15分の間に何を作って出せるか。
こういう時、私は盛り上がる。
「こんぼう」と「ぬののふく」でどこまで行けるか試したくなるのだ。


よし、冷凍庫にちょびっと牛肉がある。
焼肉にもすき焼きにもできへん量やけど、ガーリックバターで炒めて、チャーハンにしよう。
その横でしなびかけていた大根とわかめの味噌汁を作る。
キャベピィMAXの登場以来、我が家にレギュラー滞在しているふわふわの千切りのキャベツに、少しだけ残っていたミニトマト(人数分はないけど細かく刻んで乗せればよし!)で、サラダも完成。


買い出しは平日の隙間時間に夫と2人で行くのが一番効率が良い。
搬入(5人家族の我が家は車から食材を運び入れる事をこう言う)し、冷蔵庫にどんどん詰める。
寝ても起きてもたくさんの食べ物がこの扉の中にあると思うと幸せに満ち溢れる一方で、次々に作ったおかずが家族の胃の中に吸い込まれていき、庫内がどんどん軽くなっていくのは、もっと気持ちいい!
不思議やなぁ。

スッキリした冷蔵庫をアルコールで拭き掃除して新しい新聞を敷いたり、紙袋で仕切ったりしている時間が本当に幸せ。
(とはいえ、そんな大掃除は年に1回くらいしかできへんけど、初めてショートカットにした時ぐらい爽やかな気持ちになるし、正直なところ掃除や片付けに向き合えた時は新しい服やコスメを買う時よりも嬉しい気持ちになる。)

私は何事にもストックを持ちたくないので、例えば何かがなくなりそうになっても簡単には買わない。
何で代用できるか実験する。

先日、突然洗濯機が排水できなくなり途方に暮れた時もYouTubeやブログを見て、なんとか分解して551の豚まんぐらい巨大な毛玉を取り除くことに成功した。
これはたまたま時間があったからできたことでもあるけど、何かのトラブルは宣戦布告に思えて立ち向かってしまうクセがあるのでプロに頼るのは最後の手と決めている。


そしてうまく説明できへんけど、何かが足りていないぐらいのほうが落ち着くのだ。
(同じ感覚の人いますか?)

だから美味しいものをいっぺんにたくさんいただいた時は、2つくらいいただいて、あとは自転車で近所の人に全部配ってしまう。
みんなでいただけると、もっと嬉しくなるから。
(この街に引っ越してきてからは特に、おすそ分けや、お土産交換文化も楽しくて、時々ドアノブに何かがかかっていてリアルどうぶつの森ライフ)

話は戻って夕飯作り。

もぅ、ない。なにもない。
ほんまになんにもないからーーーー!
って時でも、ひねり出せば何かは作れる。

米が炊けて、汁物が作れたら、冷凍してあった何かを炒めたりして味付けすればおかずになる。
量が足りなければ豆腐でカサマシし、それもなくなればあまり野菜に塩を振り、米粉をまぶして卵でとじてお好み焼きにする。

そのあとは乾物に頼り、うどんや蕎麦、
具材がなくてもオリーブオイルと卵と粉チーズと黒胡椒があれば美味しいパスタもできる。

白飯の相棒で私が一番好きなのは梅干しと味噌汁、豚キムチ、次にハムエッグのマヨ醤油がけ、鯵の南蛮漬け、新玉ねぎの鰹節醤油かけ、焼いたブリカマ(ポン酢と柚子胡椒)。

ところでブリカマとコロッケは最初に値段つけた人、絶対間違えたよな?
ブリカマなんて骨も少ないし脂は乗ってるし、過食部がどの焼き魚よりも多い。
じゃがいもを蒸して、潰して、丸めて、揚げるという工程を踏んでやっとできるコロッケを家族全員分買ってもフラペチーノより安いの凄くない?

でもええねんで!
みんな黙っとこな。

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ありがとうございます。目を閉じて味わいながらフラペチーノをいただきます。