幸 恵香

【管理栄養士・中医薬膳師】 食材のことをもっと知りたくて、街から、山や海に近い土地に引…

幸 恵香

【管理栄養士・中医薬膳師】 食材のことをもっと知りたくて、街から、山や海に近い土地に引っ越しました。 そこで出会った素材の良さが嬉しくて、仕事で、家で、料理三昧の日々です。 健やかに暮らすために大切な、毎日のごはんのことを「汁と小鉢」の料理紹介から書いていきます。

最近の記事

季節は<穀雨> 柔らかな雨が降り、穀物や野菜の成長を助けます。新緑の清々しい山々を眺めると心が落ちつきます。仕事先では、人事異動があり、新入社員の研修も始まりました。任される仕事も増え、一つ上へと成長していく若い人たちの姿が頼もしい!元気が出る具沢山の「春雨スープ」作りました。

    • ”海の幸” 魚や貝類・エビやイカ・海藻類

      豊かな味と栄養の宝庫、海から取れるものには魅力がいっぱいです。 春になってスーパーマーケットの鮮魚コーナーが賑やかになってきました。 店頭販売の日には、1尾丸ごと、お買い得で販売しています。 ブリなど大きな魚は食べきれないので、サバやアジやイカをよく買います。 <サバ> 二枚おろしにしました。 <サバの竜田揚げ><アジ> <アジのホイル包み焼き>アジは、軽く塩をふって10分程おいて水けを拭いています。 上には、常備している”味噌ダレ”、これは味噌をみりんでのばし、砂糖

      • 季節は<清明> 住み始めて4年目、この地の人になりつつある。

        毎年この季節に訪れる「東三河ふるさと公園」、広場から少し離れて座ると、鳥のさえずりが聞こえ、子供の楽しそうな声が届きます。来て良かったと思う、活動している”食と健康アドバイザー”に新しい提案をして、進めていく上で表れる迷いや不安が、頑張りに代えられるように思います。 4月は環境の変化に、気持ちが不安定になる人も多いかもしれません。 習っている<初任者エアロビクス>では、動きに合わせて呼吸を整えるようアドバイスがあります。「吸って―、はいて―」と声がかかり、前後の準備体操には

        • 「鶏肉の学習会」を開催したときの学び

          3月初め、半年前から企画していたコープの「産直若鳥」(一般には恵那どり)を消費者の方々に、商品紹介をする学習会を開催しました。 私は、コープサポーターとしてこのようなイベント開催を提案したり、手伝ったりしています。 当日は、(株)トーノデリカの社員さんのお話と鶏肉料理の試食でした。 トーノデリカさんのレシピに従って料理を担当した私は、<サラダチキン>・<簡単とり天>・<鶏もも肉さっぱり煮>の3種を作り、試食提供しました。好評を得て終えることができ、安心した次第です。 前置き

        季節は<穀雨> 柔らかな雨が降り、穀物や野菜の成長を助けます。新緑の清々しい山々を眺めると心が落ちつきます。仕事先では、人事異動があり、新入社員の研修も始まりました。任される仕事も増え、一つ上へと成長していく若い人たちの姿が頼もしい!元気が出る具沢山の「春雨スープ」作りました。

        マガジン

        • 魚を食べよう!
          37本
        • 肉は元気の素
          26本
        • 季節の野菜たち
          112本
        • noteで好きな記事
          120本
        • 食卓に温かい一汁を
          53本
        • 習慣にしたい食生活
          60本

        記事

          季節は<春分> 暖かくなる日を待ちこがれる3月

          先日、「サンちたトマトグループ」生産者のハウス栽培を見学する機会があり、赤いトマトに元気をもらいました! 生協には、ファーストトマトを出荷されていますが、写真は<麗容>という種類のトマトを、定植後農薬なし、水やりもしないで育てたものだそうです。甘味と酸味のバランスが良く、濃い味わいのおいしいトマトです。 できるだけシンプルに食べたいと思い、 <カプレーゼ><トマトスライス・新玉ねぎのマリネ><生トマトのスパゲッティ>どれも、おいしくいただきました。 *赤い色素の「カロテノ

          季節は<春分> 暖かくなる日を待ちこがれる3月

          今、おいしい ”桜ぶり”

          勤務するスーパーマーケットに並んだ”桜ぶり”。 ぶりは広域に回遊する魚で、北陸地方で水揚げされていた”寒ぶり”が産卵のために南下する途中、三重や和歌山沖で漁獲されるものを”桜ぶり”と言います(桜の咲く時期なので)。 店頭に二通りの売り方で並んでいます 「スッキリした脂と、身の味の濃さが特徴」ということなので、シンプルにそして春らしくさっぱりと食べたい思いがありました。 <桜ぶりの塩麴焼き、おろし大根添え>粗おろし大根と、粗切りわさび、醤油を少し落としていただきました。

          今、おいしい ”桜ぶり”

          季節は<啓蟄> 虫(=蟄)達が地中から出てきて(=啓)活動を始めるころ

          山の麓に住む友人が”ミモザの木”の写真を見せてくれました。彼女の家の庭には、いろんな木があります(秋には柿を、先月は八朔を分けてもらいました)。 スマホの画面には、青い空を背景に、ふんわりとしたミモザの黄色の花が、いっぱい咲いていました。 ”ミモザ”といえば、私にはサラダが思い浮かびます。 ということで、休日のランチに作りました。 <じゃが芋と菜の花のミモザサラダ>今の季節、虫が動き始めるだけでなく植物も成長し花が咲き、明るい<春>がやって来ます。私達もちょっとソワソワ、ム

          季節は<啓蟄> 虫(=蟄)達が地中から出てきて(=啓)活動を始めるころ

          ”セロリのポトフ・セロリ葉とツナ炒め”

          前回、”菜の花”と”セロリ”を見ると春が来たと嬉しくなる話をしました。 最近は、寒さが戻り、出かける時のコートも、また厚手になりました。 <セロリのポトフ> ・豚肩ロース塊肉を香味野菜と煮込んで、途中からセロリ・にんじん・玉ねぎを加えて、また30分程煮ました。セロリをもう少し大きく切ればよかった と反省、少し崩れました。塩・こしょう・薄口醤油で味を整え、出来上がりです。寒い日に温かくしてどうぞ… 肉と野菜の素朴なおいしさを味わってほしいです。にんじんの皮もセロリの筋も気にな

          ”セロリのポトフ・セロリ葉とツナ炒め”

          ”菜の花としらすのパスタ”

          季節は<雨水> 菜の花とセロリがたくさん並び始める”春”が来た! 気温の変化が激しい日々ですが、晴れた日には外に出て太陽の光をいっぱい浴びたいものです。 <菜の花とセロリ>”菜の花” は、血の巡りをよくしてくれるので、冷えや肩こりの人に向いています。ビタミン・ミネラルが豊富で、肌の不調が気になる人にも食べてほしい食材です。 ”セロリ” の香りは、精神を安定させる作用があると言われます。イライラを鎮めたい時にいかがでしょうか? ”グリーンセロリ” は、えぐみがなく、爽やかで

          ”菜の花としらすのパスタ”

          ”春”温かくなる前に作りたかった料理

          すでに、桜の花便りも届くころになりました。寒い休日に、家でゆっくり作ろうと思っていた料理があります。 <肉まん(豚まん)>   ・余談ですが、大阪出身の私は「豚まん」と言います。 蒸したてをすぐに食べるのが、一番おいしい! 寒さが吹っ飛びます! 粉類が残っているので、調子にのって、懐かしいものを作りました。 <ねぎ餅>伸ばしたり、包むのが楽しくなり、おかずになるものを作りました。 この時期のキャベツの甘味が好きで、よく買います。 <ロールキャベツ>

          ”春”温かくなる前に作りたかった料理

          野菜の”甘味ときめ細かな肌”

          東三河に引っ越して3年が過ぎました。住まいの北側は畑や田んぼ、間に家、川が流れ、山が見えます。野菜の生産者の顔も知っています。 街に住んでいた時には、そこまで気付かなかった”野菜の性格”を、教えてもらいながら実感しています。 この頃、味噌汁やスープを作る時、調味料を加える前に味見をして、野菜の甘味にびっくりしています。寒さに耐えて糖度が高くなる理由もあると思いますが、土づくりの苦労の成果でもあると思います。大切に食べたい! <野菜だけの粕汁> お腹に優しくて、温まります

          野菜の”甘味ときめ細かな肌”

          季節は<立春> 寒さが続いていますが、梅の開花が話題になり、春の到来が待ち遠しい!最近、野菜の瑞々しさと甘味に包丁を持つのが嬉しくなっています。先日借りた「漬物と日本人」(小川敏夫著)に影響され、白菜の重ね漬けを作りました。北海道では紅鮭を挟むようですが、にんじん・柚子・大葉で。

          季節は<立春> 寒さが続いていますが、梅の開花が話題になり、春の到来が待ち遠しい!最近、野菜の瑞々しさと甘味に包丁を持つのが嬉しくなっています。先日借りた「漬物と日本人」(小川敏夫著)に影響され、白菜の重ね漬けを作りました。北海道では紅鮭を挟むようですが、にんじん・柚子・大葉で。

          この季節”黒色の食材”をよく食べます

          ”冬”の食事のポイントは、活動を始める”春”に向けてエネルギーを蓄える食材を取り入れることです。貧血気味の私は、特に<血>を補う食事を心がけています。たんぱく質・鉄・ビタミンC・ビタミンB12・葉酸を含む食材を意識すると同時に、中医学では、エネルギーを蓄える臓器を養うことが大切とされます。特に”黒色の食材”はその力があるといわれます。 <ひじきのサラダ>”ひじき”には、血を巡らせたり、気分を落ち着かせたり、炎症をしずめたりする働きがあるといわれています。 <きくらげの卵と

          この季節”黒色の食材”をよく食べます

          寒い日が続きます。先日は、東三河にも雪が舞いました。灰色の空を見上げて「雪国では、こんな日が続くのかな」と思っていると、雲の向こうに太陽が見えてちょっと嬉しくなりました。きっと私たちが思うより、晴れた日は気持ちいいよね!雪を見て、夕食は<焼きタラと水菜のみぞれ鍋>七味唐辛子添え。

          寒い日が続きます。先日は、東三河にも雪が舞いました。灰色の空を見上げて「雪国では、こんな日が続くのかな」と思っていると、雲の向こうに太陽が見えてちょっと嬉しくなりました。きっと私たちが思うより、晴れた日は気持ちいいよね!雪を見て、夕食は<焼きタラと水菜のみぞれ鍋>七味唐辛子添え。

          季節は<大寒> 寒さがピークを迎える頃、”大根・白菜・ねぎ ”などが大きく育ってシャキッと新鮮さをアピールしています。”ぶり”の背も輝いて張りのあること!そして「春」がそこまで近づいて来ています。薄緑色の”さとうえんどう”に嬉しくなりました。<ぶり大根に茹でさとうえんどうの献立>

          季節は<大寒> 寒さがピークを迎える頃、”大根・白菜・ねぎ ”などが大きく育ってシャキッと新鮮さをアピールしています。”ぶり”の背も輝いて張りのあること!そして「春」がそこまで近づいて来ています。薄緑色の”さとうえんどう”に嬉しくなりました。<ぶり大根に茹でさとうえんどうの献立>

          年末年始、わたしの<食事情>

          12月31日、2023年の仕事が終わり帰宅したのが午後5時半。 「さあ、おせち料理作りましょう!」まずは、乾物を戻すところから始めます。日ごろ、余裕がなくて作らないもの、季節の節目に作りたいもの、食べたいもの と考えて、買い物は済ませていました。4日間はお休みで、現在は好きなように時間が使える環境にいます。 2024年1月1日の午前中も、好きな料理作りをして2日にゆっくり過ごそう と決めていました。 大学は「食物科」に在籍していたので、習ったばかりの「おせち料理」を家族に披

          年末年始、わたしの<食事情>