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食卓に温かい一汁を

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”セロリのポトフ・セロリ葉とツナ炒め”

”セロリのポトフ・セロリ葉とツナ炒め”

前回、”菜の花”と”セロリ”を見ると春が来たと嬉しくなる話をしました。
最近は、寒さが戻り、出かける時のコートも、また厚手になりました。

<セロリのポトフ>
・豚肩ロース塊肉を香味野菜と煮込んで、途中からセロリ・にんじん・玉ねぎを加えて、また30分程煮ました。セロリをもう少し大きく切ればよかった と反省、少し崩れました。塩・こしょう・薄口醤油で味を整え、出来上がりです。寒い日に温かくしてどうぞ…

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”土付きごぼう・舞茸・鶏肉” なに作る?

”土付きごぼう・舞茸・鶏肉” なに作る?

黒い土がついた、太い”ごぼう”は長野県産、除草剤を使用しない、化学農薬や化学肥料を使用しない土づくりにこだわった生産者さんのもの。
この日のおすすめ食品を買って並べてみました。
舞茸・軟白ねぎ・ごぼう・鶏手羽元。
”ごぼう”は、たわしでこすって土を落とし、縦半分に切ってから、斜め切りにしました(薄く切りすぎないように、5mm位かな)。
”鶏手羽元”はフライパンで表面に焼き色がつくように、火を入れ、

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<冬>に備えて食養生”茸”と”さつま芋”

<冬>に備えて食養生”茸”と”さつま芋”

いただいた”さつま芋”、最後は<さつま汁>に。鹿児島県の郷土料理で、鶏肉・さつま芋、その他 具を沢山入れた味噌汁です。
ちょうど”茸”がおいしい季節、生椎茸・しめじをたっぷり入れました。
茸はフライパンに油を少しひき、焼いてから加えています。

<サンヨネの茸>私は、スーパーマーケットの店内で仕事をしながら、昼前に職員の休憩室(床やテーブル、椅子など温かみのある木製で、床暖房も入り、和室もある広い

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祖母の”汁ビーフン”と”高菜のスープ”

祖母の”汁ビーフン”と”高菜のスープ”

3歳まで祖母のもとで育った話を、以前書きました。
優しい味の、栄養があるスープをいろいろ作ってくれたのが、今の元気な体の基になっていると思います。また、香りのある野菜をよく使っていた印象があります。

最近、思い出しながら作ってみました。

<汁ビーフン>スープは、鶏肉や干し椎茸でとっていました。
今回は、昆布でだしをとり、昆布を引き上げてから、湯通しした鶏手羽先を入れて20分程、中火弱で煮込みま

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”卵とトマトの酸辣湯” 活動的な春には<酢>の味付け!

”卵とトマトの酸辣湯” 活動的な春には<酢>の味付け!

陽射しがまぶしい季節には「お寿司や酢の物」のさっぱりした口当たりが、嬉しいですね。<酢>は主成分である酢酸やクエン酸が疲れの原因になる乳酸を分解することによって疲労回復効果があると言われています。
外で活動する日も増えました。料理に酢を使うことが多くなったこの頃です。

<卵とトマトの酸辣湯>出し汁は、水に白ねぎの硬い部分と生姜の皮を入れ、少し煮て香りを移し、
鶏がらスープの素を溶かしました。昆布

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冬から春の野菜 ① ”白菜”

冬から春の野菜 ① ”白菜”

野菜の色って本当に素敵❕ 予約注文していたもの、地元スーパーマーケットで買ったもの、いただきもの いっぱいで嬉しい❕ 

<白菜と肉団子の春雨スープ>昆布のだし汁を温め、鶏または豚の肉団子入れ、アクをすくったら白菜を加えて、うま味を吸わせ、湯で戻した春雨を入れて、おいしいスープと一緒に食べると、これ一品で寒くて硬くなった体がほぐれていきます。

*ポイント1

だし汁には最初に”生姜の薄切り”を入

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”寒仕込み味噌”の思い出 

”寒仕込み味噌”の思い出 

以前、高齢者住宅の厨房をまかされていた時に、寒の入りのこの時期に愛知の味噌蔵元「桝塚(マスヅカ)味噌」さんに手伝っていただき、味噌玉を硬く丸めて隙間なく樽に詰めて、味噌の仕込みをしました。見ていた入居者の方は、味噌汁をより美味しく感じてくれました。良い思い出です。

冬は味噌を料理によく使います。サトウジュンコさんの記事を見て

「豆腐と白菜の胡麻担々みそ汁」
を作りました。賄いの仕事で作ったとき

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新年 おめでとうございます

新年 おめでとうございます

今朝のお雑煮は、これまでの半分の年月を暮らした大阪で食べていたお雑煮。丸く切った里芋、大根、金時人参と煮た丸餅を白味噌仕立てにしたもので、懐かしいです。紅白なます・胡桃入り田作り・座禅豆など、現在の自分が摂りたい栄養を意識して、少しアレンジした「お節料理」を作りました。
<座禅豆>は江戸時代の料理の本にも常備菜として紹介されていますが、大豆の「五目煮豆」を黒豆にかえて、ごぼうやにんじん、こんにゃく

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”大根のみりん粕和え” 愛知の醸造文化に魅かれて❕

”大根のみりん粕和え” 愛知の醸造文化に魅かれて❕

碧南市にある「三河みりん」の蔵を訪ねました。地元の<もち米・米こうじ・焼酎>、素材・技・知恵・環境などによって醸し出された奥深い風味!
「江戸の料理と食生活」(以前に紹介)にも載って、250年の歴史を感じます。
今までにも、大きな木桶で仕込む豆味噌や、酒や酢の「つくり手(作りて・造りて・創りて)さん達」のお話しを聞く機会があり、歴史と文化と味に感動していました。
食材に火を入れたり、調味をして料理

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12月:食べ物の消化を助ける”蕪”を

12月:食べ物の消化を助ける”蕪”を

冬野菜が届きました。大根・蕪・ブロッコリー・オレンジカリフラワーなど。少し不揃いの蕪がかわいいです。

”焼き蕪と水菜と桜エビのサラダ”
表題の写真です、最近<焼き野菜>が気に入っています。野菜の甘味と素の味を感じられるのが一つ、応用しての料理作りが楽しいこともあります。
作り方  :フライパンにオリーブ油を温め、1cm前後の厚さに切った野菜を並べ、中火で焼き色がつくと返して蓋をし中火弱で焼く。仕

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12月:食べ物の消化を助ける”大根”を

12月:食べ物の消化を助ける”大根”を

胃腸の調子が良いと、それだけで明るく過ごすことができますよね。
大根がおいしくなるこの時期、あらゆる料理法に馴染んで飽きない食材❕

<大根の塩漬け>
”ゆず大根”

大根の塩漬けに、柚子の皮の千切りと柚子の搾り汁、砂糖少々を加える(表題の写真右)

”水菜大根漬け”

大根の塩漬けに、水菜と赤唐辛子、塩少々を加える(表題の写真左)

<ふろふき大根のゆず味噌>昆布だしで柔らかく煮た大根に味噌は、

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”降り続く雨の日に”

”降り続く雨の日に”

農作物の生育に大切な雨ですが、この季節は蒸し暑さもあって、冷たい物・なま物・水分を多く取るため、胃腸の働きが弱り水液の代謝も低下します。
体の中の余分な水分を排出し、胃腸の調子を整えるためにも温かいスープをよく作ります。

<はと麦と椎茸とレタスのスープ>
茹でて冷凍保存してあった”はと麦”を使います。
だし汁は昆布と干し椎茸の戻し汁、具は干し椎茸・にんじんと玉ねぎ・生姜を少し用意します。野菜の具

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”穴子と牛蒡の卵とじ丼”

”穴子と牛蒡の卵とじ丼”

蒸し暑い日が続きます。蒸し穴子が鰻の横に並んでいました。もうすぐ<土用の丑の日>ですね。「穴子の方が、あっさりしていいんじゃない」と価格を比べて、蒸し穴子を買いました。ささがきごぼうと生姜の千切りも入れて、柳川風に卵でとじ三つ葉を散らして、ごはんにのせました。
夏を楽しく過ごせますように!

もう一品、ネバネバいっぱいの汁物を、友人に作りました。歯の治療中で硬いものを食べることができない彼女は「元

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”ズッキーニの煮込み&味噌汁”

”ズッキーニの煮込み&味噌汁”

ズッキーニが並び始めました。お店のトマトやきゅうりの売り場も広がり、「今日は暑いね!」の言葉も聞こえるようになり、夏が近づいたな と季節の変化に嬉しくなっています(夏生まれで、真夏はちょっと閉口する日もあるけど、夏は好き、初夏はとても好き!)。
ズッキーニはオリーブ油で焼いて、塩・こしょうをふって食べるだけでも美味しいのですが、かぼちゃの仲間なので、味噌汁に仕立ててもいいかなと思い作りました。新玉

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