幸 恵香

【管理栄養士・中医薬膳師】 食材のことをもっと知りたくて、街から、山や海に近い土地に引…

幸 恵香

【管理栄養士・中医薬膳師】 食材のことをもっと知りたくて、街から、山や海に近い土地に引っ越しました。 そこで出会った素材の良さが嬉しくて、仕事で、家で、料理三昧の日々です。 健やかに暮らすために大切な、毎日のごはんのことを「汁と小鉢」の料理紹介から書いていきます。

記事一覧

季節は<立夏> 散歩道の麦畑、ひと月もすれば収穫時期、雨に気をつけて。

暖かくなって、冬物を片付けて夏物を出したり、植物の植え替えをしたり、出かけることも多くなって、疲れていませんか? 日々、「やることリスト」を作って充実しているよ…

幸 恵香
1日前
12

今日は<八十八夜> 知り合いのお茶園さんから、新茶の案内が送られてきました。帰宅して、体と心をリセットする時に欠かせないお茶です。
そして梅雨前のこの時期、いつも乾物やスパイスの残りを確認する習慣にしています。小豆・白玉粉・抹茶も少しづつ残っていて、甘さ控えめのおやつ作りました。

幸 恵香
6日前
12

この時期だけの”筍“と”そら豆”

”限られた季節だけ” の食材、そして道端の花を眺めながら、巡る季節を思う。「昨年の今頃は、あんなことをしていたな、こんなことを考えていたな」と過ぎた日々を振り返…

幸 恵香
10日前
15

季節は<穀雨> 柔らかな雨が降り、穀物や野菜の成長を助けます。新緑の清々しい山々を眺めると心が落ちつきます。仕事先では、人事異動があり、新入社員の研修も始まりました。任される仕事も増え、一つ上へと成長していく若い人たちの姿が頼もしい!元気が出る具沢山の「春雨スープ」作りました。

幸 恵香
2週間前
13

”海の幸” 魚や貝類・エビやイカ・海藻類

豊かな味と栄養の宝庫、海から取れるものには魅力がいっぱいです。 春になってスーパーマーケットの鮮魚コーナーが賑やかになってきました。 店頭販売の日には、1尾丸ごと…

幸 恵香
3週間前
18

季節は<清明> 住み始めて4年目、この地の人になりつつある。

毎年この季節に訪れる「東三河ふるさと公園」、広場から少し離れて座ると、鳥のさえずりが聞こえ、子供の楽しそうな声が届きます。来て良かったと思う、活動している”食と…

幸 恵香
1か月前
12

「鶏肉の学習会」を開催したときの学び

3月初め、半年前から企画していたコープの「産直若鳥」(一般には恵那どり)を消費者の方々に、商品紹介をする学習会を開催しました。 私は、コープサポーターとしてこの…

幸 恵香
1か月前
17

季節は<春分> 暖かくなる日を待ちこがれる3月

先日、「サンちたトマトグループ」生産者のハウス栽培を見学する機会があり、赤いトマトに元気をもらいました! 生協には、ファーストトマトを出荷されていますが、写真は…

幸 恵香
1か月前
18

今、おいしい ”桜ぶり”

勤務するスーパーマーケットに並んだ”桜ぶり”。 ぶりは広域に回遊する魚で、北陸地方で水揚げされていた”寒ぶり”が産卵のために南下する途中、三重や和歌山沖で漁獲さ…

幸 恵香
1か月前
21

季節は<啓蟄> 虫(=蟄)達が地中から出てきて(=啓)活動を始めるころ

山の麓に住む友人が”ミモザの木”の写真を見せてくれました。彼女の家の庭には、いろんな木があります(秋には柿を、先月は八朔を分けてもらいました)。 スマホの画面に…

幸 恵香
2か月前
25

”セロリのポトフ・セロリ葉とツナ炒め”

前回、”菜の花”と”セロリ”を見ると春が来たと嬉しくなる話をしました。 最近は、寒さが戻り、出かける時のコートも、また厚手になりました。 <セロリのポトフ> ・豚…

幸 恵香
2か月前
18

”菜の花としらすのパスタ”

季節は<雨水> 菜の花とセロリがたくさん並び始める”春”が来た! 気温の変化が激しい日々ですが、晴れた日には外に出て太陽の光をいっぱい浴びたいものです。 <菜の…

幸 恵香
2か月前
19

”春”温かくなる前に作りたかった料理

すでに、桜の花便りも届くころになりました。寒い休日に、家でゆっくり作ろうと思っていた料理があります。 <肉まん(豚まん)>   ・余談ですが、大阪出身の私は「豚…

幸 恵香
2か月前
27

野菜の”甘味ときめ細かな肌”

東三河に引っ越して3年が過ぎました。住まいの北側は畑や田んぼ、間に家、川が流れ、山が見えます。野菜の生産者の顔も知っています。 街に住んでいた時には、そこまで気…

幸 恵香
3か月前
21

季節は<立春> 寒さが続いていますが、梅の開花が話題になり、春の到来が待ち遠しい!最近、野菜の瑞々しさと甘味に包丁を持つのが嬉しくなっています。先日借りた「漬物と日本人」(小川敏夫著)に影響され、白菜の重ね漬けを作りました。北海道では紅鮭を挟むようですが、にんじん・柚子・大葉で。

幸 恵香
3か月前
14

この季節”黒色の食材”をよく食べます

”冬”の食事のポイントは、活動を始める”春”に向けてエネルギーを蓄える食材を取り入れることです。貧血気味の私は、特に<血>を補う食事を心がけています。たんぱく質…

幸 恵香
3か月前
20
季節は<立夏> 散歩道の麦畑、ひと月もすれば収穫時期、雨に気をつけて。

季節は<立夏> 散歩道の麦畑、ひと月もすれば収穫時期、雨に気をつけて。

暖かくなって、冬物を片付けて夏物を出したり、植物の植え替えをしたり、出かけることも多くなって、疲れていませんか?
日々、「やることリスト」を作って充実しているように思っていた私ですが、櫻井大典さんの「かんぽう歳時記」に、この時期は「やらないことリスト」を作ってみて と提案がありました。
先日の晴れた日、簡単なデザートをベランダでのんびり食べました!

<抹茶寒天とフルーツあんみつ>”余白”の時間も

もっとみる

今日は<八十八夜> 知り合いのお茶園さんから、新茶の案内が送られてきました。帰宅して、体と心をリセットする時に欠かせないお茶です。
そして梅雨前のこの時期、いつも乾物やスパイスの残りを確認する習慣にしています。小豆・白玉粉・抹茶も少しづつ残っていて、甘さ控えめのおやつ作りました。

この時期だけの”筍“と”そら豆”

この時期だけの”筍“と”そら豆”

”限られた季節だけ” の食材、そして道端の花を眺めながら、巡る季節を思う。「昨年の今頃は、あんなことをしていたな、こんなことを考えていたな」と過ぎた日々を振り返る。そしてまた、前を向いて進んでいく。
自然って、そんな”力”があると思う。

写真は、<焼きそら豆>と<茹でそら豆>、<筍の煮物>です。

<鶏むね肉とそら豆の吸い物・いなり寿司>すまし汁→”椀だね”は、鶏むね肉のくずたたき(そぎ切りにし

もっとみる

季節は<穀雨> 柔らかな雨が降り、穀物や野菜の成長を助けます。新緑の清々しい山々を眺めると心が落ちつきます。仕事先では、人事異動があり、新入社員の研修も始まりました。任される仕事も増え、一つ上へと成長していく若い人たちの姿が頼もしい!元気が出る具沢山の「春雨スープ」作りました。

”海の幸” 魚や貝類・エビやイカ・海藻類

”海の幸” 魚や貝類・エビやイカ・海藻類

豊かな味と栄養の宝庫、海から取れるものには魅力がいっぱいです。
春になってスーパーマーケットの鮮魚コーナーが賑やかになってきました。
店頭販売の日には、1尾丸ごと、お買い得で販売しています。
ブリなど大きな魚は食べきれないので、サバやアジやイカをよく買います。

<サバ>

二枚おろしにしました。

<サバの竜田揚げ><アジ>

<アジのホイル包み焼き>アジは、軽く塩をふって10分程おいて水けを拭

もっとみる
季節は<清明> 住み始めて4年目、この地の人になりつつある。

季節は<清明> 住み始めて4年目、この地の人になりつつある。

毎年この季節に訪れる「東三河ふるさと公園」、広場から少し離れて座ると、鳥のさえずりが聞こえ、子供の楽しそうな声が届きます。来て良かったと思う、活動している”食と健康アドバイザー”に新しい提案をして、進めていく上で表れる迷いや不安が、頑張りに代えられるように思います。

4月は環境の変化に、気持ちが不安定になる人も多いかもしれません。
習っている<初任者エアロビクス>では、動きに合わせて呼吸を整える

もっとみる
「鶏肉の学習会」を開催したときの学び

「鶏肉の学習会」を開催したときの学び

3月初め、半年前から企画していたコープの「産直若鳥」(一般には恵那どり)を消費者の方々に、商品紹介をする学習会を開催しました。
私は、コープサポーターとしてこのようなイベント開催を提案したり、手伝ったりしています。
当日は、(株)トーノデリカの社員さんのお話と鶏肉料理の試食でした。
トーノデリカさんのレシピに従って料理を担当した私は、<サラダチキン>・<簡単とり天>・<鶏もも肉さっぱり煮>の3種を

もっとみる
季節は<春分> 暖かくなる日を待ちこがれる3月

季節は<春分> 暖かくなる日を待ちこがれる3月

先日、「サンちたトマトグループ」生産者のハウス栽培を見学する機会があり、赤いトマトに元気をもらいました! 生協には、ファーストトマトを出荷されていますが、写真は<麗容>という種類のトマトを、定植後農薬なし、水やりもしないで育てたものだそうです。甘味と酸味のバランスが良く、濃い味わいのおいしいトマトです。

できるだけシンプルに食べたいと思い、

<カプレーゼ><トマトスライス・新玉ねぎのマリネ><

もっとみる
今、おいしい ”桜ぶり”

今、おいしい ”桜ぶり”

勤務するスーパーマーケットに並んだ”桜ぶり”。
ぶりは広域に回遊する魚で、北陸地方で水揚げされていた”寒ぶり”が産卵のために南下する途中、三重や和歌山沖で漁獲されるものを”桜ぶり”と言います(桜の咲く時期なので)。

店頭に二通りの売り方で並んでいます

「スッキリした脂と、身の味の濃さが特徴」ということなので、シンプルにそして春らしくさっぱりと食べたい思いがありました。

<桜ぶりの塩麴焼き、お

もっとみる
季節は<啓蟄> 虫(=蟄)達が地中から出てきて(=啓)活動を始めるころ

季節は<啓蟄> 虫(=蟄)達が地中から出てきて(=啓)活動を始めるころ

山の麓に住む友人が”ミモザの木”の写真を見せてくれました。彼女の家の庭には、いろんな木があります(秋には柿を、先月は八朔を分けてもらいました)。
スマホの画面には、青い空を背景に、ふんわりとしたミモザの黄色の花が、いっぱい咲いていました。
”ミモザ”といえば、私にはサラダが思い浮かびます。 ということで、休日のランチに作りました。

<じゃが芋と菜の花のミモザサラダ>今の季節、虫が動き始めるだけで

もっとみる
”セロリのポトフ・セロリ葉とツナ炒め”

”セロリのポトフ・セロリ葉とツナ炒め”

前回、”菜の花”と”セロリ”を見ると春が来たと嬉しくなる話をしました。
最近は、寒さが戻り、出かける時のコートも、また厚手になりました。

<セロリのポトフ>
・豚肩ロース塊肉を香味野菜と煮込んで、途中からセロリ・にんじん・玉ねぎを加えて、また30分程煮ました。セロリをもう少し大きく切ればよかった と反省、少し崩れました。塩・こしょう・薄口醤油で味を整え、出来上がりです。寒い日に温かくしてどうぞ…

もっとみる
”菜の花としらすのパスタ”

”菜の花としらすのパスタ”

季節は<雨水> 菜の花とセロリがたくさん並び始める”春”が来た!
気温の変化が激しい日々ですが、晴れた日には外に出て太陽の光をいっぱい浴びたいものです。

<菜の花とセロリ>”菜の花” は、血の巡りをよくしてくれるので、冷えや肩こりの人に向いています。ビタミン・ミネラルが豊富で、肌の不調が気になる人にも食べてほしい食材です。

”セロリ” の香りは、精神を安定させる作用があると言われます。イライラ

もっとみる
”春”温かくなる前に作りたかった料理

”春”温かくなる前に作りたかった料理

すでに、桜の花便りも届くころになりました。寒い休日に、家でゆっくり作ろうと思っていた料理があります。

<肉まん(豚まん)>
  ・余談ですが、大阪出身の私は「豚まん」と言います。

蒸したてをすぐに食べるのが、一番おいしい! 寒さが吹っ飛びます!

粉類が残っているので、調子にのって、懐かしいものを作りました。

<ねぎ餅>伸ばしたり、包むのが楽しくなり、おかずになるものを作りました。
この時期

もっとみる
野菜の”甘味ときめ細かな肌”

野菜の”甘味ときめ細かな肌”

東三河に引っ越して3年が過ぎました。住まいの北側は畑や田んぼ、間に家、川が流れ、山が見えます。野菜の生産者の顔も知っています。
街に住んでいた時には、そこまで気付かなかった”野菜の性格”を、教えてもらいながら実感しています。

この頃、味噌汁やスープを作る時、調味料を加える前に味見をして、野菜の甘味にびっくりしています。寒さに耐えて糖度が高くなる理由もあると思いますが、土づくりの苦労の成果でもある

もっとみる

季節は<立春> 寒さが続いていますが、梅の開花が話題になり、春の到来が待ち遠しい!最近、野菜の瑞々しさと甘味に包丁を持つのが嬉しくなっています。先日借りた「漬物と日本人」(小川敏夫著)に影響され、白菜の重ね漬けを作りました。北海道では紅鮭を挟むようですが、にんじん・柚子・大葉で。

この季節”黒色の食材”をよく食べます

この季節”黒色の食材”をよく食べます

”冬”の食事のポイントは、活動を始める”春”に向けてエネルギーを蓄える食材を取り入れることです。貧血気味の私は、特に<血>を補う食事を心がけています。たんぱく質・鉄・ビタミンC・ビタミンB12・葉酸を含む食材を意識すると同時に、中医学では、エネルギーを蓄える臓器を養うことが大切とされます。特に”黒色の食材”はその力があるといわれます。

<ひじきのサラダ>”ひじき”には、血を巡らせたり、気分を落ち

もっとみる