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年末年始、わたしの<食事情>

12月31日、2023年の仕事が終わり帰宅したのが午後5時半。
「さあ、おせち料理作りましょう!」まずは、乾物を戻すところから始めます。日ごろ、余裕がなくて作らないもの、季節の節目に作りたいもの、食べたいもの と考えて、買い物は済ませていました。4日間はお休みで、現在は好きなように時間が使える環境にいます。
2024年1月1日の午前中も、好きな料理作りをして2日にゆっくり過ごそう と決めていました。

大学は「食物科」に在籍していたので、習ったばかりの「おせち料理」を家族に披露、でも下処理は母がしてくれ、見かけだけのものでした。
「土井 勝 家庭料理研究所」に就職、勤務した5年間は貴重な、料理が身に付き好きになる大切な日々だったと感謝しています。行事食も伝えてくださいました。
結婚先は、お正月に親戚が集まる賑やかな家庭、三が日はキッチンから離れられません。「おいしいよ!」の言葉に喜び、でも早くお正月が終わらないかな と思ったものでした。
その後、子育てしながら、洋食屋でアルバイト、スーパーマーケットに勤務など、年末は大忙しで過ごしていました。生協が関係する高齢者住宅内の厨房にいた時は、年末年始の行事食が一番”腕の見せ所”、初日の出は、毎年厨房から眺めてスタッフ同士の挨拶が年始のスタートでした。

農業・畜産の仕事に携わっている方、病院に勤務されている方、サービス業の方など、お正月に休めない人は多くいらっしゃいます。
今、能登半島地震が起きた石川県で不眠不休の救助、復旧に力を尽くされている方々には、本当に頭が下がります。

地震のニュースが流れる前まで、料理作りをしていました。

<2024年1月1日 午前>

黒豆煮:<土井 勝の黒豆>は毎年作っています。圧力鍋を使おうか?など思ったりしましたが、煮る時間を少し短くして、頑固に続いています。
田作り:鉄のフライパンで気長に炒り(職場ではオーブンで)、カリッと香ばしく仕上げます。味付けは今は薄めにしています。
きんとん:今年は贅沢に、ゆり根を茹でて、甘味(きび砂糖と栗甘露煮の蜜)を加え練り上げました。金色の布団にはなりませんが…。
なます:大根と干し柿の酢の物が好きで、甘さ控えめで作りました。             
焼き魚:鰆を塩麴と柚子に漬けて、オーブンで焼き、仕上げに柚子のしぼり汁+みりんをぬって照りをのせました。
昆布煮:水で戻した昆布は、昆布巻きの代わりに結んで、酢を少し砂糖・醤油・みりんで煮ます。煮物:干し椎茸・里芋・たけのこ・れんこん・にんじんなど、普段のように炊き、合わせます。

料理を終え、テレビをつけると能登半島地震のニュース、しばらくその場から動けませんでした。阪神・淡路の震災を思い出しました(その時は、名古屋に住み、大阪の実家も揺れ、神戸のいとこ達が被災しました)。すぐに、金沢の友人に連絡し無事を確認した次第です。
写真撮影も止めて片付けをし、1枚撮ったこの写真もしばらく置いたままになっていました。

静かに過ごした年始、冷凍庫には、料理するはずの「エビ」が残っていました。

<エビと茸のアヒージョ>

スパイスの勉強会でもらった「アヒージョのミックススパイス」を使い、
オリーブ油できのこ類と煮ました。この頃、エリンギも手で割いて下処理をしています。
味の含みが良いと思います。
バケットを添えて、きのこの香りとエビのおいしさが浸みたオリーブ油もいただきました。

<エビのケチャップ炒め>

塩水につけて解凍し、切り目を入れて背ワタをとり、酒とこしょうをふりました。 
その後、水けを拭き、片栗粉をはたき、炒めていきます。
油には、にんにく・生姜のみじん切りを入れて弱火で香りを移しています。
そのフライパンにエビを重ならないように入れ、中火で焼き、下半分に火が通って色が変わったら、ひっくり返して完全に火が通るまで焼きます(えびが大きくて火が通りにくい時は、少しの間蓋をする)。調味料を絡めて出来上がり!                         

家にあるもので作っています。調味料は、ケチャップとオイスターソース、豆板醤を入れたいところですが、常備していないので、”かんずり”を少し加えて辛みをつけました。白ねぎの小口切り、茹でたブロッコリーも加えて、アルモンデ料理の<えびのチリソース風>です。

”かんずり”は、新潟県妙高市に古くから伝わる香辛調味料で、唐辛子・糀・柚子・食塩を混ぜ合わせ、熟成、発酵をへて造られたもの。
私は、唐辛子の代わりに和食にも中華の料理にも使えるので、常備しています。

他にも、休み中に作ろうと買った材料や本があり、自分の中で宿題になっています。


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