さとみ

編集者&ライター。3児の母。住宅情報誌編集→リノベサイトのコンテンツディレクター→フリ…

さとみ

編集者&ライター。3児の母。住宅情報誌編集→リノベサイトのコンテンツディレクター→フリーランス。QOLアップのため、2018年福岡・糸島へ移住。

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自己紹介&ポートフォリオ

はじめまして。福岡で編集&ライターをしているさとみです。 編集のキャリアのスタートは株式会社リクルートにて。住まいやリフォームの情報誌の編集者として8年仕事して…

さとみ
4年前
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「ゆる献立」で夕食づくりがラクになった

「毎日の夕食づくりが負担」という話はよく聞く。よく聞く、が、ここまで声高らかに「負担」と言われだしたのは、ここ5~6年くらいのことではないだろうか。それ以前は、夕…

さとみ
3年前
6

地方移住をするには、子どもと早く別れる覚悟をしなければならない

3番目の子が生まれてすぐの頃、東京から福岡へ移住することに決めた。キャリア、QOL、教育のこと、プライベートの過ごし方等々考えた末の決断だった。この決断は良かったと…

さとみ
3年前
2

身も蓋もないけれど、運動したら元気になった

3人目を出産した37歳の頃から、ちょっとずつ老化を感じるようになった。肩こりなんて感じたことなかったのに、いつも肩が重い。ちょっと階段を登ると動機がする。夕食をつ…

さとみ
3年前
7

レジカゴのことを書いていたら、整理整頓を日課にすることになった

誰かに「これいいよ!」と勧められ、でも話を聞いてもイマイチ魅力がわからない。でも、そこまでいいって言うなら、騙されたと思って使ってみるかな…と思って試すと、ほん…

さとみ
3年前
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家族も仕事もなかったら、私は何がしたいのか

10年前、仕事をしながら長男を出産した頃から思うと、社会は結構変わったと思う。長男を出産した頃は、まだギリギリ「保活」という言葉がなかった。保育園はその頃から入り…

さとみ
3年前
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失われた時はどこへ

読書量がめっきり減ってしまっていた。たまに読むのは、仕事に必要な本くらい。「メディア運営の~~」とか「ペルソナ設計の~~」とか。文学作品どころか、軽めの小説やエ…

さとみ
3年前
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読書記録「読みたいことを、書けばいい。」

衝撃を受けた。正直言って、舐めてかかってたのだと思う。著者の田中泰延さんについては、ほぼ日のインタビューやいくつかのコラムを読んだ程度だった。電通を辞めて「青年…

さとみ
3年前
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コミュニケーションの最大のコツは

またやってしまった。子どもの授業参観が終わったとき、息子のクラスメイトのお母さん廊下で話しかけてくれた。コロナ禍でなかなか会えず、色々話したいことがあったらしい…

さとみ
3年前
6

彼女は「書く人」だった

その人はバイト先の先輩だった。私より少し年上の女性で、そのとき既に20代前半だったはずだけれど、少し幼く可愛らしい見た目で高校生くらいに見えた。超難関大学を卒業し…

さとみ
3年前
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全然違う街に住んでいるはずなのに

東京から福岡県糸島市に移住して3年目。いくつかメディアでも移住のことは書かせてもらっているけれど、そういった公の場では書くことのない、極個人的な思いを書くシリー…

さとみ
3年前
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脱・東京して思う、東京の良かったところ

脱・東京して、福岡県糸島市に来て3年目。移住を機に会社員をやめフリーランスになるなど働き方も見直した。「通勤」に縛られなくなったことで、「本当はどういう家に住み…

さとみ
3年前
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1日30分を続けなさい

昔、こんな名前の本が売れていた。実際に読んだことはないけれど、インパクトのある、というより、内容が一発でわかる秀逸なタイトルなので覚えている。 ところで、我が家…

さとみ
3年前
1

共働き夫婦の子育てのコツは、最初に〇〇しないこと

これから出産する人で、特に共働きで夫と家事育児をイーブンにしたいな、と思う人に、ぜひ勧めたい、というか、やらない方がいいよと思うことがある。 「里帰り出産」だ。…

さとみ
3年前
3

「自分のための文章」を書く

今日、「20年間手帳にメモを続けている」という人に話を聞いた。「一言だけでも、その日の思いや考えたことを綴り、そしてそれを見返すことで、自分の成長を実感できる」と…

さとみ
3年前
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庭で牡蠣を食す

福岡県の糸島に移住して格段にレベルアップしたことの1つが食生活だ。 昨日は産直で買ってきた牡蠣を庭で焼いて食べた。殻付きの牡蠣を炭火で熱していくと、中の汁がグツ…

さとみ
3年前
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自己紹介&ポートフォリオ

自己紹介&ポートフォリオ

はじめまして。福岡で編集&ライターをしているさとみです。
編集のキャリアのスタートは株式会社リクルートにて。住まいやリフォームの情報誌の編集者として8年仕事していました。クライアントとの交渉や月々の企画出し、ラフ作成、取材、ゲラ確認など日常の業務をこなしながら、新雑誌創刊と2誌のリニューアルにも関わり、コンセプトワークや表紙ディレクションなども。

その後、子会社のwebサービス会社に転職してwe

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「ゆる献立」で夕食づくりがラクになった

「ゆる献立」で夕食づくりがラクになった

「毎日の夕食づくりが負担」という話はよく聞く。よく聞く、が、ここまで声高らかに「負担」と言われだしたのは、ここ5~6年くらいのことではないだろうか。それ以前は、夕食作りを担う人が、いくら「負担だ」と思っていても、手作り神話が強く、負担と言えない雰囲気があった。土井善晴さんの、「一汁一菜でよいという提案」という本が話題になった頃から、少しずつ、夕食作りに手をかけすぎていると、これでは負担なのが当たり

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地方移住をするには、子どもと早く別れる覚悟をしなければならない

地方移住をするには、子どもと早く別れる覚悟をしなければならない

3番目の子が生まれてすぐの頃、東京から福岡へ移住することに決めた。キャリア、QOL、教育のこと、プライベートの過ごし方等々考えた末の決断だった。この決断は良かったと思ってるし、実際、「良かったと思える」ように、努力もしている。けれど一つだけ、あまり目を向けないようにしてるけど、ずっと心にチクリとささっているモヤモヤがある。

それは、地方移住した私たちは、おそらく思ったよりもすぐに、子どもが巣立ち

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身も蓋もないけれど、運動したら元気になった

3人目を出産した37歳の頃から、ちょっとずつ老化を感じるようになった。肩こりなんて感じたことなかったのに、いつも肩が重い。ちょっと階段を登ると動機がする。夕食をつくる頃には、何もしてないはずなのにヘトヘトになっていて、キッチンに椅子を持ち込んで、休憩しながらつくっていた。寝る前にはもう這いつくばるようになっていて、体力余って暴れまわる子どもを寝室に連行する元気もなかった。疲れているのだと思った。私

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レジカゴのことを書いていたら、整理整頓を日課にすることになった

レジカゴのことを書いていたら、整理整頓を日課にすることになった

誰かに「これいいよ!」と勧められ、でも話を聞いてもイマイチ魅力がわからない。でも、そこまでいいって言うなら、騙されたと思って使ってみるかな…と思って試すと、ほんとに良くてビックリ。結構そういう経験は多い。今回は最近出会った、説明されても魅力が伝わらない品について書いてみる、その第一弾。第一弾を飾るのは

スーパーのレジカゴ

である。

スーパーのレジカゴ。個人で所有できるように、スーパー固有のカ

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家族も仕事もなかったら、私は何がしたいのか

10年前、仕事をしながら長男を出産した頃から思うと、社会は結構変わったと思う。長男を出産した頃は、まだギリギリ「保活」という言葉がなかった。保育園はその頃から入りにくかったけれど、子育てしながら働く人も今ほど多くなく、「ごくごく一部の人の問題」だったのだ。送迎は「ママ」一色で、男性の姿を見ることはなかった。出産後、夫は育休を取ってくれたけれど、「もう出世はできないと思え」と脅されての休暇だった。今

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失われた時はどこへ

読書量がめっきり減ってしまっていた。たまに読むのは、仕事に必要な本くらい。「メディア運営の~~」とか「ペルソナ設計の~~」とか。文学作品どころか、軽めの小説やエッセイなんかも読まなくなってしまった。読書スピードも遅くなって、ますます量は減っていった。

本を読まなくなり、語彙も増えるどころか減ってくし、何より、身の回りのことにしか興味のない、つまらない人間になりそうで怖かった。

思えば母も、まだ

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読書記録「読みたいことを、書けばいい。」

読書記録「読みたいことを、書けばいい。」

衝撃を受けた。正直言って、舐めてかかってたのだと思う。著者の田中泰延さんについては、ほぼ日のインタビューやいくつかのコラムを読んだ程度だった。電通を辞めて「青年失業家」を名乗り、著作活動をしている人で、その文章は関西の人らしく過剰にユーモアがあふれ、正直、ふざけてる人なのかな、と思っていた。だけど、初めての書籍というこの本を読んで、印象が全部ひっくり返った。スパルタだ。まったく甘くない。「読みたい

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コミュニケーションの最大のコツは

またやってしまった。子どもの授業参観が終わったとき、息子のクラスメイトのお母さん廊下で話しかけてくれた。コロナ禍でなかなか会えず、色々話したいことがあったらしい。ウンウンと聞いていたのだけれど、実は「早く仕事に戻りたい」という気持ちがどこかにあった。だから、ふっと話が途切れた瞬間に、「じゃ、またね」と置き去りにしてしまった。後から思い返し、感じ悪かったかな…きっと、もっと話したいことあったよな…そ

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彼女は「書く人」だった

彼女は「書く人」だった

その人はバイト先の先輩だった。私より少し年上の女性で、そのとき既に20代前半だったはずだけれど、少し幼く可愛らしい見た目で高校生くらいに見えた。超難関大学を卒業していて、勤務態度はものすごく適当だったけれど、ものすごく仕事ができた。タバコもお酒も大好きなのに、肌が透き通るように白く、たまに仕事をしているところを見かけると、いつもスッと背筋が伸びていて、勝手に育ちの良さを感じていた。かと思えば、一緒

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全然違う街に住んでいるはずなのに

全然違う街に住んでいるはずなのに

東京から福岡県糸島市に移住して3年目。いくつかメディアでも移住のことは書かせてもらっているけれど、そういった公の場では書くことのない、極個人的な思いを書くシリーズ2回目。

1回目はこちら

東京では、日々目に入る「人工物」が多くのものをくれた人工物って雑にまとめてしまったけれど、建築物とか広告とか、家から通勤して仕事して目に入るあれこれのこと。地下鉄の吊り広告、新しくできたビル、子どもを遊ばせる

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脱・東京して思う、東京の良かったところ

脱・東京して思う、東京の良かったところ

脱・東京して、福岡県糸島市に来て3年目。移住を機に会社員をやめフリーランスになるなど働き方も見直した。「通勤」に縛られなくなったことで、「本当はどういう家に住みたいのか」ということも真剣に考え、住まいも選んだ。きちんと選択した暮らしは心地よい。「自分で選んだのだ」という前提があるから、多くのことを肯定的に受け止められる。例えば地域の自治会活動だって、不本意ながら住んでる場所であれば、「面倒だ」「押

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1日30分を続けなさい

1日30分を続けなさい

昔、こんな名前の本が売れていた。実際に読んだことはないけれど、インパクトのある、というより、内容が一発でわかる秀逸なタイトルなので覚えている。

ところで、我が家の子どもたちのゲーム時間は「30分」と決まっている(ボス戦など、やめられないときは延長可)。それは、Switchを買った息子1年生のときから4年生の今まで変わらない。その間彼はずっと、1日30分を続けた。最初はコントローラーを持つ手も覚束

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共働き夫婦の子育てのコツは、最初に〇〇しないこと

共働き夫婦の子育てのコツは、最初に〇〇しないこと

これから出産する人で、特に共働きで夫と家事育児をイーブンにしたいな、と思う人に、ぜひ勧めたい、というか、やらない方がいいよと思うことがある。

「里帰り出産」だ。

ちなみに筆者のステータスとしては、ワーママ歴10年目、子供は3人。2回の転職を経て今はフリーランスで働いている。会社員時代は激務と呼ばれる会社にいた。

第一子を妊娠した当初、専業主婦になるという選択肢はなかったので、いかに夫を巻き込

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「自分のための文章」を書く

今日、「20年間手帳にメモを続けている」という人に話を聞いた。「一言だけでも、その日の思いや考えたことを綴り、そしてそれを見返すことで、自分の成長を実感できる」と話されていた。「他人に褒めてもらうのを期待するのではなく、自分で自分をほめられるようになると、すごく強くなるよ」とも。

その方のお話は、「自分の言葉で話している」という印象が強かった。おそらく、日々の試行錯誤を言語で残しておくことで、話

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庭で牡蠣を食す

庭で牡蠣を食す

福岡県の糸島に移住して格段にレベルアップしたことの1つが食生活だ。

昨日は産直で買ってきた牡蠣を庭で焼いて食べた。殻付きの牡蠣を炭火で熱していくと、中の汁がグツグツ沸騰し、やがて口が少し開く。そのタイミングで牡蠣を掴み、軍手をはめた手でパカりと殻をあけ、ポン酢をひとたらし。生臭さはまったくなく、とろっと美味しい。本当に美味しい。どれだけ美味しいかというと、魚以外の魚介類を苦手としていた夫が、自ら

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