見出し画像

1日30分を続けなさい

昔、こんな名前の本が売れていた。実際に読んだことはないけれど、インパクトのある、というより、内容が一発でわかる秀逸なタイトルなので覚えている。

ところで、我が家の子どもたちのゲーム時間は「30分」と決まっている(ボス戦など、やめられないときは延長可)。それは、Switchを買った息子1年生のときから4年生の今まで変わらない。その間彼はずっと、1日30分を続けた。最初はコントローラーを持つ手も覚束なく、スーパーマリオオデッセイのボス戦でミスして私と喧嘩したくらいだったのが、気づけば1人でオデッセイをクリアし、ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドをクリアし、マリカもスマッシュブラザーズも我が家で敵なしとなってしまった。攻略サイト片手に1日に何時間も費やしながらゼルダをクリアした夫は、攻略情報ナシで偉業を成し遂げた息子に驚愕していた。

やはり、1日30分は確実に効果があるのだ。彼は確実にゲームが上手くなったし、大好きなものがあってとても楽しそうだ。私はどうだ。「たまにはゲームしたいよ…」などと言いながら、時間が無いしと諦め、何かにハマりたいでも時間がない仕事と家事育児ばっかりだと文句言いながら生きている。でも本当に、30分も自由な時間がないのかと問われると、恐らくそんなことはなく、そこまで好きでもないSNSやマンガアプリに時間を投下してしまっているのだ。ああもったいない。

そこでまず、スマホから娯楽要素を消した。具体的にはkindleとマンガアプリだ。kindleに入っている本と毎週のモーニングが読めないのは痛いので、娯楽要素はタブレットに集約した。スマホと違って、タブレットはあまり持ち歩かないので、「今から娯楽に浸るぞ!」と決めたときにだけ、タブレットを取り出す作戦だ。ついでに寝室にスマホを持ち込むのをやめた。てきめんに寝付きがよくなった。

そうして捻出した30分で、今この文章を書いている。願わくば、息子のゲームと同じくらい、上手くなりますように。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?