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雑文エッセイ日記コラムプロレス諸々

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2023年11月の記事一覧

イチ非正規書店員が「プロ野球の契約保留」から学んだこと

イチ非正規書店員が「プロ野球の契約保留」から学んだこと

プロ野球が契約更改のシーズンに入りました。

福留孝介さんの「誠意は言葉ではなく金額」は名言です。最低時給で働く非正規書店員の身にしみじみと染みました。

更新の際、お金のことで何かを言った経験はありません。しかし頓着していないわけではなく、気にしない振りを演じていたのが本当のところ。水島新司「あぶさん」の主人公・景浦安武みたいな「提示額をろくに見ないでハンコを押す」姿勢がカッコいいと思っていたの

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「ガチンコ空耳アワー」について語ろう

「ガチンコ空耳アワー」について語ろう

これはガチンコ空耳アワーですね。

ずっと「くーるーきっとくるー」だと思っていました。疑ったことすらありません。

この手の「間違って覚えがちな歌詞」の代表格は、北島三郎「函館の女」でしょう(ちなみに読み方は「はこだてのひと」)。

もしかして「はーるばる来たぜ はーこだてー」だと勘違いしていませんか? 正しくは「はーるばる来たぜ はーこだてへー」です。

「ルパン三世のテーマ」の冒頭もよく話題に

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「コイントスの確率」と「給食時間の教訓」

「コイントスの確率」と「給食時間の教訓」

へえ。

コインの表裏で物事を決めるコイントスでは、はじく際に上になっている面が出やすいという実験結果が出たようです。

日常生活でコイントスをする機会はめったにありません。ただ記憶を辿ると、毎度のように「どちらの面が表か?」を巡ってプチ議論になっていたような。だいたいが酒の席の出来事ゆえ、しばしば本番以上に盛り上がっていました。

一応調べたところ、図柄が表で額面の描かれている方が裏のようです。

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考察「ザーボンとドドリアに必要だったこと」

考察「ザーボンとドドリアに必要だったこと」

これ、子どもの頃から気になっていました。

ザーボンとドドリア。決して強くない彼らがなぜ「宇宙の帝王」の側近でいられたのか?

もしフリーザが芸能人のマネージャー的な役割をふたりに求めていたのなら、殊更に高い戦闘力は必要なかったでしょう。しかしザーボンがベジータにおこなった一連のまずい対応を見ると(せっかく倒したのに放っておく&話を聞くために治療し、ドラゴンボールを盗まれる)気働きのできるタイプと

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「いまを全力疾走」から「自分の未来のため」へ

「いまを全力疾走」から「自分の未来のため」へ

阪神タイガースの高橋遥人(はると)投手、ご存知ですか?

新日本プロレスの棚橋弘至選手とは違った意味で、この人も「逸材」だと確信しています。

知らない方は、ぜひ↓を。1分に満たない動画ですが、言わんとすることは十分伝わるはず。

曲がりの大きいスライダーは、かつて「死神の鎌」と呼ばれた中日ドラゴンズ・岩瀬仁紀さんのそれを彷彿とさせます。故障が多くてなかなか活躍できない点では、東京ヤクルトスワロー

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「推しは推すもんで会うもんじゃない」かもしれんけど

「推しは推すもんで会うもんじゃない」かもしれんけど

新日本プロレスのエル・デスペラード選手がスタイルブックを出します。

発売は12月18日。闘魂ショップで予約しました。BRAHMANのボーカリスト・TOSHI-LOWさんとの対談が話題になっています。↓によると、本人も実現するとは思っていなかったようで。

「推しは推すもんで会うもんじゃない」に共感しました。決して会いたくないわけではなく、本人を前にしたらドギマギしちゃうので。

原宿にある「パイ

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「祝・ノイジー残留」&「○○○の○○」に目を向けたい

「祝・ノイジー残留」&「○○○の○○」に目を向けたい

大賛成。

「安打量産機でも大砲でもない外国人野手に高い年棒を払う価値なし」という従来の概念に囚われないのは、さすが岡田監督です。

ノイジーが日本シリーズ最終戦で放った先制3ランはインパクト絶大でした。しかし↑によると、岡田さんはむしろ初戦で「右打ち」のサインを出した際、ライトへフライを打って走者を進めたことを評価している模様。

自己犠牲は必ずしも犠牲にあらず。見ている人はいると励まされました

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「打ち切りマンガ」と「エヴァ」の好影響

「打ち切りマンガ」と「エヴァ」の好影響

連載が打ち切られたとしても失敗作とは限りません。

子どもの頃、毎週楽しみにしていた「人形草子あやつり左近」(原作・写楽麿&作画・小畑健)がいきなり終わった時は悲しかったです。

何年か前に全話を収録したコンビニコミックスを買いました。探偵役の少年・橘左近が文楽人形遣いで、人形の右近と話しながら推理を進める。この設定はいま読んでも斬新です。

客観的に見ればただの独り言。でも両者の性格が正反対なの

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「ヒロム vs デスペラード」が見たくてチケットを買ったイチ書店員が、新日本プロレスに伝えたい「3つの要望」

「ヒロム vs デスペラード」が見たくてチケットを買ったイチ書店員が、新日本プロレスに伝えたい「3つの要望」

来年1月4日の新日本プロレス・東京ドーム大会で「高橋ヒロム vs エル・デスペラード」のIWGPジュニアヘビー級選手権が決定しました。

しかしデスぺ選手は目のコンディションに問題を抱えていて(いわゆる複視症状=物が二重に見える)年内に手術を受けるそうです。

ヒロム選手いわく「俺にとってデスペラードに代わる相手はいない」「もしも間に合わないとなったら、東京ドームでIWGPジュニアはできないと思っ

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「2023年の流行語大賞」と「☮の理由」

「2023年の流行語大賞」と「☮の理由」

流行語大賞のシーズンが来ました。

普段テレビやトレンドとは無縁なせいか、ピンと来ないものが多いです。「10円パン」とか。私が無知なだけで、好きな人からしたら納得&順当のノミネートなのでしょう。

「エッフェル姉さん」「憧れるのをやめましょう」などはわかります。ただ流行っていたと断言できるほど、話題にしたり使ったりしている人を目にした記憶はありません。あと、こういうテーマでは目にしたくないものもい

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「最後の新曲」と共に聴いてほしい一枚

「最後の新曲」と共に聴いてほしい一枚

ザ・ビートルズ最後の新曲「ナウ・アンド・ゼン」を聴きました。

シングルモルトの味わいを纏ったメロディーです。あの頃を振り返る夜のつぶやき。歌詞が誰に向けて書かれたのか考えてしまいます。

元々の音源は、ジョンが死の直前に家で録音したピアノの弾き語り。ピアノの音が大きすぎて、肝心の歌声が聴き取れなかったそうです。なのでAI採用の音声分離処理技術を使い、ヴォーカルのみを抽出したとか。

「ビートルズ

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ハードボイルド書店員が「38年ぶり2度目の日本一」から学んだこと

ハードボイルド書店員が「38年ぶり2度目の日本一」から学んだこと

38年ぶり2度目の日本一。

阪神ファンになってから初めて目にした栄光の瞬間です。

選手や関係者の皆さまに「おめでとう」と「ありがとう」を最大限の気持ちで伝えたい。そして改めて岡田監督の采配から学ばせていただきました。

7点リードで迎えた最終戦の9回。登場したのはクローザーの岩崎投手ではなく、2年目の桐敷投手でした。

岡田さんは「点差もあったんで負担をかけず」とコメント。その気遣いも本音でし

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仮面の下の「人間臭さ」に惹かれる

仮面の下の「人間臭さ」に惹かれる

1990年の春先。

テレビ朝日で土曜の16時に放送されていた「ワールド・プロレスリング」を久し振りに視聴しました。塾に通っていたせいで、なかなか見られなかったのです。

スーパー・ストロング・マシン選手が「ブロンド・アウトローズ」という悪党ユニットに加わったと知りました。それまでは同期のジョージ高野選手と「烈風隊」で活動していたはず。つまり相棒を裏切ったのです。

ジョージ選手のインタビューが流

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エル・デスペラード出演の「さんま御殿!!」で学んだこと

エル・デスペラード出演の「さんま御殿!!」で学んだこと

何年かぶりに「踊る!さんま御殿!!」を見ました。

新日本プロレスのエル・デスペラード選手が出ると聞いていたからです。

テーマは「神メンタル vs 弱メンタル」。デスペ選手は「弱メンタル」側の席に座っていました。「名前が長くてすいません。デスぺでいいです」に「エルでええんちゃうか?」と返されたのが印象に残っています。プロレスファンからしたら「いや、エルいっぱいいるし」って話ですが、たしかに言い易

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