「ロシア」「ウクライナ」に関係する内容の可能性がある記事です。
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アニータ少尉のオキナワ作戦(17)、紺野二佐の与那国島島民避難計画(草稿)

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アニータ少尉のオキナワ作戦(17)、
紺野二佐の与那国島島民避難計画(草稿)

住民の“避難計画”作成訴え 台湾有事めぐり自民・佐藤氏

自民党の佐藤正久外交部会長は7日朝、フジテレビの「日曜報道 THE PRIME」に出演し、台湾有事の際、沖縄が巻き込まれることを前提に、住民の避難計画を作る必要性を訴えた。

自民党・佐藤正久外交部会長「まさに台湾有事の際に、日本の沖縄の先島諸島も含めて、巻き込まれるという前提に立って、見ないふりをするのではなく、しっかり現実を見て、そういう備え、住民保護も含めてしっかりやってくれ」

佐藤氏はさらに、「最悪のシナリオに基づく備えは今からやらなければ、急にはできない」と強調した。

また、中国の弾道ミサイル発射などについて、佐藤氏は「議会人の訪問に対して、軍事力によって対抗措置をする、とんでもない国だということが明らかになった」と非難した。

そのうえで、2万数千人にのぼる台湾在住の日本人の救出保護計画についても、台湾やアメリカ政府と連携して検討していく必要性を強調した。

南西諸島での国民保護が問いかけてくるもの


アニータ少尉のオキナワ作戦(16)、前回までのお話

「現在私たちが掴んでいる情報、これは内閣情報調査室の衛星解析チーム、防衛省、それとエレーナ少佐のお父様の東ロシア共和国東部軍管区のジトコ大将からの機密情報なんですが、ここ数日、それも3~5日の間に中国の人民解放軍がここ南西諸島に侵攻する、という確度の高い情報が入っております」

「そして、これは台湾侵攻と連動することになりますが、台湾有事の前に中国は南西諸島に侵攻して占領する意図を持っています。なぜなら、南西諸島を占拠すれば、台湾の東岸から台北を攻めるための足場になるからです。つまり、台湾有事は日本有事、という順番ではなく、南西諸島有事が台湾有事となるという順番になるんです。

「目標は、ズバリ、与那国島、石垣島、宮古島、下地島の四島となります。彼らの狙いは、四島の空港、港湾、発電所などのインフラ、自衛隊基地の占領です。彼らの目標に民間人を捕虜にすることは含まれてはおりません。しかしながら、空港、港湾、発電所などのインフラ、自衛隊基地周辺が戦闘地域となります。その戦闘に民間人の方が巻き込まれる可能性は非常に高い。

「島外避難は、離島間での避難はその離島を管轄する市町村が実施し、地域外への避難は都道府県が市町村を支援するとされています。運送事業者はそうした避難のための手段を提供し、国は避難全般を支援することになります。石垣島以西(与那国島など)の島嶼の避難はまず宮古島あるいは石垣島に。島外への避難は沖縄県の責任。その後、沖縄本島、本土に。こういう手順が考えられておりました」

 町長たちは黙って紺野の説明を固唾を飲んで聞いていた。

「しかしながら、与那国島島民1,700名弱の避難は、民間航空機を利用する計画でしたが、中国の人民解放軍がここ南西諸島に侵攻する3~5日の間という喫緊の事態を想定しておりません。また、情報を公開するとパニックとなります。問題は、避難は民間企業の航空機、船舶に頼らざるを得ないことです。なぜなら、ジュネーブ条約では、自衛隊の航空機、船舶を民間人避難に使用した場合、それら航空機、船舶は戦闘に使用できなくなるからです」

「そ、そんな・・・それでは、我々島民はどうすれば良いのですか!」と町長は紺野に詰め寄った。

 エレーナ少佐が町長の顔をジッと見ながら話しだした。

「そこで、町長、解決方法があります。我が東ロシア共和国海軍所属のオスリャービャとペレスヴェートという強襲揚陸艦2隻とポモルニク型エアクッション揚陸艦一号~四号挺の合計6隻は、日本国政府の要請により日本国へ貸出し、レンタル中なんです。自衛隊所属ではありません。東ロシア共和国海軍所属です

 そして、内々に日本国政府から6隻を使い、密かに与那国島島民の避難を行って欲しいとの依頼がありました。これは人道上当然の処置です。また、東ロシア共和国は中国と交戦状態にありません。中国も我が国と交戦する気はないでしょう。

「ですので、我らの艦船4隻は島民避難に利用できます。また、日本国政府と相互防衛協定を結んでおりますので、中国が日本を攻撃した場合、協定上、我が国は日本防衛を行う義務が生じます。我が国の艦船は、避難にも交戦にも使用可能です。ジュネーブ条約に反しません」

「そんなことが可能ですか?」と町長。

「問題ありません。日本国政府と東ロシア共和国政府との合意済みです。アメリカ政府にも通達済みです。エレーナ少佐の艦船6隻を使えば、1,700名弱の島民は1回の航行で石垣島、宮古島、沖縄本島に避難可能です。既に避難民の臨時宿泊施設の準備も進行中です。本官からのお願いは、この避難を隠密に速やかに遂行するために、宮古島駐屯の自衛隊隊員と協力して、島民への通達と艦船への乗組みを段取りしていただきたいのです。もちろん、避難住民は自衛隊隊員の家族も含まれます。彼らはこういう事態に慣れているでしょうから、隊員家族との連携もお願い致します」

「しかし、それでは島を放棄することとなります」と町長。

「絶対に与那国島は中国の手に渡しません。実は、ポモルニク型エアクッション揚陸艦三号、四号挺は陸上自衛隊与那国駐屯地から500メートルの久部良漁港に着岸済みです。与那国駐屯地司令の河野二佐と連携をとっております。そして、畠山三佐、広瀬二尉指揮の水陸機動団400名が配置されます。与那国島防衛のミサイル部隊、兵器も運んでまいりました。これ、町長に無断ですが、緊急なのでお許しくださいね」と紺野。

「驚いたなあ。なあ、漁労長、どうしよう?」と町長。「どうしようも何も、中国が攻めてくるんだ。私らは島民の避難に専念して、島の防衛は自衛隊とロシア軍に任せるほかはないだろ?」と漁労長。

「しかしなあ、島民の反対派住民が・・・」と町長。
「そんなもん、政府に任せず、島民全体の意思ということで、引きずってでも一緒に避難させるんだよ。後で裁判沙汰になっても政府がどうにかするだろう。それに、島民が残っていては、島の防衛で自衛隊に余計な負担をかけるんだぞ!島民の大多数は町長、あんたに賛成する。反対派なんかこの際気にしてられないよ」
「わかった。腹を決めよう」

 紺野がニコニコして「ご賛同いただきありがとうございます。さて、では具体的な避難プランを説明したいと思います」と言って印刷された極秘と書かれた文書を町長と漁労長に渡した。


アニータ少尉のオキナワ作戦(17)、
紺野二佐の与那国島島民避難計画(草稿)

「町長、漁労長、まずご理解いただきたいのは、同じ南西諸島でも離島防衛上で与那国島と石垣島・宮古島の状況は異なるということです。この島の面積は28.95平方キロ。対して、石垣と宮古は222.5、158.9平方キロ。十倍の面積差です。そこに中国の欲しがるほぼ同じ港湾・空港・発電所等のインフラが有る」

 つまり、与那国島は面積が狭い分、全島に戦闘区域が拡がります。中国の限り有る戦力でもこの島の面積なら十分。しかし、石垣島、宮古島は全島に戦闘区域は拡がりません。中国の陸戦隊は3万名しかいません。全数を南西諸島に振り向けるわけにも行きません。だから、与那国島防衛は戦闘区域が全島なので全島民の避難が必要となります。人口も1,700名弱なので、現在のロシア軍と合わせた我が戦力でも1日で避難が可能です。

 ところが、石垣島は人口約5万人、宮古島は5.5万人。我が方の戦力では数日での全島民避難は不可能です。戦闘区域も限定されます。よって、石垣島・宮古島の島民避難は女子供、老人、病人を優先、全島民避難は不可能と判断しております。

 さて、与那国島島民の避難先ですが、島民のみなさんはご親類が石垣島・宮古島・沖縄本島にもおられるはずです。ただ、石垣島・宮古島も戦闘区域となる可能性が与那国島と同じくらい高い。一次避難しても二次、三次避難の必要性が高ければ無駄となります。

 しかし、我が方も避難に使える艦船は、オスリャービャとペレスヴェートの強襲揚陸艦2隻とポモルニク型エアクッション揚陸艦4隻のみ。前者が貨物室まで避難民を乗せても最大400~500名、後者は400平方メートルの広さの車両甲板を使って360~500名。避難民の方々のスーツケース数個分の手持ち荷物を考えるとこれら6隻で1,700名を1回で避難させるの手一杯です。

オスリャービャ
ポモルニク型エアクッション揚陸艦

 さらに、6隻全艦を沖縄本島に派遣するのも難しい。南西諸島防衛のために残さざるを得ません。よって、約時速100キロのポモルニク型エアクッション揚陸艦は沖縄まで行けます。これらの艦には、女子供、老人、病人を乗せます。オスリャービャとペレスヴェートの強襲揚陸艦は時速18~28キロ。速度が遅いので石垣島、宮古島までしか行けません。

ペレスヴェート

 町長と漁労長にお願いしたいのは、公平に6隻への分乗する島民リストを作成してほしいこと、家族が分かれる家庭への説明を行ってほしいこと、携行する荷物の重量と体積を概算して欲しいこと、この3点です。

 さて、私は『絶対に与那国島は中国の手に渡しません』と申しましたが、それには理由があります。十倍広い石垣島・宮古島は部分的な解放軍による占領もやむなしと想定しておりますが、面積の狭い与那国島なら、畠山三佐、広瀬二尉指揮の水陸機動団400名と最新式の兵器を適所に配置して、人民解放軍海軍陸戦隊を迎撃し海に追い落とすことは可能と考えます。

 与那国島周辺の海域はサンゴ礁の島のため、水深が非常に浅い。喫水8m以上の艦船の港湾への着岸は不可能です。我が軍も同様です。オスリャービャとペレスヴェートは揚陸艦のため喫水が3.7mなので着岸もできます。港湾以外の海岸への強制着岸も可能です。残念ながら自衛隊はこのような艦船を保有していません。中国も同様です。中国が保有するのは空母型強襲揚陸艦だけです。喫水は8m以上です。ロシア軍が友軍で幸いでした。

 つまり、中国が上陸作戦を敢行する場合、彼らが使用するのは、ポモルニク型エアクッション揚陸艦のようなホバークラフトということです。しかし、中国は超大型で自力走行可能なポモルニク型は持っていません。空母型強襲揚陸艦に最大4隻搭載できる大型ホバーを使用する他ありません。

726型エアクッション揚陸艇

 中国が与那国島侵攻に振り向ける空母型強襲揚陸艦は1隻のみでしょう。石垣島・宮古島にはそれぞれ2隻でしょう。そうすると、与那国島上陸の中国陸戦隊兵力は、726型エアクッション揚陸艇というホバーを使用するとして、4隻で最大800名です。

 800名の中国陸戦隊の上陸はさせます。上陸させた後、ホバーを全数破壊、陸戦隊兵員は全員殲滅いたします。久部良岳、満田原森林公園、与部良岳の島の高所3ヶ所に自衛隊水陸機動団攻撃部隊を配置、パイクミサイルという携帯型特殊兵器(グレネード燃料気化弾)で一斉射撃を行います。

 同時に、久部良漁港の陸自自衛隊駐屯地より、12式地対艦誘導弾でホバーを運搬してきた敵強襲揚陸艦、イージスフリゲート艦を攻撃します。

 敵航空戦力への対応としては、敵は殲15、殲20攻撃機を中国本土から向かわせてくるでしょう。予想機数は4機以上。こちらは、03式中距離地対空誘導弾とロシア軍の最新式ステルス機のSu-75、チェックメイト4機で迎撃します。残念ながら空自の戦闘機は石垣島・宮古島・沖縄本島防衛で手一杯です。

 12式地対艦誘導弾、03式中距離地対空誘導弾が与那国島に密かに持ち込まれたことを中国は知りません。また、石垣島から飛来するSu-75、チェックメイトも知りません。パイクミサイルという携帯型特殊兵器(グレネード燃料気化弾)を自衛隊水陸機動団に配備したことも知りません。

Su-75、チェックメイト
An-72輸送機
パイクミサイル

 これらの配置で、絶対に与那国島は中国の手に渡しません。また、島の建築物、住居、インフラへの被害も最小限に抑えます。

「私は残念ながら石垣島・宮古島防衛の指揮を取らねばなりません。与那国島防衛は、畠山三佐、広瀬二尉、その指揮下の水陸機動団400名に委ねます。避難は明日日没後から決行致します。本官からの説明は以上です。エレーナ少佐、付け加えることは?」とエレーナを振り向き彼女に尋ねた。
「ありません。十分です。ロシア艦への見学は予定通り行います。事前に見ておくことも大事でしょう。乗船中、できる限り快適にする努力はいたしますが、軍艦ですのでその点はご留意下さい」

 町長はテーブル越しに紺野二佐、エレーナ少佐に握手を求めた。「与那国島だけでも大変な準備、段取り、それが南西諸島全島の防衛まで担当されるご苦労お察しいたします。私たちはこれから島民への全島民避難の説明・説得にあたり、艦船6隻への分乗の島民リストの作成、別離家族への説明、島民の携行する荷物の重量と体積の概算作業を行います」

 ただ、一点。全島民避難とは申し上げましたが、私は残ります。シビリアンが全員居なくなっては島の放棄となります。足手まといにはなりません。また、島の地形も熟知しております。お役に立てると思います」

 続けて漁労長も「ワシも町長と一緒に残ります。警察署員、消防署員にも打診します。駐屯している陸自隊員の方々よりもワシらの方が海岸線、沖合の地形にも詳しい。水陸機動団に派遣してもらって参謀役をやりたいと思います。足手まといにならないようにいたします。許可願います」

「わかりました」と紺野二佐。「こちらとしても島の状態を熟知している方が残っていただくのはありがたい。しかし、シビリアンが残るということは、行政側の許可が必要です。首相、防衛大臣に打診したします」と紺野。

 町長が涙ぐみながら「紺野二佐、エレーナ少佐、与那国島のこと、よろしく、よろしくお願いいたします。ありがとうございます」と言った。


アニータ少尉のオキナワ作戦(16)

東ロシア共和国の艦船の与那国島寄港と島民への公開の名目で、東ロシア共和国海軍を率いて与那国島を訪れた紺野、エレーナと畠山、広瀬。

紺野、エレーナと畠山、広瀬は別行動をとった。

紺野、エレーナたちは島の空港近くの祖納港フェリーターミナルにオスリャービャとペレスヴェート、ポモルニク型エアクッション揚陸艦一号艇と二号挺で与那国島に到着した。与那国島役場を訪れて、町長、漁労長と有事の際の島民避難を打合せるためである。 畠山、広瀬は、密かに島の西岸、陸上自衛隊与那国駐屯地から500メートルの久部良漁港に三号艇と四号挺で到着した。与那国駐屯地は、沿岸監視任務を受け持ち、その任務は情報収集。国境警備隊ではないので、敵の上陸作戦用の戦備を持たない。

そのため、畠山、広瀬の水陸機動団400名を配置、新小銃20式5.56㎜小銃にアドオン式グレネードランチャー、イタリアのベレッタのGLX160 A1を装着した銃二百丁、グリップと銃床を装着した単体のGLX160 A1百丁を持ってきた。 それから、沖縄から分捕ってきた87式偵察警戒車3台、96式装輪装甲車(ロシアのタイフーンL相当)8台。さらに、佐世保から沖縄に運んできた、03式中距離地対空誘導弾2輌、12式地対艦誘導弾1輌とその他車輌だ。


アニータ少尉のオキナワ作戦(16)(19)、雨の日の美術館

「鈴木三佐、佐渡ヶ島のレーダーサイトから連絡が入っています」と通信将校が怒鳴った。「つないでくれ!」

 鈴木三佐が通信コンソールに座った。「こちら鈴木三佐、どうぞ!」「三佐、小野一尉であります!」と佐渡に残っている小野からだった。アデルマン大尉が佐渡の病院に入院中で、それを配慮したのだ。

「北、滑空弾ミサイルと思われる低軌道の飛翔体5発が4分前に発射されました!方向から目標は本州中部と思われます!」「なんだと!」「・・・少々お待ち下さい!・・・目標予想地点は・・・北緯34.7±0.8、東経137.7±0.5・・・」「どこなんだ?そこは?」「静岡県です!・・・豊橋市の東、浜名湖と天竜川の間付近・・・お!こ、航空自衛隊浜松基地です!」

「なんだと?」
「間違いありません!浜松基地です!」「基地に連絡は?」「こちらと市ヶ谷双方から警報が送られました!」「浜松、浜松、浜松・・・空自第602飛行隊だ!おい!AWACS E-767は?」「現在、4機とも地上にあります!」「なぜだ?」「理由はわかりません!」「早く飛ばせないのか?空中退避できないのか?」「確認中であります!」

雨の日の美術館Ⅻ、2022年4月のある日

 今日は優子はグリーン車のワゴンサービスを担当していた。京都駅が近くなってきた。乗客は3分の1程度しか乗っていない。
 
 グリーン車の9号車。尾崎さんがよく使っていた車輌だなあ、と優子はぼんやり考えた。座席の12Cには日本経済新聞を読んでいる男性が座っていた。顔は見えない。そうそう、いつも12Cだったわね、美香さんのアーカードは。
 
 その男性の横を通り過ぎた。すると「ああ、申し訳ないが、山崎のミニチュアボトルを3本。ロックで。別のカップにウィルキンソンのソーダをお願いできるかな?」と呼びかけられた。
 
 この声は・・・優子は振り返った。尾崎が新聞をおろしてニタっと優子に笑いかけた。
 
「お、尾崎さん・・・」
「おいおい、マンガの『マカロニほうれん荘』のトシちゃんみたいに口が菱形になって目をまん丸くしてるぞ。美香みたいだ。お化けじゃないぜ。脚も二本ついているだろう?」
「尾崎さん・・・」
「優子さん、泣きそうになっているじゃないか?泣く前に俺のウィスキーを作ってくれないか?」
「尾崎さん、尾崎さん、バカァ、急に現れて・・・い、生きておられたんですか?」
「HELLSINGのアーカードはマックス少佐との最終決戦で、シュレディンガー准尉の血を飲んで、自己認識できなくなって消滅した。30年後、自分の中の命を殺し尽くし、自己を認識できるようになってアーカード復活してインテグラの前に現れた、という筋だったろ?俺の場合は4年後だがな。優子さん、元気そうじゃないか?」
「と、智子も乗ってます!知らせなくっちゃ!」

アニータ少尉のオキナワ作戦(1)~(5)

自衛隊は、元々二方面作戦は想定していない。だから、北朝鮮向けの日本海の防備と台湾近海、沖縄、南西諸島の離島防衛で、艦艇は払底している。北の攻撃前から、イージス艦のこんごう、きりしま、みょうこう、はぐろはドック入りだった。まだ二週間は出港できない。ちょうかい、あたごも佐渡戦役でSM-3を撃ち尽くして、舞鶴に寄港中。台湾近海に展開していたまやとあしがらを呼び戻して、日本海に展開させたぐらいだ。
 
 在日米軍もご同様だ。米海軍佐世保基地には5隻の揚陸艦と4隻の対機雷戦艦(掃海艦)が配備されている。強襲揚陸艦ワスプ、輸送揚陸艦グリーン・ベイ、ドック型揚陸艦ジャーマンタウンとアシュランドは第11水陸両用戦即応隊を構成していて、沖縄で第31海兵遠征部隊の編成のために、沖縄方面に出払っている。強襲揚陸艦、LHA-6「アメリカ」はまだ台湾方面に出港していないで接岸中だ。米軍もさすがに二方面作戦は想定していなかった。

アニータ少尉のオキナワ作戦(6)~(10)

 石垣島の人口は4万8千人である。中国人民解放軍の侵攻が予想される5日後という期日内で、島民を避難させることは可能だろう。佐渡ヶ島でも人口約5万人の退避は、フェリーなどの船舶を使用し、5日間の予定で行ったのだ。

 しかし、石垣島と佐渡ヶ島では事情が違う。
 
 佐渡ヶ島で全島民が避難、島がもぬけの殻になったとしても、新潟市の西方約45キロ、本土との最短距離約32キロ。北朝鮮、ロシアとは約800キロ。北朝鮮やロシアが全島を占領、島の領有・維持することは難しい。
 
 ところが、石垣島や宮古島は、台湾から230~300キロ、中国本土から500キロ弱の距離だ。沖縄本島からは400キロ離れている。九州鹿児島からは千キロの距離にある。
 
 もしも、南西諸島の島民が島から避難をし、全島の民間人がいなくなる、もぬけの殻となった場合、中国の民間人が大挙押し寄せ、島を占拠したとしたらどうだろう?台湾有事が発生し、台湾の民間人が避難して、島を占拠したとしたらどうだろう?

アニータ少尉のオキナワ作戦(11)~(15)

金容洙(キム・ヨンス)は、自室でカーキ色のおかしな形のトランシーバーを操作していた。衛星通信用のスマホのように太くてごついアンテナが付いているが、ボタンが多く、モニターがカラーだ。ニャーナが密かに渡してくれた中国製量子エニグマ暗号トランシーバーである。中国製だが彼ら自身にも通話解読できない代物だ。同じものがニャーナからジトコに渡され、エレーナ少佐も持っている。

「ニャーナ、ニャーナ、こちら金(キム)、応答願います」とトランシーバーに呼びかける。時間を指定してある定時連絡だ。使い勝手はトランシーバーではなくスマホそのもので、双方向通信となっている。
「容洙(ヨンス)、寧波はもう暖かい?ハバロフスクはまだ寒いわ。今朝なんか零下11℃よ」
「ニャーナ、こちらは今朝は10℃だったわ。もちろんプラス側」

「あら、いいわねえ。冷え性の私には寧波が合っているかもしれないわ。でも、石垣島はもっと暖かいらしいわよ。日によっては20℃を超えるみたい。こっちのジトコ大将の娘のエレーナ少佐がそう言っていたようよ」
「エレーナ少佐。彼女の映像、中国でサドガシマ作戦の動画が拡散して、すぐ政府が閲覧禁止指定にしたわ。25才って言っていなかった?25才で少佐って親の七光り?」

「いいえ、アカデミー史上最優秀。実力よ。非常に鋭利。モデル級の見た目の可愛い子ちゃんタイプなのにね。会うとわかるわ。私なんか心の奥まで見通される気がしてイヤになっちゃうわ。女狐扱いされるわ。敵に回すと怖いわよ」

「ふ~ん、それはイヤだわ。会いたくないわね」
「彼女、佐渡ヶ島から沖縄に飛んで、今は石垣島よ。近いうちに会えるかもしれないわね?」
「やれやれ・・・」


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