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メンタル・医療福祉関係

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あおいうにのメンタルや医療福祉関係のnoteをまとめています
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記事一覧

30を過ぎると〝メンヘラ〟ではいられない。だが、未だに苦手なことがある。それは〝恋愛〟だ。

30を過ぎると〝メンヘラ〟ではいられない。だが、未だに苦手なことがある。それは〝恋愛〟だ。

こんにちは。かつて、メンヘラ当事者アーティストのグループ展示「メンヘラ展」を主催していた、画家のあおいうにです。
今日はメンヘラと恋愛について話したいと思います。

過去にも恋愛についてのテキストいろいろ書いているので、興味があればご覧ください!

今回これを書こうと思ったきっかけは、今住んでいるシェアハウスの人のこの一言です。

「うにちゃんは喧嘩しないし、問題起こさないし、誰にも嫌われないタイ

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被虐とは自由を得る行為だ_私のSM観

被虐とは自由を得る行為だ_私のSM観

はじめに

ある日「SMもセックスと同じく、愛の確認行為なので、好きじゃない人としても楽しくない。殴ったり踏んだりしてくれる相手が誰でもいいわけじゃない。愛の鞭なので。」と言ったら「目から鱗です。」と言われました。

これで目から鱗……???
SMが暴力か何かと思われているのか……?
なにか、みんなにSMが誤解されているんじゃないかという不安に駆られました。
そこで、「あおいうににとってのSMとは

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【対談】トラウマの克服_便器に手を突っ込む必要はあるのか

【対談】トラウマの克服_便器に手を突っ込む必要はあるのか

うに「私が性を表現し続けたりSM行為をする理由は、トラウマを克服するための所謂、ショック療法に似ている。例えるなら、潔癖症の人間に便器に手を突っ込ませて汚いのは怖くないよって教えるみたいな感じ。」

けるびむ「でもそれって、傍から見たらそんな必要もなく感じる。『便器に手を突っ込まなければ!』と言う部分だけ残っていて、『便器に手を突っ込む』という形だけの儀式だけを延々繰り返している感じ……。」

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痩せていないと女性として魅力がないの?

痩せていないと女性として魅力がないの?

私は若い頃は痩せていて可愛かった。
23歳身長156㎝39kgだった。
可愛い服がいくらでも着られた。みんなに可愛い!と言われていた。

しかし29歳になった今では、体重がそこから25kgぐらい増えている。
私の名前でGoogle検索するとかつてはサジェストに「かわいい」と出たのが、今では「デブ」「ブス」と出てくるようになった。
某イベントバーの常連に「太ったおばさん」と言われたこともある。
その

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音痴がボイトレ通う話。何故いま歌か

音痴がボイトレ通う話。何故いま歌か

私は音楽が苦手だ。
教養も才能も一切ない。

歌は音痴でド下手くそ。
楽譜も読めない。
楽器も何一つ弾けない。
聴くことすら基本的にはしない。
たまに聴いたかと思えばメタルやパンクなどが多く、小難しい音楽はさっぱり分からない。

音楽の神様には完全に見放されている存在だ。
我が母校の東京芸術大学にはすぐ隣に音楽学部があるというのに。

しかし、私もこの30年間ずっと音楽と無縁だったわけではない。

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シャブ中「俺の方が注射上手い」……精神科病棟の人々

シャブ中「俺の方が注射上手い」……精神科病棟の人々

はじめにこんにちは、元メンヘラ展主宰の画家あおいうにです。
2019年に茨城の病院に入院していた時のお話をしようと思います。

その病院では薬物依存専門外来があり、そういう患者さんが多かったように感じます。
また、急性期病棟で、(※1)措置入院→医療保護入院→任意入院の順で多かったです。(※2)

私は任意で、診断名は「ADHD、残遺性および遅発性精神病性障害、パーソナリティ障害」でした。
その時

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東京は精神疾患に冷たいのか?

東京は精神疾患に冷たいのか?

こんにちは。精神疾患と発達障害を持つ画家のあおいうにです。
よく「東京の人は冷たい」「世の中は精神疾患に冷たい」と聞きます。しかし本当に「東京(の人)は精神疾患に冷たい」のでしょうか。今から私の経験談を交えてお話したいと思います。

私の主訴(症状)は幻覚・幻聴、それに伴う尋常じゃない恐怖感・不安感です。それは幻覚や恐怖感が出たバッドトリップのトラウマから来ています。
たとえば、実際に鳴っているな

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