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#楽しい
最近お気に入りのシリーズ、『ひとり旅日和』の3巻を読んだよ!
ここ最近、私が夢中になっている秋川滝美さんの『ひとり旅日和』シリーズ。先日、シリーズ3巻の『ひとり旅日和 運開き!』を読了したので、今回はその感想です。
自他共に「人見知り女王」を認める主人公・日和が、全国各地をひとり旅して新しい自分を見つけていくこのシリーズ。今作は2021年に発売されたというのもあり、当時の世間の状況も盛り込んだ上でのストーリーが展開されました。賛否分かれる内容かもしれません
「透きとおる」小説を読んでみたよ
新潮文庫nexから斬新で面白そうなミステリー小説が出たらしい。その作品とは、杉井光さんの『世界でいちばん透きとおった物語』。あらすじからすると一見よくあるミステリー小説っぽいが…?
実はこの小説には「紙の本」でしか楽しめないある仕掛けがあるそう。なぜ電子版の販売をなしにするほど今作は紙の本にこだわるのか。そして「透きとおる」とは一体何を意味しているのか。それらをぜひ自分の目で確かめたくて読んでみ
めちゃくちゃ面白い『ひとり旅日和』の2巻を読んだよ!
ちょっと前に紹介した秋川滝美さんの『ひとり旅日和』の2巻(正式タイトルは『ひとり旅日和 縁結び!』)を読んだので、今回はその感想です!
人見知りな主人公・日和がなんとなく挑戦したひとり旅にハマり、全国各地を旅して成長していくこのシリーズ。今回も「興味」と「挑戦」によって、日和が更に自信をつけていく様子を見ることができました。
まず、今作もひとり旅への興味と共感が最後まで止まらないです!
函館で
『ときどき旅に出るカフェ』がすごく好きな内容だったので紹介したい!
最近読了した近藤史恵さんの『ときどき旅に出るカフェ』(双葉文庫)という作品がとても面白かったので紹介します!
この本は、数ヶ月前にヒガクレ荘の貸し本棚を見ていて選んだ1冊です。近藤史恵さんの本を多く置いていた棚店主さんがいて、「きっとこの棚店主さんは近藤史恵さんの面白さをみんなに知ってほしいんだろうな…」と勝手に想像して気になり、いろんなシリーズがある中でまずは単発作品っぽい今作を買ってみました
美味しい料理と、とっておきの青春!(栗栖ひよ子:『菓子先輩のおいしいレシピ』)
栗栖ひよ子さんの『菓子先輩のおいしいレシピ』(スターツ出版文庫)を読了しました!雑貨のような可愛い表紙を見て、ずっと読んでみたかった作品です。
今作は「食」をテーマにした青春小説となっていて、恋愛ものが多いスターツ出版文庫の作品としては珍しいタイプの内容でした。
主人公のこむぎ(主人公の名前も可愛すぎませんか?)は人と接するのが苦手で、学校ではひとりで過ごすことも少なくありませんでした。しかし
何も起こらない日常が1番幸せ(鳩見すた:『種もしかけもない暮らし』)
鳩見すたさんの『種もしかけもない暮らし』(メディアワークス文庫)という作品を読みました!
今作は、マジシャン姉妹のいずみさんとちずさんの日常での些細な出来事を描いた物語となっていました。姉妹がなんでもない話をしたり、美味しい物を食べたりする(そしてカロリーを気にする)だけの話ですが、これはこれで凄く面白い!
姉妹にも仕事や恋愛で辛い時もあるそうですが、それでもちょっとした幸せを見つけては、楽し
第180回:新しい「味」に出会えるのも旅の魅力(『おいしい旅 初めて編』*アンソロジー)
こんにちは、あみのです!
今回の本は、角川文庫のアンソロジー『おいしい旅 初めて編』です。旅と食という私の好きな要素しかないアンソロジー、絶対これは面白いな!と思って読んでみました。
住んでいる街ではなかなか食べられない旅先ならではの食べ物との出会いを描いたアンソロジーです。国内外の様々なスポットのリアルな描写には、実際に現地に行ったような気分が味わえます。旅好きの人なら読んで絶対後悔しない1冊
第160回:行ってみないとわからない面白さもある(益田ミリ:47都道府県女ひとりで行ってみよう)
こんにちは、あみのです!
今回の本は、益田ミリさんの『47都道府県女ひとりで行ってみよう』というエッセイ本です。
この本は数ヶ月前、ひとり旅中に訪れた横浜の本屋でジャケ買いしました。購入してしばらく積本となっていましたが、最近次の旅先について考えていた時にこの本のことを思い出し、読んでみました。
4年間で47都道府県を制覇する贅沢な旅の記録。2002年から2006年の話になるので情報が古いとこ
第115回:「物語」という箱を開ける短編集
こんにちは、あみのです!もう12月ですね~。
さて今回の本は、PHP文芸文庫の『ラストで君は「まさか!」と言う』シリーズ傑作選の「トパーズの誘惑」という巻です。このシリーズは初めて読みました。今作には数分で読める短編が36本も入っています。
先日、フォローしているPHP研究所のnote記事で存在を知った1冊。
最近この手の短編集にハマっているので、「これはぜひ読んでみたい!」と思って早速本屋で見
第91回:生きていれば必ずいいことがあるよ
こんにちは、あみのです。
今回の本は、飴月さんのライトノベル作品『君のせいで今日も死ねない。』(ファンタジア文庫)です。この作品はタイトル買いでした。
みんなが憧れる美少女はなぜ自殺しようとしていたのか?不穏な雰囲気で始まるこの物語。でも読み進めていくとまさに「青春」を感じる爽やかな風景が次々と見えてきます。ヒロインが「生きることの楽しさ」と「恋」を知る過程はまるでサイダーのよう。
またこの物