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#2021年のおすすめ小説

人気の記事一覧

2021年 #小説 noteまとめ100作

今年も年の瀬。2021年を彩るnote30選が公式さんから発表されましたね! ああこれ読んだなぁ、あれよかったなぁと思って眺めていると、ん?あれ?小説noteがない……!なんだってー!!noteホーム画面でも小説カテゴリは最初のほうにあるのに……!! (創作大賞も開催中なので小説は公式ピックしにくかったのかも……) というわけで、書きました! それでは、どうぞ! 1.「やりたい事」はあなたを幸せにしない 夢や才能の残酷さと、願いと、読んでて熱くなるnote。刺さるなぁ

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【2021年読了版】オススメ本を紹介します!

2021年も残りわずかとなってまいりました。今回は昨年に引き続き、2021年に読んだ本の中から、私がオススメしたい本を紹介していこうと思います。 ■ ミステリー部門十角館の殺人 / 綾辻行人 *** 読書好きの皆さんのオススメを見ていると、頻繁に登場していたのがこちらの作品。綾辻さんの作品を読むのは初めてだったのですが、ものすごく面白くて、多くの方がオススメしているのも納得の作品でした。登場人物が全てあだ名で呼ばれているところに少し分かりづらさを感じてしまった私でしたが

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夜の側に立つ(小野寺史宜)

「ひと」という小説を読んでいたく感動し、すぐさま同じ作者の別の作品を手に取りました。 全然違う世界に住む人々なのに、かなり近い体験だなぁと感じられる物語です。 ごくごく簡単にいえば、バンドメンバーだった男女5人の、高校時代から40歳までの物語です。設定の時点から私にない要素を持っている5人であり、物語の中で起きている事件も、私のような人間では体験できないことばかり。しかし、そこで感じる彼らの心の動きにはとても同調できるのです。不思議です。 ある事件が起こったとき、主人公は

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2021年マイベスト本【エッセイ・対談・小説・歌集】

エッセイが好きだ。対談が好きだ。小説と歌集は、文章の仕事でありながら、文章の仕事から離れさせてくれる文章として好きだ。 2021年は特に多くのエッセイを読んだ年だった。コロナ禍で自粛ばかりで、自分の心に向き合いたかったから。他者の雑談に触れないと、自分について気付く機会がとても減るのだと知ったから。 ということで、2021年読んだ中でも特に面白かった本をまとめて書き記そうと思う。今回はエッセイ、対談・往復書簡、小説、歌集。 ↓ビジネス・自己啓発はこちら。 2022年も

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本好きが今年読んで面白かった本

本好きのみんです。 今年読んだ本は27冊。 1年で25冊読む目標は達成できましたが、もっと読みたかったです。 今年読んで面白かった本6冊1.『推し、燃ゆ』宇佐見りん 最年少で芥川賞を受賞された作品。 推しがファンを殴り炎上してしまうことから始まる話です。 宇佐見りんさんは私と同い年。 どうすればこんな文章が書けるのかと衝撃を受けました。 私も推しがいるので共感できる部分もありつつ、自分はここまでではないなと客観的に読める部分がありました。 主人公の心情を表す言

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ステキな音楽を、ステキな文章で

メディアパルさん主催の#アドベントカレンダー2021 「あなたの好きなことのイチ押し本」に参加しています。 * 音楽が好きです。 クラシック、ジャズ、ポップス、洋楽、なんでも聴きます。 その中で心が震える曲はたくさんあるのですが、 それを言葉で説明するのは、すごく難しいなと感じます。 一つ一つはどんな音なのか。 全体はどんな曲なのか。 どこに感動したのか。 目に見えたものや自分の内面は、比較的掘り下げて文章化しやすいと思うのですが、匂いや音は、難しいと感じます。 皆さ

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No.426 あれから100日経ちました!

あの日、朝方は少し肌寒く、秋だとばかりに鰯雲が空を覆っていました。 作家・重松清氏の新聞連載小説「はるか、ブレーメン」(画、丹下京子さん)が大分合同新聞で始まったのは、その2021年10月24日のことでした。 あれから今日で100日目、「はるか、ブレーメン」も100話目を迎えました。この連載小説について、重松氏は、 「人生の走馬灯に描くものを探す人たちの物語であり、16歳の少女のフシギな旅の物語でもあります。」 とコメントを寄せています。画家・丹下京子さんの柔らかくて親しみ

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2021年に出会った本まとめ 〜読書記録とオススメ作品〜

📖上半期の60冊🔽上半期読んだ60冊は以前noteに記録しました。 いろんな方がまとめられているのを読んで憧れていた読書記録は感慨深い記録となりました。 今年から初めて読書メーターという有名な読書記録アプリを利用。手間がかかるのかもとこれまで食わず嫌いをしていたなあと反省。始めると、ぐぐっと世界が広がりました。 読んだ本の表紙が並ぶ本棚がお気に入り。日々増えると貯金のようでなんだか嬉しいですね。著者別の円グラフや累積ページ数が表示されたり、読書管理サイトに寄せられたみなさ

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'ジミー'は、あなたのための物語。

エイミーさん処女作 'ジミー'。 ある朝、'ジミー'の読書会が開催されるという記事を目にしました。 ぜったいにぜったいに参加したくて、 秒で申し込みをしました。 普段なら、娘の相手をしてくれる人がいるか、自分の手が空くのか確認してから予定をいれるのに、 この時は「なんとしても参加したい!都合は後からいくらでもつける!」と行動していました。 無事、先着順の参加者枠の中に入ることができました。 * 読書会前に読めるよう、予めエイミーさんが'ジミー'の原稿を送ってください

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本屋大賞「そして、バトンは渡された」(瀬尾まいこ)感想 巧みな構成で深く届けること

 瀬尾まいこ「そして、バトンは渡された」を今さらながら読んだ。2018年に刊行され、2019年に本屋大賞を受賞、それから2年以上経っているにもかかわらず、どの書店に行っても売上ランキング上位の棚に飾られ、平積みもされている。  そんな書店の光景がもはや当たり前のようになってしまっていたが、映画化されたのをきっかけに、あらためて気になって上位ランキングの棚に近づいてみた。  はじめてこの本を目にした時から不思議だった。表紙とタイトルを見ても、ストーリーがまったく想像できない

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第124回:2021年に読んで良かった本、まとめてみました。

こんにちは、あみのです!2021年もいろいろな本を読むことができました。 今年の初めから投稿を始めたnoteですが、こちらでは読んだ本の感想を沢山上げることができました。noteの街の皆さん、いつも本当にありがとうございます(*^^*) さて今回の記事では、今年読んだ中でも特に良かった本をnoteに投稿した感想記事と合わせて5タイトル振り返ってみます! 【ホヅミ先生と茉莉くんと。】 今年読んだラノベ作品の中ではダントツ好きです。小説家のホヅミ先生と彼の読者のひとりである

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読書録2021

ふりかえってみると、昨年はたくさん本を読んだ。 病院受付で母を待つ間。会うことはかなわずとも母のために通い、読書しながら時間をつぶし担当看護師の報告を待っている、というのが、意外にも好きだった。 五月に逝くまで、母は三カ所転院したため、病院近くに古本屋を見つけては、小さな悦びにひたったものだ。 ◎あの川のほとりで  アメリカ ジョン・アーヴィング ◎レイラと最後の10分38秒  トルコ エリフ・シャファク ◎十二人の手紙  井上ひさし 死ぬ気まんまん 佐野洋子 虫

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そっちがキミのメインルート#3

長い時間迷っているダイジョーブタを見て、 「そんなに慎重にならなくてもいいのに・・・」 とフー子は心の中で思いながら、どうにか説得しようと試みた。 「会社の同僚の女性がね、このあいだ上級者ルートを登ったんだって。  滝のそばを歩いたり、ハシゴとかガレ場もあるみたいだけど、  全然問題なかったって言ってたよ。  大人はだいたいこっちなんだし、早く着くし・・・」 「でもフーちゃんはその人と同じじゃないでしょ?最近疲れているって  わかってるんだから、こっちにしよう」 「うーん・

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私が2021年に読んでよかったおすすめ小説 20選

今回は、年間100冊以上読む読書好き大学生の私が2021年に読んでよかったおすすめ小説を紹介していきます。 ぜひ読んでみてくださいね! まさき としか あの日、君は何をした 内容紹介 北関東の前林市で平凡な主婦として幸せに暮らしていた水野いづみの生活は、息子の大樹が連続殺人事件の容疑者に間違われて事故死したことによって、一変する。深夜に家を抜け出し、自転車に乗っていた大樹は、何をしようとしていたのか――。 15年後、新宿区で若い女性が殺害され、重要参考人

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No.373 毎日楽しみにしている1,000字前後の連載小説

 「仁の音」No.132で紹介したことがありますが、丹羽文雄(1904年~2005年)は、100歳まで生きた長寿の小説家です。戦争や宗教者、恋愛など幅広い題材を扱いました。そのために「風俗小説」などと呼ばれたこともあります。生涯著作数は、500冊を優に凌ぐ多産の作家としても有名です。日本文藝家協会の理事長や会長の要職を務め、1977年(昭和52年)には文化勲章も受賞した文化功労者です。  当時は、万年筆による手書きの原稿だったでしょう。生涯に13万枚もの原稿用紙を書いたとい

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あなたにも、この"癒し"を届けたい。

先日、エイミーさんの処女作’ジミー’の読書会に参加させて頂くにあたり原稿を送って頂き、 むさぼるように読んだ後、読書会前だというのに鼻息荒く感想文を書かせて頂きました。 すると数日後、エイミーさんがこの記事を取り上げてくださった! エイミーさんの記事を読んで、またも心が震えて泣いてしまいました。 エイミーさんの書く言葉って、ものすごく”生きている”のですよね。 だからどうしようもなく揺さぶられてしまうのだと思います。 エイミーさん、改めてありがとうございました🌸

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第115回:「物語」という箱を開ける短編集

こんにちは、あみのです!もう12月ですね~。 さて今回の本は、PHP文芸文庫の『ラストで君は「まさか!」と言う』シリーズ傑作選の「トパーズの誘惑」という巻です。このシリーズは初めて読みました。今作には数分で読める短編が36本も入っています。 先日、フォローしているPHP研究所のnote記事で存在を知った1冊。 最近この手の短編集にハマっているので、「これはぜひ読んでみたい!」と思って早速本屋で見つけてきました。宝石のようにキラキラしたカバーイラストも素敵ですね! 今作はい

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「82年生まれ、キム・ジヨン」を読んだ女性医師が、わたしたちの不平等と人生の最適化を考えた

「82年生まれ、キム・ジヨン」は 2016年に韓国で刊行され社会現象をまき起こした小説。 中堅企業に勤める夫と子供と共に 韓国・ソウルに住む主人公キム・ジヨンが、 ある日を境に自分の母親や友人の人格が憑依したように 振る舞い始める。 受診した病院の精神科医のカルテの形で、 彼女が経験した様々な理不尽や不平等、 女性であるがゆえの困難が描かれている。 日本でも2018年12月に刊行され、 2019年1月から6か月連続で 海外文学部門の売上第1位を獲得した、 いわずと知れた超

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今年読んだ本156冊から、私のベスト10を発表してみる

2020年12月1日~2021年11月30日までの一年間で読んだ本は以下の156冊です。結構読みましたねえ。 ベスト10に入るのは、やはり内容が印象的に残っている10冊ということになりますが、まずは読んだ本一覧がこちらです。 読んだ本一覧2021/11/27 追憶の烏 156 2021/11/21 兇人邸の殺人 今村 昌弘 155 2021/11/19 罪の因果性 横関 大 154 2021/11/16  殺した夫が帰ってきました 桜井美奈 153 2021/11/14 

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2021年・今年の10冊

これは「自分が今年読んだ本の中から10冊を選んで振り返る」という企画です。今年読んだ本から選ばれるので今年出た本とは限りませんし10冊になるとも限りません。 本年の結果は以下の通りです。 スチュアート・D・ゴールドマン『ノモンハン1939』(みすず書房) そうか下克上って日本特有の悪なのか……という気付きがあった。確かに中国産でもないしキリスト教世界にも見かけないな。当たり前ながら「弱いものが強いものを倒して痛快」なんて単語ではないからな。そりゃ日本軍もあかんようになる。

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