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sakura(桜)と申します。守り人からの読書好き。育児や読書や書道について週末に投稿中。何かのお役に立てれば幸いです。/小学校支援員(元小中学校ICT支援員)/Google認定教育者Level1 どうぞよろしくお願いします。

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    ~大好きな本に関するエトセトラ~ 読書感想文やオススメの本をご紹介 (絵本・児童書・一般書)

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    こちらは日々感じる子育てのエッセイ。 こんなことやってるよのリアルです。

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    おうちで気軽に書いてみませんか? そんな記事をまとめました。

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はじめまして。

#自己紹介 はじめましてこんにちは。 sakura(桜)と申します。 いろんな場所で数年間趣味について徒然なるままに書いて来ましたが、自分が見たい普通の育児や読書の記事があまりないなと思い自分で読みたいものを書こう!とこちらを開設しました。 ごく普通の母親が、 こんなことやってるよ。 こんな本読んだよ。 それらを中心に書いていこうと思います。 キラキラしてないけれど💦かゆいところに手が届くリアル。 そんな内容になればと思っています。 趣味は読書と書道と子育て。たまに

    • 物語の中に出てくる名作全部読みたくなる『君を守ろうとする猫の話』 夏川草介 /著

       この夏休みに楽しみにしていた『本を守ろうとする猫の話』を読むことができました。こちらは2017年に出版された長編ファンタジー夏川版『銀河鉄道の夜』と言われた作品『本を守ろうとする猫の話』の続編です。2024年2月に出版され、ずっと読みたくて気になっていました。あのトラネコにまた会えて嬉しいです。 読み手の年齢ごとに響く言葉がある  この物語は、少女ナナミのファンタジー要素のある冒険が描かれています。前作の世界観を引き継ぎ今回も登場人物にとって、また筆者や私達読者にとって

      • 帰省中の巨大地震注意発表から学んだこと

         今年の夏休みは母の入院対応のため、いつもより一週間早く8月6日に関西に帰省しました。2日後、父の食事の用意などをしつつ娘と従姉妹たちが遊ぶ様子にほっこりしていたところに、九州地方日向灘で地震が発生。TVを見ていると、このあと南海トラフ地震に関して情報が出されるとアナウンサーの方が話していました。太平洋側に住んでいるため背中に冷や汗が流れ、あわててスマートフォンを手に取りました。   しばらくすると一週間まずは注意することが発表され、さてどうしたものかと困りました。というの

        • ジェネレーションギャップに驚いた@全国学力調査2024

           2024年4月に実施された小・中全国学力調査の結果が公開されました。 令和6年度全国学力・学習状況調査の調査問題、正答例、解説資料はこちら   国語科に横書き  一体どんな問題が出題されたのだろうと興味津々でサイトを見つけ、まずは小・中の国語を見てみました。インターネットやメールに関するものや、横書きの文章も出題されていました。そういえば最近は、国語の授業で話し合いやプレゼンテーションもよく見かけるようになりました。問題にはタブレットのイラストもあったりと親世代には

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          UNOが進化していた!【みんなにおすすめボードゲーム5選】

          こんにちは。 夏休み、暑さにもうヘトヘトですね。なかなか外で遊べない毎日。子どもも大人も、涼しい部屋でボードゲームはいかがですか? Wifiいらずの楽しい世界がここに。そう、合言葉は「もう一回!」 UNOが、進化していた。  支援先の小学校で児童のみんなとよくやっているUNO。シンプルな数字と記号のおかげで誰もが参加できるみんな大好きなカードゲーム。今やアプリを先に知る子がいる令和に驚きつつ、カードを配ったりすることも役割が持てる大切なコミュニケーションだと感じています

          UNOが進化していた!【みんなにおすすめボードゲーム5選】

          ちょっと変わった読み方で 『ツミデミック』一穂ミチ / 著 を読みました。

           第171回直木三十五賞の発表があった2024年7月17日の翌日、わたしは通いなれた図書館のカウンター前にいた。  昨日の夜、お風呂上がりに腰に手を当て炭酸水をグビッと飲みながら そうだ今日は直木賞の発表だと思い出した。そのままスマートフォンで選考の結果を検索。すると、未読であった一穂ミチさんの『ツミデミック』が受賞作に決まったと発表されていた。 一穂ミチさんといえば『スモールワールズ』・『パラソルでパラシュート』(←お気に入り!)・『砂嵐に星屑』など近年読ませていただい

          ちょっと変わった読み方で 『ツミデミック』一穂ミチ / 著 を読みました。

          夏に読みたい!物語。 『ブルーラインから、はるか』 /児童文学賞受賞作品

           今週、青の装丁に惹かれて手に取り『ブルーラインから、はるか』を読みました。疾走感あふれる爽やかな友情物語。誰かに出会うことで広がった世界と今しか出来ない経験が詰まった一冊。この夏、ぜひみなさんに読んで欲しいイチオシ作品です。 誰かに出会うと なにかが変わる 絵本や児童書で“友だち”を描いたものといえば、教科書にも載っている がまくんとかえるくんのユーモラスな『ふたりはともだち』や、ヤギとオオカミのおはなし『あらしのよるに』などが思いつきます。ふたりだからだどりつく場所が

          夏に読みたい!物語。 『ブルーラインから、はるか』 /児童文学賞受賞作品

          懐かしい夏休みの宿題『貯金箱コンクール』を思い出して調べたら、令和の受賞作が予想を越えていた話。

          子どもの頃、ちょっと好きだった夏休みの宿題がある。 当時郵政省が企画していた“貯金箱コンクール”である。 おそらく学校単位でみんなで応募する形で、当時は夏の課題として読書感想文に並んで定番だったように記憶している。今のように制作キットのようなものはあまり販売されておらず、一からどうしようかと考えるのが楽しかった。参加賞もあった気がする。 その頃の愛読誌は小学○年生という各学年にフィットした月刊誌(現在なんと創刊99年)。それにあるペーパークラフト的な付録を組み立てることに

          懐かしい夏休みの宿題『貯金箱コンクール』を思い出して調べたら、令和の受賞作が予想を越えていた話。

          えらいこっちゃ!note公式『今日の注目記事』に選んでいただいた話。

          「ん!?」 勤務を終えて、駐車場でスマートフォンを確認したらnoteから見たことのない数の通知が来ているではないか。 まだこの瞬間は、原因に気づいていない わたし。 「なんで??」 そのままメール通知を確認するとこんなメッセージが。 『あなたの「第70回読書感想文コンクール課題図書を全部読んでみた」が今日の注目記事に追加されました。』 そして『みんなのおすすめ本記事まとめ』に追加されました。というおまけ付き。ここでようやく理解した現実。 えらいこっちゃ~! 「

          えらいこっちゃ!note公式『今日の注目記事』に選んでいただいた話。

          R6 第70回 読書感想文コンクール課題図書を全部読んでみた。

          こんにちは。もうすぐ7月、今年もこの季節がやってまいりました。 読書感想文コンクールの課題図書が今書店にずらりと並んでいますね。 ゴールデンウィークあたりから読み進めていた課題図書を無事読み終えることができました!というわけで全18冊を少し紹介させていただきます。 小学校低学年の部『アザラシのアニュー』 / あずみ虫 作 タテゴトアザラシの赤ちゃんアニュー。生まれてからわずか2週間で親離れしなくてはならないアニューの姿を描いた冒険物語。実際にアラスカで1年の半分を過ごす作

          R6 第70回 読書感想文コンクール課題図書を全部読んでみた。

          2024年上半期に読んだ本まとめ

          2024年6月21日金曜日 5:50夏至を向かえ、早いもので今年も半分のところまでやってまいりました。ってことで上半期の読書記録をまとめたいと思います。 本ってネタバレの都合上なかなか細部まで感想を共有できないけれど、みなさんが読んだ本やお気に入りの本がこの中にあればちょっとうれしいです。 上半期の本棚から 印象的な作品がたくさんありますね。こちらのnoteでもいくつかご紹介したラインナップとなっています。 やっぱり成瀬は続編も強かったです。宮島未奈さんの『成瀬は信じ

          2024年上半期に読んだ本まとめ

          徒歩5分にあった テーマパークの話

          今、誰かにめちゃくちゃ伝えたいことがあるんです。 15年前に転勤でやって来たこの街はいい意味でみなさんとても穏やか。元々は関西出身のわたしもいつの間にか慣れ、運転も歩くスピードもあの頃よりはゆっくりで過ごしています。たとえばお店の店員さんも慌てず時間通りに店を開け、ニコニコ接客されています。ATMでは順番を譲り合ったり、お先にすみませんと言われたりします。そんな中、ハッとする出来事がありました。 一昨日わたしは限定商品のとある音の鳴るラムネを探して来店しました。 すると入

          徒歩5分にあった テーマパークの話

          「おかんは信じた道を行く」今じゃなきゃ出会えないあの花を探しに行ったら。

          こんにちは。 先日娘にそろそろ菖蒲の時期だねと伝えたら、まさかの「ショウブって何?」と言われました。一瞬花が思い浮かばない様子。まじか。「あやめ」とか「アイリス」って言うべきだったかと思って言い直しながら表示した画像を見せると「あーそれね!」と思い出していました。 そうか通学路に咲いているわけでもなく、桜みたいに定番ではないか。そんなジェネレーションギャップを感じたわたしは、ちょうどその日に読み終えた『成瀬は信じた道を行く』(宮島未奈著)の影響を受けまくり、よし行こうではな

          「おかんは信じた道を行く」今じゃなきゃ出会えないあの花を探しに行ったら。

          思春期の揺れ動く気持ちがつまった物語 『あした、弁当を作る。』 ひこ・田中 /著

          今週出会いました。思春期の揺れ動く気持ちが詰まった注目すべき児童書に。児童から生徒に変わり中学生はそれぞれにモヤモヤを抱えています。自分でもその正体が完全にはわからないけれど、何かが確かにこれまでと違って見える。そんな大人と子どもの間の時期で揺れるココロが解像度高く楽しく読者に伝わります。『あした、弁当を作る』は中学生にも、かつて中学生だったあなたにもオススメの一冊です。 思春期と更年期は似ている? この作品で描かれたのはある中学生の13日間の出来事でした。ここがまず素晴

          思春期の揺れ動く気持ちがつまった物語 『あした、弁当を作る。』 ひこ・田中 /著

          感想 『スピノザの診察室』 夏川草介 / 著

           どうしよう。一言では感想をまとめられそうにない。  このnoteにある緑色の投稿ボタンをクリックしたわたしは動画の一時停止状態で頭の中に縦二本線が浮かびそこから動けないでいた。読んで良かったのは間違いない事実で、誰かにめちゃくちゃ薦めたいのも本当で。だからこそ今週は自信を持って投稿するんだとこの場所にやって来た。だけど、いわゆる氷山モデルのように一番上にある見えている“感動”の下には、簡単には言い表せない感情と作品への愛がたくさん詰まっているからだ。    主人公である

          感想 『スピノザの診察室』 夏川草介 / 著

          風のように君に寄り添うメッセージ 『あなたの言葉を』 辻村深月/著

           誰かの言葉を、大人になって急に思い出すことがある。 あのときはわからなかったけれど、後からこういうことなんだって気付くことはたくさんある。たとえば小学校の先生に大切なことだよって教えてもらった「あきらめない」ことも 今ようやく 心から理解することができた。  『あなたの言葉を』は作家の辻村深月さんが「毎日小学生新聞」で連載として小学生の読者に届けていたメッセージ。時期としては さまざまな出来事があった2020年4月5日~2024年1月7日の記事にあたり、今回1冊の書籍とし

          風のように君に寄り添うメッセージ 『あなたの言葉を』 辻村深月/著