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2024年上半期に読んだ本まとめ

2024年6月21日金曜日 5:50夏至を向かえ、早いもので今年も半分のところまでやってまいりました。ってことで上半期の読書記録をまとめたいと思います。

本ってネタバレの都合上なかなか細部まで感想を共有できないけれど、みなさんが読んだ本やお気に入りの本がこの中にあればちょっとうれしいです。


上半期の本棚から

印象的な作品がたくさんありますね。こちらのnoteでもいくつかご紹介したラインナップとなっています。

やっぱり成瀬は続編も強かったです。宮島未奈さんの『成瀬は信じた道をゆく』は最終章にそうきたかとやられました。本屋大賞受賞作『成瀬は天下をとりにいく』を読んだ方はぜひ続編もおすすめです。

来週からドラマ化される早見和真さんの『笑うマトリョーシカ』も夢中で読んだ本です。政治を扱ってはいますがサスペンスやミステリ要素がありました。ミステリといえば『新世代ミステリ探訪』が貴重な青崎有吾さん(『地雷グリコ』が現在直木賞ノミネート中)などのミステリ作家さんの対談があり読んで良かった一冊です。

続きまして春に読んだ作品たちです。児童書が多い時期ですね。直木賞や本屋大賞ノミネート作をよく読んでいました。これらは発表されると嬉しくて、自分では見つけることができない本との出会いに繋がっていて毎年感謝です。

トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー』は、こちらのまとめで次回こそ翻訳本を読みたいと目標にしていたので挑戦した作品です。昨年度の本屋大賞翻訳部門受賞作家であるガブリエル・ゼヴィンさんが描いたゲームを共同開発する物語は、お仕事と友情・人間模様が細やかに描かれた物語でした。

『みんな蛍を殺したかった』の木爾チレンさんの一年ぶりの書き下ろし小説『神に愛されていた』はある小説家の人生を描いた物語。作品を世に出す苦悩や葛藤、嫉妬など多くの感情に揺さぶられました。光と闇など対比の表現や構成が光り、読後の余韻が続く作品でした。


こちらは年初に読んだ作品が多いですね。

落語の世界を描いた喜多川泰さんの『おあとがよろしいようで』は、帯に“人は皆、出会ったものでできている”とあるように上京した主人公が出会いとともに成長していく物語でした。明日が楽しみになる素敵な作品です。

4月に仕事が変わって他に専門書を読んでいるため昨年度よりこの本棚の冊数は減りましたが、中身の濃い読書生活だったと改めて感じました。カラーも海や青が多くて爽やかです。お気づきのかたもあるかと思いますが、この中の一部は次週のnoteでお伝えする予定のあの課題図書となっています。

以上絵本、児童書を含めて上半期は58冊でフィニッシュとなりました。このまとめのおかげで下半期は近年出版の本のみならず、好きな作家さんのこれまでの積読本もあわせて読んでいきたいなと気づくことができました。


良き本との出会いがありますように。


お読みいただきありがとうございました。






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