帰省中の巨大地震注意発表から学んだこと
今年の夏休みは母の入院対応のため、いつもより一週間早く8月6日に関西に帰省しました。2日後、父の食事の用意などをしつつ娘と従姉妹たちが遊ぶ様子にほっこりしていたところに、九州地方日向灘で地震が発生。TVを見ていると、このあと南海トラフ地震に関して情報が出されるとアナウンサーの方が話していました。太平洋側に住んでいるため背中に冷や汗が流れ、あわててスマートフォンを手に取りました。
しばらくすると一週間まずは注意することが発表され、さてどうしたものかと困りました。というのも今回は次女と帰省した状態、遠い自宅には夫と高校生の長女がいます。安全性を考えて11日までを予定していた帰省をもう少し伸ばすべきか、はたまた予定を早めて戻るべきか、さらには夏休みの長女を関西に呼ぶ手もあります。そうこうするうちに新幹線を事前に予約していたサイトは繋がらなくなりました。きっとお盆のキャンセルが集中しているのでしょう。腹が減って戦はできぬ。とりあえずと夕飯を食べることにしました。
その後メールアプリで長女に今一度避難リュックの確認を呼びかけ、その落ちついた様子に安心しました。しっかりと気象庁の会見を見たとのこと。わたしもゆっくり考えた末、予定通り新幹線のチケットを発券し11日に次女と自宅へ戻ることにしました。
太平洋側の自宅に無事戻った8月11日に、備蓄していた水を確認してから防災リュックを再点検しました。モバイルバッテリーや電池、ライトも追加しました。日持ちする羊羹と熱中症対策に叩いて冷却できるパックも入れました。そこで飛び込んできたのが台風のニュース。そうか地震も台風も停電や断水に備えたり、しばらく暮らせる食べ物が必要なことは同じだなと今回ひしひしと感じました。
①震源や台風の進路直下での被害に備えた持ち出しリュック②その後の停電断水生活用の備蓄品③体育館などの避難生活に必要なセットもそろえておく この3つの準備を整えましました。
加えて仕事や学校に持っていくカバンにはペン型のライトと塩タブレットなどもをバッグインバッグとして巾着に入れてあります。避難所用には好きなものがあるといいかと文庫本を入れました。車にはトイレットペーパーやマスクなどのローリングストックを確保し積んて、ガソリンを満タンにしました。
一通り対策が出来たら不安な気持ちが少し落ち着きました。
それから、日が暮れてから夜お風呂に入る前の時間に近所に20分の防災散歩をしてみました。通っている学校や馴染みのスーパー、歯医者さんをライト片手に歩いてまわります。背中には防災リュック。すると、ここは真っ暗だねとか自動販売機が光ってここにあったんだねなど昼間気づかなかったこともよくわかります。倒れそうなブロック塀も確認しました。災害は時間を選んでくれませんから夜のチェックはオススメです。
地震列島日本、いつどこにいても何があるか予測はつきません。今回の注意情報で学んだことは『スマートフォンの充電を欠かさないようにして最善の準備を整えたら、落ち着いていつも通りの生活を心がける』ことでした。
お読みいただきありがとうございました。
桜
いただいたサポートは娘達への図書カードに使わせていただきます。