AKISH

息子2人がミニバスを始めました。僕はバスケ未経験者ですが「息子達を理解したい」「一緒に…

AKISH

息子2人がミニバスを始めました。僕はバスケ未経験者ですが「息子達を理解したい」「一緒にバスケの話をしたい」「彼らの成長の役に立ちたい」と考えて、バスケを調べて、お父さんコーチになり、審判の資格を取り、ヘッドコーチになりました。その過程で、考え方ことを書き残しておこうと思います。

マガジン

  • マネジャーがミニバスのコーチをやったら

    未経験のお父さんコーチがミニバスのヘッドコーチやって4年で優勝した考え方

  • 子供がミニバスを始めたらお父さんが読むマガジン

    息子2人がミニバスを始めました。僕はバスケ未経験者ですが「息子達を理解したい」「一緒にバスケの話をしたい」「彼らの成長の役に立ちたい」と考えて、バスケを調べて、お父さんコーチになり、審判の資格を取り、ヘッドコーチになりました。その過程で、考え方ことを書き残しておこうと思います。 逆に、バスケ素人のお父さんコーチでしかないので、理論として不十分だったり、アップデートできていないことがたくさんあると思います。僕も勉強したいので、ぜひ、コメントをお願いします。

記事一覧

失敗の総量を管理する

https://recruit-holdings.com/ja/blog/post_20221108_0001/ リクルートホールディングスのCEOの出木場が「失敗しないように導く」のではなく「失敗の総量をマネジメント…

AKISH
1か月前
1

素うどんは何か?

リクルートでの新規事業開発で、よく聞かれる問いに「素うどんは何か?」というのがある。これは「何が一番重要なのか?」という意味の問いである。 事業開発で大切なこと新規…

AKISH
5か月前
13

Can|どう伝えるか?

Will-Can-Mustは、リクルートが半期の目標管理をするために使っている考え 方である。選手やメンバーのCanの円を大きくすることは「育成」や「指導」であり、コーチやマネジャ…

AKISH
6か月前
1

Can|避けるべき伝え方

Will-Can-Mustは、リクルートが半期の目標管理をするために使っている考え 方である。選手やメンバーのCanの円を大きくすることは「育成」や「指導」であり、コーチやマネジャ…

AKISH
6か月前
1

Can|能力開発のフレームワーク

Will-Can-Mustは、リクルートが半期の目標管理をするために使っている考え方である。選手やメンバーの(Can)の円を大きくすることは「育成」や「指導」であり、コーチやマネジ…

AKISH
6か月前
3

Can|Canとは何か?

Will-Can-Mustは、リクルートが半期の目標管理をするために使っている考え方である。選手やメンバーの(Can)の円を大きくすることは「育成」や「指導」であり、コーチやマネジ…

AKISH
6か月前
7

正しい課題の特定

バスケでも仕事でも失敗することがある。失敗にもいろいろあるのだが、どの段階で躓いているのか?をしっかり見極めて、指導しないと的外れになる。ぶつかっている課題を特…

AKISH
8か月前
7

チームか個人の判断のどちらを優先するか?

チームスポーツでは、いかにチームメイトと連携したプレーができるか?が重要である。そのため、セットプレーを決めておいたり、お約束の動きを決めておいたりして、チーム…

AKISH
8か月前
4

Goodチームとは?

バスケチームの運営方針はさまざまである。スポーツなので「勝ち負け」に対する考え方があるだろう。また、集団スポーツなので「人との関わり合い」に関する価値観もあるし、身…

AKISH
9か月前
9

想定外の状況にもパニックならない対応力

ジャイアントキリングの裏側 スポーツでは、ジャイアントキリングという番狂せがある。日本代表が強豪国に勝利して歓喜したことがあるだろう。番狂わせで勝利した側は、緻…

AKISH
9か月前
6

見立てる。仕立てる。動かす。

スキルを整理するフレームワーク リクルートでは、ロクヨンというスキルとスタンスのフレームワークがある。ロクヨンとは、6つのスキル 4つのスタンスの略であり、6つの…

AKISH
9か月前
11

振り返りを習慣化する

「PDCAサイクル」という言葉がある。Plan-Do-Check-Actionというサイクルを回して、どんどん改善・進化させていこうという考え方である。大学生や高校生も知っているのでは…

AKISH
11か月前
5

バスケを教えるか?バスケで教えるか?

何のためにコーチをしているか?「バスケを教えるか?バスケで教えるか?」という問いはコーチとして、何に使命感を感じて活動しているのか?どんな価値を子供達やチームに…

AKISH
11か月前
25

「気合を入れろ!」が伝わらない訳

バスケの試合中に、コーチからの「気合を入れろ!」「やる気を出せ!」という指示を聞く。しかし、その指示でプレイヤーが気合を入れられたり、やる気が出た選手は多くはないだ…

AKISH
11か月前
5

Can|本人は「できている」と思っている

Will-Can-Mustは、リクルートが半期の目標管理をするために使っている考え方である。詳しくは以下投稿を読んで欲しい。今回は、Can(できること)について書いておく。 仕…

AKISH
11か月前
5

Will-Can-Must

Will-Can-Mustは、リクルートが半期の目標管理をするために使っている考え方である。本人が実現したいこと(Will)、生かしたい強みや克服したい課題(Can)、業務目標や能…

AKISH
11か月前
2
失敗の総量を管理する

失敗の総量を管理する

https://recruit-holdings.com/ja/blog/post_20221108_0001/

リクルートホールディングスのCEOの出木場が「失敗しないように導く」のではなく「失敗の総量をマネジメントする」というインタビュー記事を読んだ。まさに、その通りだと思う。

成功確率を上げるために、たくさん失敗する私の担当している新規事業開発では、失敗が当たり前である。新規事業開発の成

もっとみる
素うどんは何か?

素うどんは何か?

リクルートでの新規事業開発で、よく聞かれる問いに「素うどんは何か?」というのがある。これは「何が一番重要なのか?」という意味の問いである。

事業開発で大切なこと新規事業開発の初期の段階では、何が顧客に受けるのか?が分からない状態である。そこで、試作品や簡易なサービスを作って、顧客に利用してもらい検証しながら進めるのが一般的である。しかし「あの顧客にはこういう機能も欲しいと言われた。」「競合も提供

もっとみる
Can|どう伝えるか?

Can|どう伝えるか?

Will-Can-Mustは、リクルートが半期の目標管理をするために使っている考え
方である。選手やメンバーのCanの円を大きくすることは「育成」や「指導」であり、コーチやマネジャーの重要な役割の1つである。「Can|本人は「できている」と思っている」の投稿では「本人ができていると思っているが、実際にはできていない」この難しさに触れた。次に「Can|避けるべき伝え方」を投稿した。今回は、コーチやマ

もっとみる
Can|避けるべき伝え方

Can|避けるべき伝え方

Will-Can-Mustは、リクルートが半期の目標管理をするために使っている考え
方である。選手やメンバーのCanの円を大きくすることは「育成」や「指導」であり、コーチやマネジャーの重要な役割の1つである。前回の「Can|本人は「できている」と思っている」の投稿では「本人ができていると思っているが、実際にはできていない」状況に焦点を当てた。自己認識の難しさや認知の癖、発達段階について考察した。以

もっとみる
Can|能力開発のフレームワーク

Can|能力開発のフレームワーク

Will-Can-Mustは、リクルートが半期の目標管理をするために使っている考え方である。選手やメンバーの(Can)の円を大きくすることは「育成」や「指導」であり、コーチやマネジャーの重要な役割の1つである。前回の投稿で「Can|Canとは何か?」について掘り下げた。今回の投稿では、具体的な育成を考えるヒントになるフレームワークを紹介する。

前回の投稿では、できること(Can)は長期的で、基礎

もっとみる
Can|Canとは何か?

Can|Canとは何か?

Will-Can-Mustは、リクルートが半期の目標管理をするために使っている考え方である。選手やメンバーの(Can)の円を大きくすることは「育成」や「指導」であり、コーチやマネジャーの重要な役割の1つである。
今回の投稿では、Canとは何か?について掘り下げてみた。できること(Can)という表現を見ると誰でも分かる気がするが、誤解したり混同したりするケースを見てきたので整理してみる。これによって

もっとみる
正しい課題の特定

正しい課題の特定

バスケでも仕事でも失敗することがある。失敗にもいろいろあるのだが、どの段階で躓いているのか?をしっかり見極めて、指導しないと的外れになる。ぶつかっている課題を特定して、その課題にあった解決策(練習)をしないと、どんなに指導や練習をしても上達しない。

バスケで少し具体的な例を説明する。試合中に、頻繁に不用意なパスをしてパスカットをされる子がいる。この時に「パスフェイクを選択肢に入れて!」と指導する

もっとみる
チームか個人の判断のどちらを優先するか?

チームか個人の判断のどちらを優先するか?

チームスポーツでは、いかにチームメイトと連携したプレーができるか?が重要である。そのため、セットプレーを決めておいたり、お約束の動きを決めておいたりして、チームのメンバーが連動する。
一方で、バスケは状況判断のスポーツだと言われる。バスケだけでなく、サッカーやラグビーなどの陣取りのフィードスポーツはプレーが連続していくので、個人の状況判断が大きなウェイト占める。
監督の関与度もスポーツによって異な

もっとみる
Goodチームとは?

Goodチームとは?

バスケチームの運営方針はさまざまである。スポーツなので「勝ち負け」に対する考え方があるだろう。また、集団スポーツなので「人との関わり合い」に関する価値観もあるし、身体を使うので「健康」に関する方針もあるかもしれない。「学びとか成長」という側面の意味づけの違いもあるだろう。
勝利至上主義というチームもあれば、仲良く楽しくという雰囲気を重視するチームもあるだろう。健康増進のためにやっているチームもあっ

もっとみる
想定外の状況にもパニックならない対応力

想定外の状況にもパニックならない対応力

ジャイアントキリングの裏側

スポーツでは、ジャイアントキリングという番狂せがある。日本代表が強豪国に勝利して歓喜したことがあるだろう。番狂わせで勝利した側は、緻密な作戦を立てて勝利を狙っていたのだろう。まさに、ジャイアントキリングはスポーツの醍醐味といえる。
しかし、負けた側の視点で見ると「そんなはずはない」と侮っていたことで「想定外」の状況になってしまい、慌てて自分たちのプレーが出来なくなった

もっとみる
見立てる。仕立てる。動かす。

見立てる。仕立てる。動かす。

スキルを整理するフレームワーク

リクルートでは、ロクヨンというスキルとスタンスのフレームワークがある。ロクヨンとは、6つのスキル 4つのスタンスの略であり、6つのスキルは、それぞれ2つずつで3つの「見立てる力」「仕立てる力」「動かす力」に分けられる。
社員をスキルの長所短所を評価するフレームワークで使われたり、社内の研修も基本的に「見立てる」「仕立てる」「動かす」に整理されて提供されているので、

もっとみる
振り返りを習慣化する

振り返りを習慣化する

「PDCAサイクル」という言葉がある。Plan-Do-Check-Actionというサイクルを回して、どんどん改善・進化させていこうという考え方である。大学生や高校生も知っているのでは?と思うほど広く知られている。Plan-Do-SeeのPDSというのもあり、考え方は基本同じ。

「考えて行動しなさい!」よりも重要なことPDCAサイクルの中で、Plan-Doは重要ではない。何かをDoしようとしたら

もっとみる
バスケを教えるか?バスケで教えるか?

バスケを教えるか?バスケで教えるか?

何のためにコーチをしているか?「バスケを教えるか?バスケで教えるか?」という問いはコーチとして、何に使命感を感じて活動しているのか?どんな価値を子供達やチームに提供しているのか?につながる本質的な問いである。同様に、選手や保護者の視点では「バスケを習うか?バスケで習うか?」ということになる。小学生の選手には難しいかもしれないが、少なくとも保護者の方には、チームに所属して、子供達に何を得て欲しいのか

もっとみる
「気合を入れろ!」が伝わらない訳

「気合を入れろ!」が伝わらない訳

バスケの試合中に、コーチからの「気合を入れろ!」「やる気を出せ!」という指示を聞く。しかし、その指示でプレイヤーが気合を入れられたり、やる気が出た選手は多くはないだろう。特にミニバスでは、このような指示は意味をなさない。怒った表現だから駄目というの意味ではなく、何と言っても通じないからだ。この通じないメカニズムについて僕の理解を示す。

有名なゴールデン・エイジスポーツでは、運動神経の発達の観点で

もっとみる
Can|本人は「できている」と思っている

Can|本人は「できている」と思っている

Will-Can-Mustは、リクルートが半期の目標管理をするために使っている考え方である。詳しくは以下投稿を読んで欲しい。今回は、Can(できること)について書いておく。

仕事にしろ、バスケにしろ、始めたばかりはできること(Can)は多くない。仕事では、新社会人が何も教えて貰う前から営業をすることは難しい。そのため研修をしたり、先輩が同行してくれたり、ロールプレイングをして腕前を上げて、Can

もっとみる
Will-Can-Must

Will-Can-Must

Will-Can-Mustは、リクルートが半期の目標管理をするために使っている考え方である。本人が実現したいこと(Will)、生かしたい強みや克服したい課題(Can)、業務目標や能力開発につながるミッション(Must)で構成されている。独立した3つの円の図がイメージしやすい。実際には、それぞれの円の大きさが違うし、重なっている部分も違う。それらは自然に変化していくし、意図的に変化させていくことにな

もっとみる