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息子2人がミニバスを始めました。僕はバスケ未経験者ですが「息子達を理解したい」「一緒に…

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息子2人がミニバスを始めました。僕はバスケ未経験者ですが「息子達を理解したい」「一緒にバスケの話をしたい」「彼らの成長の役に立ちたい」と考えて、バスケを調べて、お父さんコーチになり、審判の資格を取り、ヘッドコーチになりました。その過程で、考え方ことを書き残しておこうと思います。

マガジン

  • マネジャーがミニバスのコーチをやったら

    未経験のお父さんコーチがミニバスのヘッドコーチやって4年で優勝した考え方

  • 子供がミニバスを始めたらお父さんが読むマガジン

    息子2人がミニバスを始めました。僕はバスケ未経験者ですが「息子達を理解したい」「一緒にバスケの話をしたい」「彼らの成長の役に立ちたい」と考えて、バスケを調べて、お父さんコーチになり、審判の資格を取り、ヘッドコーチになりました。その過程で、考え方ことを書き残しておこうと思います。 逆に、バスケ素人のお父さんコーチでしかないので、理論として不十分だったり、アップデートできていないことがたくさんあると思います。僕も勉強したいので、ぜひ、コメントをお願いします。

最近の記事

素うどんは何か?

リクルートでの新規事業開発で、よく聞かれる問いに「素うどんは何か?」というのがある。これは「何が一番重要なのか?」という意味の問いである。 事業開発で大切なこと新規事業開発の初期の段階では、何が顧客に受けるのか?が分からない状態である。そこで、試作品や簡易なサービスを作って、顧客に利用してもらい検証しながら進めるのが一般的である。しかし「あの顧客にはこういう機能も欲しいと言われた。」「競合も提供しているので、この機能も必須でつける必要がある」という議論になり、検証段階にも関

    • Can|どう伝えるか?

      Will-Can-Mustは、リクルートが半期の目標管理をするために使っている考え 方である。選手やメンバーのCanの円を大きくすることは「育成」や「指導」であり、コーチやマネジャーの重要な役割の1つである。「Can|本人は「できている」と思っている」の投稿では「本人ができていると思っているが、実際にはできていない」この難しさに触れた。次に「Can|避けるべき伝え方」を投稿した。今回は、コーチやマネジャーが選手やメンバーに対して、できていない事実をどうやって伝えるか?について

      • Can|避けるべき伝え方

        Will-Can-Mustは、リクルートが半期の目標管理をするために使っている考え 方である。選手やメンバーのCanの円を大きくすることは「育成」や「指導」であり、コーチやマネジャーの重要な役割の1つである。前回の「Can|本人は「できている」と思っている」の投稿では「本人ができていると思っているが、実際にはできていない」状況に焦点を当てた。自己認識の難しさや認知の癖、発達段階について考察した。以降の投稿で、この認識のギャップをどのように伝えるかについて考えていこうと思う。中

        • Can|能力開発のフレームワーク

          Will-Can-Mustは、リクルートが半期の目標管理をするために使っている考え方である。選手やメンバーの(Can)の円を大きくすることは「育成」や「指導」であり、コーチやマネジャーの重要な役割の1つである。前回の投稿で「Can|Canとは何か?」について掘り下げた。今回の投稿では、具体的な育成を考えるヒントになるフレームワークを紹介する。 前回の投稿では、できること(Can)は長期的で、基礎的で、要素的な能力であると整理してきた。ビジネスで必要な能力とは何か?という問い

        素うどんは何か?

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        記事

          Can|Canとは何か?

          Will-Can-Mustは、リクルートが半期の目標管理をするために使っている考え方である。選手やメンバーの(Can)の円を大きくすることは「育成」や「指導」であり、コーチやマネジャーの重要な役割の1つである。 今回の投稿では、Canとは何か?について掘り下げてみた。できること(Can)という表現を見ると誰でも分かる気がするが、誤解したり混同したりするケースを見てきたので整理してみる。これによって、Canの指導が明確になればと思う。 CanとMustの密な関係 できる(C

          Can|Canとは何か?

          正しい課題の特定

          バスケでも仕事でも失敗することがある。失敗にもいろいろあるのだが、どの段階で躓いているのか?をしっかり見極めて、指導しないと的外れになる。ぶつかっている課題を特定して、その課題にあった解決策(練習)をしないと、どんなに指導や練習をしても上達しない。 バスケで少し具体的な例を説明する。試合中に、頻繁に不用意なパスをしてパスカットをされる子がいる。この時に「パスフェイクを選択肢に入れて!」と指導するのは適切だろうか? もちろん、パスフェイクを選択肢に入れていないことも課題ではる

          正しい課題の特定

          チームか個人の判断のどちらを優先するか?

          チームスポーツでは、いかにチームメイトと連携したプレーができるか?が重要である。そのため、セットプレーを決めておいたり、お約束の動きを決めておいたりして、チームのメンバーが連動する。 一方で、バスケは状況判断のスポーツだと言われる。バスケだけでなく、サッカーやラグビーなどの陣取りのフィードスポーツはプレーが連続していくので、個人の状況判断が大きなウェイト占める。 監督の関与度もスポーツによって異なる。野球やアメリカンフットボールは投球ごとにプレーが停止するので、監督が指示でき

          チームか個人の判断のどちらを優先するか?

          Goodチームとは?

          バスケチームの運営方針はさまざまである。スポーツなので「勝ち負け」に対する考え方があるだろう。また、集団スポーツなので「人との関わり合い」に関する価値観もあるし、身体を使うので「健康」に関する方針もあるかもしれない。「学びとか成長」という側面の意味づけの違いもあるだろう。 勝利至上主義というチームもあれば、仲良く楽しくという雰囲気を重視するチームもあるだろう。健康増進のためにやっているチームもあって良いし、スキル向上のバスケ教室のチームもあるだろう。大学のサークルなどは、自分

          Goodチームとは?

          想定外の状況にもパニックならない対応力

          ジャイアントキリングの裏側 スポーツでは、ジャイアントキリングという番狂せがある。日本代表が強豪国に勝利して歓喜したことがあるだろう。番狂わせで勝利した側は、緻密な作戦を立てて勝利を狙っていたのだろう。まさに、ジャイアントキリングはスポーツの醍醐味といえる。 しかし、負けた側の視点で見ると「そんなはずはない」と侮っていたことで「想定外」の状況になってしまい、慌てて自分たちのプレーが出来なくなった状態と陥ってしまったと想像できる。スポーツでしっかり勝ち切るためには「想定外」と

          想定外の状況にもパニックならない対応力

          見立てる。仕立てる。動かす。

          スキルを整理するフレームワーク リクルートでは、ロクヨンというスキルとスタンスのフレームワークがある。ロクヨンとは、6つのスキル 4つのスタンスの略であり、6つのスキルは、それぞれ2つずつで3つの「見立てる力」「仕立てる力」「動かす力」に分けられる。 社員をスキルの長所短所を評価するフレームワークで使われたり、社内の研修も基本的に「見立てる」「仕立てる」「動かす」に整理されて提供されているので、社員は自分の弱みを認識して、その弱みに合わせた研修を選択しやすくなっている。 も

          見立てる。仕立てる。動かす。

          振り返りを習慣化する

          「PDCAサイクル」という言葉がある。Plan-Do-Check-Actionというサイクルを回して、どんどん改善・進化させていこうという考え方である。大学生や高校生も知っているのでは?と思うほど広く知られている。Plan-Do-SeeのPDSというのもあり、考え方は基本同じ。 「考えて行動しなさい!」よりも重要なことPDCAサイクルの中で、Plan-Doは重要ではない。何かをDoしようとしたら何らかPlanをするはず。重要なのはCheck-ActionやSeeのパート。意

          振り返りを習慣化する

          バスケを教えるか?バスケで教えるか?

          何のためにコーチをしているか?「バスケを教えるか?バスケで教えるか?」という問いはコーチとして、何に使命感を感じて活動しているのか?どんな価値を子供達やチームに提供しているのか?につながる本質的な問いである。同様に、選手や保護者の視点では「バスケを習うか?バスケで習うか?」ということになる。小学生の選手には難しいかもしれないが、少なくとも保護者の方には、チームに所属して、子供達に何を得て欲しいのか?という問いになる。 僕は、バスケは未経験だが、現在、ミニバスチームのヘッドコ

          バスケを教えるか?バスケで教えるか?

          「気合を入れろ!」が伝わらない訳

          バスケの試合中に、コーチからの「気合を入れろ!」「やる気を出せ!」という指示を聞く。しかし、その指示でプレイヤーが気合を入れられたり、やる気が出た選手は多くはないだろう。特にミニバスでは、このような指示は意味をなさない。怒った表現だから駄目というの意味ではなく、何と言っても通じないからだ。この通じないメカニズムについて僕の理解を示す。 有名なゴールデン・エイジスポーツでは、運動神経の発達の観点で「ゴールデン・エイジ」が語られることが多い。年齢別の発育を示したスキャモン曲線に

          「気合を入れろ!」が伝わらない訳

          Can|本人は「できている」と思っている

          Will-Can-Mustは、リクルートが半期の目標管理をするために使っている考え方である。詳しくは以下投稿を読んで欲しい。今回は、Can(できること)について書いておく。 仕事にしろ、バスケにしろ、始めたばかりはできること(Can)は多くない。仕事では、新社会人が何も教えて貰う前から営業をすることは難しい。そのため研修をしたり、先輩が同行してくれたり、ロールプレイングをして腕前を上げて、Canの円を大きくしていく。バスケもゴール下シュートから始まり、レイアップシュートがで

          Can|本人は「できている」と思っている

          Will-Can-Must

          Will-Can-Mustは、リクルートが半期の目標管理をするために使っている考え方である。本人が実現したいこと(Will)、生かしたい強みや克服したい課題(Can)、業務目標や能力開発につながるミッション(Must)で構成されている。独立した3つの円の図がイメージしやすい。実際には、それぞれの円の大きさが違うし、重なっている部分も違う。それらは自然に変化していくし、意図的に変化させていくことになる。 思い(Will)と能力(Can)とミッション(Must)を半期ごとに整理し

          Will-Can-Must

          目的を意識させることの大切さ

          作業と仕事の違いは?目的を意識することはとても大切です。 まず、バスケよりも先にビジネスシーンで説明します。上司から「これをやっておいて」と言われて、部下が何も確認せずに取り組み、仕事を終えて「やりました」と報告すると、上司が「なんか違うんだよなー」と言って、出し戻しになるケースがあります。このケースでは部下は上司の頭の中にある正解を当てるまで仕事が終われません。しかも上司すら答えを持っていないケースもありますから、上司の中の答えが動いたりして、本当に無限に出し直しになるケー

          目的を意識させることの大切さ