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雑感96:〈悪の凡庸さ〉を問い直す
ハンナ・アーレントの著書『エルサレムのアイヒマン 悪の陳腐さについての報告』の中で本編で一度、追記も入れると二度だけ登場した<悪の凡庸さ>という言葉。
この言葉、というか概念の意味合いや解釈、意義について、歴史学者、思想家、哲学者の方々の意見が述べられ、交わされている本です。
この本に出会うまで私はというと、まず最初に『エルサレムのアイヒマン 悪の陳腐さについての報告』を読もうと思って買ったの
雑感90:職場の問題地図 ~「で、どこから変える?」残業だらけ・休めない働き方
「毎日仕事でストレスばっか…」の原因を集大成して見える化!
「“残業するな"と上司がうるさいので、帰ったことにして家で仕事している」
「残業はすべて管理職が肩代わり、管理職はいつもゲッソリ……」
「他人に構う余裕がなく、会話がなくなった」
「裁量労働制……お金にならない残業が増えただけ」
そんな職場の“あるある"な問題は、なぜ起こるのか? 原因と全体像を図解しながら、解決策を教えます。
雑感88:プロジェクト・シン・エヴァンゲリオン - 実績・省察・評価・総括 -
紹介文の通り、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を一つのプロジェクトとして評価・総括している本です。
冒頭で、著者の前職はJAXAだったと書かれており、ふむふむ日本の宇宙科学の最前線(?)でプロジェクトマネジメントに触れてきた方なのだろうか、などと勝手に想像し、読み進める前から本書の構成に妙な安心感を持ってしまった感は否めなかった。
私個人の雑感としては、プロジェクトとしての定量的・定性的評価は