記事一覧
《サス経》 最初の一歩はグリーンウォッシュ!?
最近いろいろなところでグリーンウォッシュについて聞くことが増えてきました。多くの国でグリーンウォッシュに対する警戒が増え、そして実際にそれを規制するルールが作られたり、線引きが厳しくなっていることと関連しているでしょう。
おそらく最も多いのはカーボンニュートラルやネットゼロなどの主張に関するものであり、そしてカーボンクレジットに対する疑義もあります。
そこで国連がネットゼロについての
《サス経》 ネイチャーポジティブに貢献する企業になるには
今回は「企業と生物多様性」にご興味をお持ちの方向けのちょっと専門的な話題となりますが、この分野に興味がある方には、非常に重要な情報になるはずです。また、もし生物多様性は直接の担当でなくても、この課題についての世界の状況を垣間見るのには良い機会になるでしょう。そういう興味のある方もぜひお読みください。
生物多様性の情報開示はまったなし
企業で生物多様性のご担当の方であれば、TNFD(自然関連
《サス経》 カーボンニュートラルが現実になった日
カーボンニュートラルは、今や多くの企業が目指す当然のゴールとなりました。とは言っても、自社で直接排出する、あるいは使用するエネルギーを通じて間接的に排出する温室効果ガス(GHG)の削減については取り組みを進めていても、それ以外のいわゆるスコープ3については、まだ多くの企業が手をつけられていないのではないかと思います。サプライヤーにもカーボンニュートラルを求めなくてはいけないからです。
サプラ
《サス経》 満月の中で見えたもの
先週の金曜日(※)が満月と同時に中秋の名月であったのは、皆さんもニュースなどでお聞きかと思います。中秋の名月が満月とぴったり重なることは必ずしも多くはないそうですが、今回はその珍しく一致する日でした。幸いにも京都では雲一つない快晴で、明るい満月をたっぷりと楽しむことができました。皆さまの場所ではいかがだったでしょうか?
※この記事を掲載したメールマガジンを発行したの前週の金曜日です。
お寺で
《サス経》 TNFDの本当の意味を知っていますか?
今週17日(※)からの24日までの1週間は、国連総会の開催に合わせてニューヨーク市で「ニューヨーク気候ウィーク」が開催されます。世界中から関係者が集まり、気候危機を中心に様々な問題についての進展の報告とこれからの計画などが発表されます。日本にいるとその熱気はなかなか分かりませんが、専門メディアの報道や現地にいる知人・友人のSNSのポストを見ると、大変に盛り上がっているようです。
※:この記事の
《サス経》 異国で見る月
アマゾンの入り口で見た満月
昨夜の満月は今年最大の大きさだったそうですが、皆さんのところではどのように見えたでしょうか?
(※昨夜とは、このメルマガを出す前夜、2023年8月31日の夜のことです)
実は私はこの満月を、ブラジルのベレン郊外の夜道から見ました。ベレンと言ってもご存知ない方が多いと思いますが、来年の気候変動枠組条約のCOP30が開催される都市です。ブラジルはパラー州の州都で、
《サス経》 培養肉の時代が到来!?
今回お話しするのは培養肉です。日本でも最近、昆虫食やプラントベースミートなど、いわゆる代替タンパクが話題になっています。培養肉はこれに対して、動物の細胞から培養するという意味ではより本物の肉に近い代替肉です。
環境負荷が高い肉食
こうした代替タンパクが求められるのは、動物福祉などの視点もありますが、肉食の環境負荷が高いことが知られるようになり、それに配慮して肉食を避けるベジタリアンが増えて
《サス経》 森林破壊に加担しないことがビジネスの常識に
今回取り上げるのは、5月にEU理事会が採択した森林破壊と森林劣化に関する規則についてです。
Council adopts new rules to cut deforestation worldwide (European Council)
なぜここで欧州の規則を取り上げるのかと言えば、これは日本の企業にも今後非常に大きな影響を与えるであろうことが第一点、さらに言えば、これが世界のビジネ
《サス経》 なんでこうなる日本の順位
日本の女性活躍度は…
G7サミット関連で先週25-26日に男女共同参画・女性活躍相会合が日光市で開催されました。その際、日本以外の国はすべて女性閣僚が参加したのですが、議長を務める日本の大臣は小倉將信氏で男性でした。もちろん男性だからといってそれだけで問題にはならないのですが、これが日本の苦しい状況を代弁しているのではないかと、海外のいくつかのメディアにも皮肉られてしまったようです。
日本
《サス経》 アジサイと言えば…
このシーズンは、街中のいたるところでアジサイの花を見かけます。最近はいろいろな園芸品種が多く流通しており、色だけでなく、形のバラエティも一層多様になったような気がします。もっともポピュラーなホンアジサイは、ガクアジサイという日本原産のアジサイが品種改良されたものです。それが海外に渡ってさらに品種改良を受け、最近はそれが逆輸入されているたようです。
ところで、この時期、イラストなどでアジサイ
《サス経》 再生の時代が始まる?
こんにちは、レスポンスアビリティの足立です。土曜日が新月でしたので、これに合わせて旬のサステナビリティの話題をお届けします。それから前回の満月は5月6日でちょうどゴールデンウィーク中でしたのでお休みさせていただきました。事後のご報告となりましたことをお詫びいたします。
さて、そのゴールデンウィークですが、どのようにお過ごしになったでしょうか? 私はその直後にローマで開催されたシンポジウムに