記事一覧
リングを降りたら敵が消える
親のこととは別に、私は人間関係の中で同じことを繰り返すというループを持っていた。
好意があるのに、興味があるのに、仲良くなろうとするとなれない。
特に同性である女性とうまく縁を繋げられない。
これは物心ついた時から繰り返されている。
女友達とうまくいかなかった過去は、かなり深刻なトラウマだ。
相手には特徴があるのはわかっていた。
「勝気」「容姿がいい」「リーダー気質」「頭がいい」「面倒見がいい」
“お前に何百万かかった“と言う父を見て
両親との関係において、私が心をやられるパターンがある。
それは、私の聞きたくない情報を知らされることで、猛烈に不安にさせられることだ。
母が存命の頃は同い年のいとこについて「成績がどうだった」「美人だ」「優秀ですごい」などなど。なぜか私より彼女が優れているんだよということを報告してくるのが常だった。
驚くことにこれは、子供の頃から母が病気になるまでずっと続いた。
随分大人になってから「聞きたくな
インナーチャイルドは言葉を持っていない
ずっと困っていた。
幼いころに、いろんな形でいろんな人から虐められていた私を救ってくれなかった母を許せないことを。
パニック障害になった時に話も聞かず「入院」させようとした父のことを許せない自分を。
辛い体験も確かにあるのに、すごく愛された良い思い出もあるから苦しかった。
食の細い私をピクニックに連れて行ってくれた。
私が喜ぶだろうとブランコを作ってくれた、出張の時は可愛いお土産を買ってきて
子どもの頃の私へ 手紙1
あれはまだあなたが幼稚園の時だったね。
大好きなおばあちゃんが入院しちゃって、すごく寂しい日々を過ごしていたね。
お見舞いに行ったら、点滴たくさんしてたからお顔がちょっといつもと違うふうに見えたね。
「ばあちゃん、なんで顔が黄色いの?」
こんなこと、言っちゃいけないって、言った直後に怒られるまでわからなかったね。
寂しそうに微笑んでるおばあちゃんを見て、私は心臓が凍りつきそうだったんだ。そうだ
親からの「負の遺産」を継承しきらないで手放したい
「いい加減、自分が主役の人生を生きよう」
本気でそう思ったのは80歳になる父が、私の母である妻の法事に出すお膳の値段に見栄を張っているのを知ったからだ。
なんでも自分の親の法事で、親類の一人から「何も食べるものがない」と告げられたことがショックでトラウマになっているという。
で、今回もお膳に文句を言われるのが怖いから通常より高いものを用意したと。
私からしてみたら、田舎の悪習にまみれた人たちに