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20221月

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マックについて

マックについて

1: マックのこと

12月20日、衝撃的な写真がNew York Magazineの表紙を飾った。一見すると男性のセミヌードだが、よく観察すると両胸はいびつにひしゃげて、右太腿の肉がごっそりとそがれており、肘や首、砂時計型の骨格も女性の身体的特徴を現している。カルバン・クラインの下着に包まれてその存在感を誇示する男性器が、太腿の肉を切り取って作られた人工ペニスというところまで考えが及ぶ人は少数か

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アメリカ人は議事堂事件をどう思っているのか?

アメリカ人は議事堂事件をどう思っているのか?

1月6日が過ぎた。

2021年1月6日の議事堂乱入事件は、バイデン民主党に降ってわいた幸運だった。今までトランプをスケープゴートにしていた彼らには、トランプ退任後も常に「議事堂」があった。そして待ってましたとばかりに議事堂事件1周年を仰々しく、厳かに演出した。

レガシーメディアもこぞって特番を組んだり世論調査を発表したりと民主党の援護射撃に出た。

それにしてもドラマのような騒動から一年、一般

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アビゲイル・シュライアー:「恐怖の時代における自由」

アビゲイル・シュライアー:「恐怖の時代における自由」

今、すぐにでも日本語で出版されるべき米国のベストセラーに、Abigail Shrier(アビゲイル・シュライアー)の「Irreversible Damage:The Transgender Craze Seducing Our Daughters(不可逆的な傷:我々の娘たちを惑わせるトランスジェンダーの熱狂)」がある。

「ある日突然、子供が性別違和を訴えた。性別を変更する手続きや治療を受けたいと

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母の手記:娘の乳房が切り落とされるとき

母の手記:娘の乳房が切り落とされるとき

FFさんがRTしていて目に留まったある母親のスレッド。

ASD(自閉症スペクトラム)とBDD(身体醜形障害、醜形恐怖症)を患い、自分は男子だと言い張って乳房切除術を受けたがっているという、自称トランスジェンダーの愛娘について綴っている。

2021年7月から今に至るまでの母と娘との軋轢や口論、精神科医の対応、娘のメンタルヘルス、家族の葛藤など、親子を引き裂くジェンダー・イデオロギーのリアルがそこ

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ジョーダン・ピーターソン:「私がトロント大学のテニュアを辞した理由」

ジョーダン・ピーターソン:「私がトロント大学のテニュアを辞した理由」

「Diversity, Inclusion, and Equity(多様性・包括性・公正性)」を謳い、教育機関、企業、メディア、政府機関など、あらゆる組織の監視塔に立っている思想権力が社会を破壊する、とトロント大学の心理学教授、ジョーダン・ピーターソンは警鐘を鳴らす。

日本でもいつの間にか浸透したこれらのフレーズ、一体何が問題なのか。そして世界的に有名な教授がトロント大学での終身雇用を辞した理由

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Andy Ngo vs. ANTIFA (アンディ・ノーとアンティファの戦い)

Andy Ngo vs. ANTIFA (アンディ・ノーとアンティファの戦い)

Who is Andy Ngo?

アンディ・ノー(Andy Ngo)は、独立系ジャーナリストであり写真家である。アメリカ国内で日に日に勢力を増すANTIFAや過激派極左集団の脅威にさらされながらも取材を続け、彼らに関する報道と専門知識で右に出るものはいないほどだ。

米国議会でも証言、国内外のテレビ、ラジオ、ポッドキャストに多数出演し、その生々しいレポートはWall Street Journal

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ジェンダー活動家よ教えてくれ、「女性」とはなんだ?

ジェンダー活動家よ教えてくれ、「女性」とはなんだ?

人気保守派論客のマット・ウォルシュ(Matt Walsh)がCBSの人気トーク番組Dr.Philに出演し、大反響を呼んだ。ジェンダーをテーマにした討論で、ノンバイナリを自称する活動家カップルを言い負かしたのである。

放映内容をところどころクリップした動画は複数あり、いずれもバズっているのだが、今回の記事ではそのうち2本に日本語字幕をつけた。

また、討論内容を見た世論の反応と放送終了後の活動家カ

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あるバイデン&カマラ支持者の怒り

あるバイデン&カマラ支持者の怒り

バイデン政権発足から一年、就任時に「穏健派」「ベテランの余裕」「アメリカが帰って来た」などと日本のメディアや政治学者らが満面の笑みで拍手を送っていたものの、蓋を開けてみればアフガンからインフレまで、アメリカ史上最低の大統領と非難される散々な結果であった。

「専門は政治ではなく反トランプ学では」と疑いたくなるトンチキリベラル学者や、現地のヒステリックな偏向メディアをDeepLにかけただけのようなエ

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[1] Joe Rogan Speaks(ジョー・ローガンはかく語りき):プロフィール

[1] Joe Rogan Speaks(ジョー・ローガンはかく語りき):プロフィール

ジョー・ローガン(Joe Rogan)は米国を代表するコメディアン、格闘技コメンテーター、TV司会者、ポッドキャスターである。

2009年からスタートさせた自身のポッドキャスト『ジョー・ローガン・エクスペリエンス(Joe Rogan Experience)』では司会・プロデューサーを務め、全米で最も稼ぐポッドキャスター、そして世界一ダウンロードされているポッドキャストとして不動の地位を獲得してい

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[2] トランプの浮き沈み:MAGAが今、求めるもの

[2] トランプの浮き沈み:MAGAが今、求めるもの

3本立てのこのシリーズでは、[1]最近トランプが支持者達を失望させた出来事を振り返り、[2]世論調査から現在のトランプ人気を探るとともに、[3]これからの中間選挙に向けて、トランプのみならず共和党候補者全員が心しておくべき絶対公約について解説する。

今記事では、複数の世論調査を参照しつつ、トランプの再出馬と勝利の可能性について考察する。

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