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15.「僕の人生をカテゴライズしてほしい」
「僕の人生をカテゴライズしてほしい」
僕の人生を、カテゴライズしてほしい。
君なりの言葉でいいから。
路地裏を歩いていて、カレーの匂いがしたとき。
昼間の公園でヨーグルトを食べながら、
ドッジボールをしている子供達をながめたとき。
自分だけが溶けてしまう気がする。
シャワーを浴びながらいつの日か終わりが来ることを考えてしまうとき。
誰かが僕のことを考えていてくれたらいいのに。
本当は
14.「煮込みハンバーグ」
「煮込みハンバーグ」
1年間の浪人時代を経て、
わたしはようやく大学進学をした。
同時にお兄ちゃんと2人暮らしを始めた。
場所は吉祥寺。サンロード商店街を抜けた住宅街。
築35年。家賃9万円の2DK。
この部屋に、わたしとお兄ちゃんは2人で住んでいる。
早いことにもう、わたしは大学2年になった。
同時に、お兄ちゃんと暮らし始めて1年とちょっとが経とうとしている。
それより、聞いてほしい。うち
13.「大人になることは苦しいことなのか」
大人になることは苦しいことなのか。
日々考えている個人的な悩みであり、
大人であることに疲れ始めている、愛すべき20代の大人たちと共有したい話を書いていく。お時間あれば読んでください。
まず、大人って何歳からだと思いますか。
「お酒とタバコが許される20歳からが大人」という認識で、わたしはいる。
そんな20歳からは、もう数年が経ってしまった。近頃、スポーツ選手や起業家、アイドル等の有名人として
10.「La lune brille pour toi」
「La lune brille pour toi」
彼の口ずさんでいた日本語の曲のメロディには聞き覚えがあった。
有名な日本人作曲家の作曲で、これまた有名なフランス人の女性歌手が歌った、”La lune brille pour toi”という曲だった。
フランス語が分からなかったわたしは、それを本当の歌詞だと思い、その歌詞が気になって、彼に話しかけたのだった。
歌詞はデタラメの日本語だった。
7.「サイコーの夜」
「サイコーの夜」
それなりにアルバイトをしてきた。
それなりの大学を問題なく卒業をした。
痛みと辛みは同じだという。
初めは、一味唐辛子だった。
今は、デスソースになってしまった。
脳が痺れる感覚が好きだ。
僕が生きている証明書みたいだ。
僕の部屋は絶望だ。
窓からの景色は最高だ。
新宿のオフィス街がキラキラしている。
無理した家賃を払っているだけある。
ここから落ちたらどうなるんだろう。
ベ
6.「素敵な5332日」
「素敵な5332日」
電車を降りて、耳にかけていた髪をおろす。
頬にかかる髪があると安心できる。
つまらなくなってしまった。
自分の部屋が嫌いで、いられなかった。
どうしようもなく捨てられない物ばかりがある。
桜ヶ丘にお気に入りの飲み屋があった。
1人で仕事終わりに行くのが定番だった。
店員に連絡先をわたされてから一気に興醒めしてしまった。
もうここはダメだ。
オフィスカジュアルに身を包み家を出