YuRi

仙台生まれ、横浜住まい。開発教育ネタ、日々印象に残ったことを、適切な加減の「適当」につ…

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仙台生まれ、横浜住まい。開発教育ネタ、日々印象に残ったことを、適切な加減の「適当」につづり、シェアしたい思っています。 興味あり→開発教育、難民移民、NPO、プロボノ、ダンス、食、お笑い、旅、ライフハック。 (国際〇〇というワードに感度高い傾向あり。とはいえ偽善ぶりたくない。)

記事一覧

ブックレビュー:コンビニ外国人

「あれ?この店もあの店も、外国人の店員だ。近頃やたら見かけるな。」 そう思ったあなたはぜひ本書を手に取ってほしい。 日本は「移民受け入れ不可」の国だ。 しかし、…

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5年前
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ブックレビュー:「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。

読み始めは誰かの日記を垣間見ている感覚。 しかし後半につれ「ほとんどない」とされていることがなんて多いことか、と筆者の鋭い主張に引き込まれた一冊だった。 本書は…

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5年前
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少し前ですが、取材した記事です!→「受け入れてあげる」ではなく「共に生きる」ーWELgee代表・渡部清花さん|DEAR @ngoDEAR|note(ノート)https://note.mu/ngodear/n/n7340bf656853

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5年前
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ブックレビュー ルポ 保育格差 (岩波新書) 新書

 保育所の数を増やせば良いわけではなく、保育の質を確保することが急務だ、と真っ先に思った。  本書の前半では、保育所の悲惨な現場、その影響をうけた学童保育の現状…

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6年前

余った外貨コインを有効活用したい!

海外旅行などで発生する余った外貨コイン、どうしてますか? お土産や記念にいいかも~って残したり、空港であわてて細かいもの買って使い切ったり・・・色々してました。…

YuRi
6年前
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居酒屋について その1

居酒屋について すっっごい主観的な日記です。 共感してくれる人がいれば嬉しい?と思い、記録しておきます。  前から「行きたい!」と思っていたお店に今日行きました…

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6年前
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ブックレビュー「ルポ難民追跡 バルカンルートを行く」

 ドイツを目指すアフガン一家に著者が密着したルポルタージュ。  一家の動向を追うと同時に、厳しい旅路にも関わらず多くの難民・移民が希望をもって移動する様子、彼ら…

YuRi
6年前
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ブックレビュー 『「イスラム国」はテロの元凶ではない グローバル・ジハードという幻想』

 本書を読まなければ、「イスラム国」が世界を揺るがす中東問題の諸悪の根源だ、というイメージに囚われそうになっていたかもしれない。  中東ジャーナリストの著者が、…

YuRi
6年前
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ブックレビュー「あたらしい憲法草案のはなし」

●目次 はじめに 1 憲法を変える理由 2 国民主権の縮小 3 戦争放棄の放棄 4 基本的人権の制限 5 強く美しい国へ 資料1 「あたらしい憲法のはなし」(抄録) 資…

YuRi
6年前
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ブックレビュー「武器より一冊の本をください 少女マララ・ユスフザイの祈り」

「わたしが勉強したいという思いを、銃で撃つことはできない。」 2013年に国連演説をしたパキスタンの少女マララの言葉だ。 父親の知り合いのジャーナリストからの依頼で…

YuRi
6年前
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DVDレビュー「種子(タネ)semillas」

1.『種子―みんなのもの? それとも企業の所有物?』  (41分、日本語字幕/日本語吹替え) 2.『日本の種子はどうなる?―種子法廃止、遺伝子組み換え(GMO)、貿易協定…

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6年前

ドバイに一人で行ってみた。#独女旅

ドバイに弾丸、一人旅をしてきました! 1泊2日のショートトリップで、世界一高いビル・バージュカリファ以外、結構なノープラン旅でした(笑) ただ、トランジットでドバイに…

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6年前
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DVDレビュー『バナナの逆襲』

バナナの逆襲1 敏腕?弁護士ドミンゲス、現る バナナの逆襲2 ゲルテン監督、訴えられる http://kiroku-bito.com/2bananas/ ----------------------------------------…

YuRi
6年前
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ブックレビュー『女子と貧困 乗り越え、助け合うために』

日本はこんなに貧困世帯に冷たい国なのか。 原発事故母子避難、シングルマザー、キャバ嬢、生活保護世帯の女性といった貧困問題を抱える20~60代の8人への取材をもとにし…

YuRi
6年前
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ブックレビュー『空から降ってきた男:アフリカ「奴隷社会」の悲劇』

 なんとタイトル通り、2012年9月アンゴラ発イギリス行きの飛行機から一人の男性が墜落した。  墜落死したのは当時26歳のモザンビーク人で、飛行機の主脚格納部に身を潜…

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6年前
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ブックレビュー『熱帯雨林コネクション』

「世界を動かすカネは汚職まみれなのか?!」 マレーシア・サラワク州の熱帯雨林乱伐から見える、環境破壊・腐敗政治・マネーロンダリング・人権侵害といった問題に迫る良…

YuRi
6年前
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ブックレビュー:コンビニ外国人

「あれ?この店もあの店も、外国人の店員だ。近頃やたら見かけるな。」
そう思ったあなたはぜひ本書を手に取ってほしい。

日本は「移民受け入れ不可」の国だ。

しかし、肌感覚で分かる通り、この国の至るところで外国人が働いている。

実は、日本は世界第5位の「外国人労働者流入大国」だと知っていただろうか?

本書は、在留外国人への丁寧なインタビューを通したルポルタージュである。

主に「留学生」として日

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ブックレビュー:「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。

読み始めは誰かの日記を垣間見ている感覚。

しかし後半につれ「ほとんどない」とされていることがなんて多いことか、と筆者の鋭い主張に引き込まれた一冊だった。

本書はAmazonだと「女性問題」に分類されてはいるが、筆者の「ないことにされていないか?」という視点は、構造が見えづらく表沙汰されない、様々な分野の問題においても参考になるはずだ。

印象的だったフレーズや内容を断片的ではあるが、いくつか。

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少し前ですが、取材した記事です!→「受け入れてあげる」ではなく「共に生きる」ーWELgee代表・渡部清花さん|DEAR @ngoDEAR|note(ノート)https://note.mu/ngodear/n/n7340bf656853

ブックレビュー ルポ 保育格差 (岩波新書) 新書

 保育所の数を増やせば良いわけではなく、保育の質を確保することが急務だ、と真っ先に思った。

 本書の前半では、保育所の悲惨な現場、その影響をうけた学童保育の現状を紹介し、なぜそのような構造になるのかを各種データから説明している。後半は安心して預けられるような保育所の事例を紹介し、保育格差をなくすためには、という今後の在り方について筆者が考察している。

 特に印象的だったのは、保育所運営の肝とな

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余った外貨コインを有効活用したい!

海外旅行などで発生する余った外貨コイン、どうしてますか?

お土産や記念にいいかも~って残したり、空港であわてて細かいもの買って使い切ったり・・・色々してました。

が、Pocket Changeで電子マネーへ交換が◎だと感じました!

これ、めっちゃ便利。

ザンビアのクワチャ、南アフリカのランド、ロシアのルーブル、ドバイのデュルハム、ついでにユーロのコインをまとめて、Pocket Change

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居酒屋について その1

居酒屋について

すっっごい主観的な日記です。

共感してくれる人がいれば嬉しい?と思い、記録しておきます。 

前から「行きたい!」と思っていたお店に今日行きました。
友人夫婦と3人でです。

料理も、お酒も、コスパも、前評判通り(食べログ通り笑)そこそこ良いわけですが、、
何か違いました。。。。

理由はわかってます、、

何か店員さんの態度?口調が、、、あれ?みたいな。。。

上から目線です

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ブックレビュー「ルポ難民追跡 バルカンルートを行く」

 ドイツを目指すアフガン一家に著者が密着したルポルタージュ。

 一家の動向を追うと同時に、厳しい旅路にも関わらず多くの難民・移民が希望をもって移動する様子、彼らが押し寄せるヨーロッパ各国の事情、受入か排除か苦悩する欧州、ISをはじめとする世界の問題にまで触れている。

 著者が追った一家が各国の管理輸送によりわずか数日でドイツ入りを果たした点や多くの難民がSNSの情報を駆使して動く姿には驚かされ

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ブックレビュー 『「イスラム国」はテロの元凶ではない グローバル・ジハードという幻想』

 本書を読まなければ、「イスラム国」が世界を揺るがす中東問題の諸悪の根源だ、というイメージに囚われそうになっていたかもしれない。

 中東ジャーナリストの著者が、パリの同時多発テロはじめ一連のテロにおける「イスラム国」の関与の検証を通し、中東の現実に目を向け、場当たり的な軍事力行使をする欧米の対応は根本的な問題解決にならず、むしろテロを助長させることを指摘している。

 「イスラム国」と組織的につ

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ブックレビュー「あたらしい憲法草案のはなし」

●目次
はじめに
1 憲法を変える理由
2 国民主権の縮小
3 戦争放棄の放棄
4 基本的人権の制限
5 強く美しい国へ
資料1 「あたらしい憲法のはなし」(抄録)
資料2 自民党憲法改正草案(現行憲法条文対照)

 自民党の憲法改正草案について、起草者の気持ちに(あくまで)寄り添い、解説をしている。

 「憲法を変える理由」をはじめ、「国民主権の縮小」「戦争放棄の放棄」「基本的人権の制限」という

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ブックレビュー「武器より一冊の本をください 少女マララ・ユスフザイの祈り」

「わたしが勉強したいという思いを、銃で撃つことはできない。」

2013年に国連演説をしたパキスタンの少女マララの言葉だ。

父親の知り合いのジャーナリストからの依頼で、イスラム武装勢力タリバンの恐怖下で生きる日々を匿名ブログで発信。医者になる夢に向け勤勉な彼女は、タリバンによる女子学校の破壊・閉鎖を批判し女子教育の必要性と平和を訴え、注目を浴びる。これに黙っていられないタリバンは、通学途中の当時

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DVDレビュー「種子(タネ)semillas」

1.『種子―みんなのもの? それとも企業の所有物?』
 (41分、日本語字幕/日本語吹替え)
2.『日本の種子はどうなる?―種子法廃止、遺伝子組み換え(GMO)、貿易協定から考えよう』
 (30分、PARCオリジナル)
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 なぜ種子を取り上げるのか?正直ピン

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ドバイに一人で行ってみた。#独女旅

ドバイに弾丸、一人旅をしてきました!
1泊2日のショートトリップで、世界一高いビル・バージュカリファ以外、結構なノープラン旅でした(笑)
ただ、トランジットでドバイに1泊するとか、これからドバイに一人で遊びに行こうとする方の参考になれば幸いです。
※以下全て私個人の体験をもとにしているので、悪しからず。

■その日したこと時系列
・朝6時頃 ドバイ着
・7時頃   荷物をホテルに預ける
・8時頃 

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DVDレビュー『バナナの逆襲』

バナナの逆襲1 敏腕?弁護士ドミンゲス、現る
バナナの逆襲2 ゲルテン監督、訴えられる

http://kiroku-bito.com/2bananas/
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世の中に出回っている製品がどのように生産され、情報はどの立場から流れているか、改めて考えたくなった

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ブックレビュー『女子と貧困 乗り越え、助け合うために』

日本はこんなに貧困世帯に冷たい国なのか。

原発事故母子避難、シングルマザー、キャバ嬢、生活保護世帯の女性といった貧困問題を抱える20~60代の8人への取材をもとにした書下ろし本。政治活動家でもある著者のユーモアと鋭い視点で女性たちの生き様を読み取れる。

生活保護世帯は貯金や高等教育への進学が推奨されない、たとえ子どもがアルバイトで稼いだとしても収入として没収される…その実態に衝撃を受けた。

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ブックレビュー『空から降ってきた男:アフリカ「奴隷社会」の悲劇』

 なんとタイトル通り、2012年9月アンゴラ発イギリス行きの飛行機から一人の男性が墜落した。

 墜落死したのは当時26歳のモザンビーク人で、飛行機の主脚格納部に身を潜め、ロンドンへ不法侵入しようとした。その無謀な行為の背景には、愛する女性とアフリカ社会から抜け出し自由を手に入れたいという強い想いがあった。

 イギリス、スイス、南アフリカ、モザンビークと、キーパーソンとなる白人女性や男性の家族か

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ブックレビュー『熱帯雨林コネクション』

「世界を動かすカネは汚職まみれなのか?!」

マレーシア・サラワク州の熱帯雨林乱伐から見える、環境破壊・腐敗政治・マネーロンダリング・人権侵害といった問題に迫る良書だ。

腐敗森林ビジネスを強大に築いた元サラワク州主席タイブとその一族、それに生涯をかけて対抗したスイス人活動家・ブルーノマンサーと先住民族が主要人物である。

全世界の木材ビジネスで得られる年間150億ドルもの利潤が不透明のまま世界流

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