ブックレビュー:コンビニ外国人

「あれ?この店もあの店も、外国人の店員だ。近頃やたら見かけるな。」
そう思ったあなたはぜひ本書を手に取ってほしい。

日本は「移民受け入れ不可」の国だ。

しかし、肌感覚で分かる通り、この国の至るところで外国人が働いている。

実は、日本は世界第5位の「外国人労働者流入大国」だと知っていただろうか?

本書は、在留外国人への丁寧なインタビューを通したルポルタージュである。

主に「留学生」として日本語を学びながら「稼ぐ」ために多くの外国人が来日していること、労働力不足で疲弊した日本の現場が色々な手を尽くして彼らに頼っていること、その現状を利用して儲ける現場があることなど、手に取るように分かる。

在留外国人たちの本音と、日本の外国人受け入れのカラクリ、さらに今後私たちが彼らと向き合うには?を考える機会をくれる一冊だ。


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