【カオリ】ネギプリンス・プロジェクト

また来た依頼に辟易だ

今日も地球のすみっこで

ひたすら“ぼく”探すのに

君らは“ぼく”に理想と夢と

優しさをまたしても求めるネ

知ってたさ

選んださ

コレこそ ぼくの物語

愛した人も根底はやっぱり
ぼくなんか僕なんだ

ねえ返してよ

ぼくの知識　ぼくの発想　ぼくの想像　ぼくの理想　ぼくの大切な大切な　アレ

せめて　せめて

ぼくの創造を君が決めんな

例え君の創造が世界一でも

風なびく夢の中,

熱のこもった空気を優しく運ぶような風が
僕の姿を消そうとしているの
僕だけ僕だけ気付いていた
人知れず僕は丸い世界と時代の旅行者に

誰も来ない

気付きもしない

今から行くとしたら

この時代の嘆く場所

深い眠りにつく僕の目覚めが

君の知る僕でどうかありますように

優しい人,

いつだって笑いかけてくれたその君の笑顔が
沢山の人の目に触れたなら　きっと僕は悲しいが
本望さ

いつだって考えすぎとも思えるその君の意見が
沢山の人の耳に木霊すれば　きっと僕は嬉しいが
本望さ

いつだって愛してると思えたその君の音楽が
沢山の人の心に生きたなら　きっと僕はこれ以上
なく本望さ

あいしてます

あいしてます

あいしてます

　　　　　　　　あいして「ます」

せめて部屋の真ん

過去最高に私らしいのが出来ました。

戦場(せんじょう)でも
私(わたし)は踊(おど)り謳(うた)いたい

ネコカ,

明け渡した創作の
成功を喜んだ先は
亡くした創作が奪った
君の仲間の命となる

死に別れても
人が待つのは

君の登場

今回も

ほら君は　　　　　間違えた

こんなにもピタリと合う作品に

“ぼく”が手を貸したのに

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　…

　　　　　　　　　　　　　　腹の中で騒がしい

頭でしょう？

　　　　　　　　　　　　　　　どうでもいいよ

　　　　　　　　　ねえ

【カオリ】寄木細工内不義

寄り道で止まるはずの君は

僕の中で音にならない叫び声を上げ続け

それでも仲間も敵にも

微笑んだあの日を僕だけが知っている

敵を敵にすることすら

どうやら君には無理のようなの

そうだね

君はとっくの昔に知ってしまった

その先がひたすら

仲間を集めては無責任になる事なんて

君自身だって知りたくないし

やりたくなかったのも知ってるよ

ねえ、見て

君の叫びが届いたからの景色だよ

イオリダイアリーの35本目でこうなるのか。
なるほど。

人毎,

ヒトのために動く
ボクの やる気 ゲンキ 原動力

ボクのためのそのチカラ

どうもボクはそのチカラ

ボク用に発揮する
ボクの
ボクのための動かし方

わすれちゃったみたいでさ

「コノヒトノタメニ」を探すけど

ずっと同じが続かない

結局ボク見返りが欲しいってことカナ？

どうだろう？

そうカナ？

どうだッタっけ？

「コノヒトノタメニ」の見返りが大抵
ボクに対する

「信頼」

「愛情

【カオリ】メイクアップ・ダンスステージ

化かし合い　バカシアイは　ばかしあい
小競り合いは　梅雨伝い
流るる雨は甘くないのは私自身の知る所

夢を追う石は砕けて
砕け砕け果てては
アイをひたすら作り出し
アンドロイドと戯れたよね

自我はヒトには“狂ったよう”と
ノノしらるとも感じたソレは
クチには出せず

ソレがタダのケイコクならば

チュウイならば

ならばワタシは

ドコヘイコウ？

どこ行こう？

ワタシは　　　「私」

「私」

【カオリ】五味

ゴミ拾い　ゴミ拾い
道端でつながるボクらの未来

ゴミ拾い　ゴミ拾い
やっと見つけたいつもの君の頑張りを
ゴミ拾い　ゴミ拾い
分かったフリとやっと出てきた溜め息は

ゴミ拾い　ゴミ拾い

言葉の出し方を思い出す

ゴミ拾い　ゴミ拾い

そろそろ終わる

ゴミ拾い　ゴミ拾い

痛む足はやっと踊り狂えて嬉しそう

ゴミ拾い　五味広い

人が食べた証と僕の味

ゴミ拾い　ゴミ箱に

不幸は全部“僕”と

「うた」を「謳」(うた)と表現するのが好きなのだけど、一般的ではないのでなかなか使わないでいる。なんで好きなのかなと漢字辞典で調べたら意味として

『①幸せである事を隠さずに言い立てる。
②目立つようにはっきりと書く。』

だった。なるほど。

【カオリ】常夜藍

トコヨアイ　常世会い

亡くした人に会いに行こうな常世会い

トコヨアイ　常世愛

死することで自身を慰めるのか

トコヨアイ　常世藍

「あい」を常世跨ぎて伝え現世に来たのが

　　　　　　　「藍」

　　　君が名乗るべき名だったね

　カミサマと謂れ続けた“ぼく”ですら
　　　　　　　諦めた
　　　「常世会い」と「常世愛」
　　君は覚えていないようだけど
　　　　　
　　　　　立ち向かい方を

【カオリ】陽炎

2 0 2 2 0 7 2 0
幸せを問い質す声だけ残した
誕生日プレゼントがそこにあった

いつからだろう

茹だるような暑さでも
コレを乗り切る楽しさを僕は
知っていた　伝えていた

今もだ　そうだろう

なのに僕の心は

君ら以外にも見抜かれる程に
心とやらを忘れたようで

僕を謳ったカタチの陽炎　その年も
陽炎のまま　消えたんだ

♾️だけが封じ込めるように寝そべって
僕にだけ7は笑いかけ

【カオリ】廻転

君は人より2倍4倍の速度で
音を学んでは楽しんで
僕は人より2分の1の速度で
音に怯えながらは君を知る

君がつまづくであろう事実を
僕は君に気づかれる事なく
乗り越えては波に乗ろう

僕が知るべき僕自身が望む
幸せを君に体験してもらっては
言葉と音に変換させては返還だ

めぐろう

この国の　世界の　色を
夢見た色と形を今一度

出来ないなんて知っている

誰よりも誰よりも
僕が知って　ボクがシ

【カオリ】便り

これはもう一度お話したかった
あなたに送る短い手紙

この世で一等
「恋」をしたかも知れなくて

それも結局は
「恋」より「愛」し続ける事を
今なお選び続けていている
延長線上の

あのちっちゃな子の　

小さな　おたより

『拝啓　〇〇様へ』

『お元気ですか？』

『落ちこんでいませんか？』

『よくねむれていますか？』

『ごはんは食べれています？』

『味はしますか？』

『音は優しくきこ