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日記

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2020年からは自分のために書いてます。
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#ユーモア

3月4日(水)胸のドキドキ

3月4日(水)胸のドキドキ

5万グラムの赤ちゃんは散髪するのも一苦労だ。

大人は大半、ヘアサロンとか床屋さんに行く。仕上がりの上手い下手はあれど、試験を潜り抜けたプロフェッショナルであることに違いはなく、少なくとも一定の技術は確保されている。

だから背後で鋏を扱われても安心して身を任せていられるのだ。

これがもしゴルゴだったら、鋏を持った人間に背後を取られるなんて油断も隙もあったもんではなく、隠れ家的リラックス空間なん

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2月28日(金)離乳食と尿意 〜『5万グラムの赤ちゃんの日記』より〜

2月28日(金)離乳食と尿意 〜『5万グラムの赤ちゃんの日記』より〜

5万グラムの赤ちゃんになってから離乳食(流動食)を朝昼晩と食べる日々である。

自分には子育ての経験もなければ周りに小さな子どもがいたこともない。子どもがどんな食べものを好くのか、体感としては知らないが、赤ちゃんが食べるべきとされているものを自分の身で持って食べることで、わかることは多いように感じた。

たとえば……

おトイレが近くなる(小のほう)。

私の毎日は基本的に全部同じだ。「毎日毎日同

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2月27日(木)5万グラムの赤ちゃん

2月27日(木)5万グラムの赤ちゃん

最近夜泣きが激しくて5万グラムの赤ちゃんみたいだなぁと思う。自分でも不思議なくらいも泣きやめなくて、そのこと自体にも戸惑って泣いてしまう。

どでかい大人だからさすがにオギャーとは泣かないけど、言葉にならない泣き声でわんわん泣き喚いてしまう、新種のわんわん物語と化している。

育児マンガを読んでると不思議なくらいに赤ちゃんの気持ちが分かるというか、「自分か?」と錯覚する。よくエッセイマンガを読んで

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2月22日(土)鼻の中の湿度計

2月22日(土)鼻の中の湿度計

ここ一週間、地球規模で湿度が下がってるな……

と独りごとを言ったのち、地球規模なわけがあるか、せいぜい日本規模だ、むしろ市町村規模だ、と思い直した。

人はどこで乾燥を感じるのだろうか。

目?喉?

私は鼻だった。乾燥すると、鼻の内側の皮膚、つまりは鼻の穴がヒリッと痛くなるのだ。おまけにちょっと血も出たりする。

よりにもよって鼻の穴……

情けない気持ちを抱えながらも、鼻の穴に乳液を塗ると痛

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2月21日(金)ころころコロニャ

2月21日(金)ころころコロニャ

コロナウイルスのニュースが多すぎる。朝から晩までテレビを点ければいつでもコロナ。一日中ずっとコロナ。コロコロコロナ……

もうコロナウイルスのことは考えたくないので、コロナウイルスの話を聞くと自動的にころころコロニャのことを思い出す脳みそに改造した。

朝から晩までころころコロニャのニュースをやっている国があったら、平和だ……

サンエックスばんざい。

【できごと記録】

昨夜、たぬき開発から無

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2月16日(日)芥川賞と直木賞

2月16日(日)芥川賞と直木賞

【できごと】

私が殆ど小説を読めへんのに対して、家族Aは大変な読書家で、古今を問わず様々な物語を読む人だ。もちろん源氏物語などの古文や和歌にも明るい。

芥川賞と直木賞の話題になった。Aいわく、話題になった受賞作を読んでも全然ピンとこないことはよくあるらしい。作品の良し悪しとは別に、人には好みってもんがあるし、それはしゃーない。

A「芥川賞とか直木賞とか、出版社の主催やからな」
私「そうなんや

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2月15日(土)ユーモアの種

2月15日(土)ユーモアの種

時は20XX年、行き過ぎた品行方正を求めた世界ではユーモアが途絶え、笑いを解する者は絶滅危惧種となっていた……

笑いのなくなった世界を救うために立ち上がった4人の老若男女。彼らもまた、それぞれの理由でユーモアを失ってしまっていた。

おばあさん「老い先短いから…」
おじさん「おじさんが冗談を言うと空気が凍るから…」
おねえさん「女が面白いとモテないから…」
おとこのこ「じゅけんべんきょうがあるか

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2月13日(木)めちゃめちゃ病人

2月13日(木)めちゃめちゃ病人

SNSのプロフィール欄は難しい。人生を語るには短すぎるし、万人の心を掴むパンチラインも思い付かない。

よって、自分の経歴や好きなもの、創作の方向性について簡潔にまとめることになるのだが……

その時に病人について回る問題が、「SNSのプロフィール欄に病気について書くか否か」である。

きっと、非・病人からすれば、まあまあどうでもいいことだろう。

「そんなことどっちでもよくない?そもそも誰も気に

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1月26日(日)関東のお笑いに憧れる(海外のコメディにも憧れる)

1月26日(日)関東のお笑いに憧れる(海外のコメディにも憧れる)

人は自分にないものに憧れるようで、隣の芝生は青く見えるというか、輝いて見えるというか、寝心地良さそうに見えるというか、そんな感じで、関東のお笑いに対して、かっこいいよなー、オシャレやなー、いいなー、という感情を抱いている。

関東のお笑いに出会ったのは2017年のことで、それまでテレビを全く見ずに生きてきた私はそもそも「お笑い」というものの存在自体、認識していなかった。知らなかった。

ただ、笑い

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女カイリキー日記「ゲーム不耐症」

女カイリキー日記「ゲーム不耐症」

お前はカイリキーだ!

そう告げられてから(ポケモン自己診断に)なにもかもがどうでもよくなってしまった。どうせ何をどうあがいてもカイリキーなのだ。カイリキーがプリンになれるわけがない。

女がカイリキーなんて……
女がカイリキーなんて?

「女がカイリキーなんて」と思うのもまたジェンダーバイアスなのだろうか。女はプリンたるべしみたいな考えがあるからだろうか。これはカイリキーバイアス??

っていや

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0.3のふたりの未来

0.3のふたりの未来

「言いたいことも言えないこんな世の中じゃポイズン」とまで反町隆史が言ってくれてるのに言いたいこともないし、「仕事ほっぽらかしてほおづえつくあの娘」とまで玉置浩二が言ってくれてるのにそもそも仕事をしていない。

それでも生きていることをお祝いするために無から有を産み出そうと日々トライアンドエラーを繰り返すわけだけど、そうそうイベントも発生しないから言葉遊びくらいしかすることがなく、となるとせいぜい無

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暇日記0624 支離滅裂、意識朦朧、魑魅魍魎(俳句)

暇日記0624 支離滅裂、意識朦朧、魑魅魍魎(俳句)

いや別に俳句ではないんですけれども。

せっかく熱にうなされているので(せっかく?)、記念に冗談を100個くらい言っておきたいなと思ったんです。普段ならば冷静と発熱の間なら明らかに冷静が勝つわけですけれども、それが大人っちゅーもんなんでしょうけれども、芸人人生花一路、たまにはいいではありませんかってね。

↑ここまで昨晩書いた文章なのですが全く記憶がありませんでした。これなに?(笑)

(笑)

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コンテスト応募とハンターハンターの圧倒的面白さによって再起しつつある女の日記 0701

コンテスト応募とハンターハンターの圧倒的面白さによって再起しつつある女の日記 0701

数日あけましての日記です。あけましておめでとうございます(?)。前回の日記「己の免疫力に一抹の不安を感じ始めた女の日記 0626」以降、体調が極悪非道の悪徳商法になりまして、一時はスマホどころではない状態になったものの、「ヨーグルトのコンテストのやつにオレはぜってえエッセイを出す……!ぜってえにだ!」と、少年漫画の価値観だけを頼りに試練を乗り越え(体調を整え)ました。そうして2本のエッセイを上げる

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