コンテスト応募とハンターハンターの圧倒的面白さによって再起しつつある女の日記 0701

数日あけましての日記です。あけましておめでとうございます（？）。前回の日記「己の免疫力に一抹の不安を感じ始めた女の日記 0626」以降、体調が極悪非道の悪徳商法になりまして、一時はスマホどころではない状態になったものの、「ヨーグルトのコンテストのやつにオレはぜってえエッセイを出す……！ぜってえにだ！」と、少年漫画の価値観だけを頼りに試練を乗り越え（体調を整え）ました。そうして２本のエッセイを上げることができました。

１本目は正直とにかくその時思っていたこと（腸のこと）について書かずにはいられず、必要もなかったのに書きました。ちょうど腸がめちゃくちゃに終わっていたのでヨーグルトの話となるとどうしても腸を連想せずにはいられなかったのです。このときはとにかくめちゃくちゃ腸が終わっていました。

２本目はコンテスト用に１ヶ月以上前から書き溜めていた下書きをもとに整えたものです。正直こんなはずではなくて、めちゃくちゃ力を入れていたのでしっかり構成を整えたり推敲したりしたかったのですが、今回の発熱という名の試練（少年漫画の価値観）により１０日ほど潰れたので、最終日にクラクラ燃える地を這いつつ無理矢理書き上げるというやむを得ずの対応となりました。

しかし「オレはぜってえヨーグルトのエッセイを締め切りに間に合わせる！」という少年漫画的ななにくそ感により回復力を高めることが出来たので、それだけでもコンテストありがとうという感じです。まあ８割ダメかなと思ってはいるものの、もしもこれで万が一受かったらめちゃくちゃカッコイイので全国の体調が悪い同志に自慢したいです。自慢されるとなにくそと思って奮起するから同志の体調も結果的にが少しは良くなると思うんです。体調が良くなることが何より大事なので。

ハンターハンターとお豆腐症候群

６月に入ってからハンターハンターを読み始めたことにより本当にいいことしかありません。「悪徳商法のように見えて実はハンターハンターを勧めているだけの女」というタイトルで一筆書けそうなくらいです。

昨日ムリヤリ体調を間に合わせてエッセイは書きましたが、正直今も全然本調子ではなく、ポケモンに例えるとひんしのキャタピーがひんしのコラッタになったくらいのもので、今は「お豆腐症候群」に悩まされています。このお豆腐症候群とは私が考えた症状の名前なんですが、とにかく密室に四六時中いるため視界における情報が四角い部屋の白い壁と天井だけ（＝お豆腐）になってしまい、自律神経と平衡感覚がぶっ壊れて世界の縦軸と横軸がわからなくなってしまう、というものです。想像しにくいと思うのですが、受刑者が独房にずっと幽閉されているとだんだん体がおかしくなってくるらしいので、そういうのと似てるのかなと思います。たぶんサファリパークとかに行って遠くを眺めてたら治ります。

でまあお豆腐症候群の定義（？）については既にツイッターにムチャクチャ書いたから良いとして、このめちゃくちゃしんどいお豆腐症候群が発動する条件下（①その日１度も１階に行っていない　②夜で外が暗く部屋の中以外何も見えない）においても、ハンターハンターを読んでいる時だけは「めちゃくちゃ面白い」という理由により発動条件が解除されるようなのです。

私はテレビもスマホも本も雑誌も読めなくてもハンターハンターだけは読むことができる。めまいなどの気持ち悪さはありつつも、ハンターハンターならば続きが気になりすぎてついついずっと読んじゃう（読み終わって顔を上げた瞬間から眼前に広がる部屋に対して空間認識能力が歪んでお豆腐症候群は発動する）。

んでまあお豆腐のことはどうでもいいとして、これって凄くないですか？けっこうハードな体調不良にすら「めちゃくちゃ面白い」は勝つのです。私は毎日体調が悪いので多少の体調不良にはもうあんまり文句を言わないのですが、それにしてもしんどいお豆腐症候群にもハンターハンターは勝つ。めちゃくちゃ面白いから。めちゃくちゃ面白いのは凄い。私もいつかめちゃくちゃ面白いのが作れるようになりたい。体調不良が吹っ飛ぶような。

今は１巻から読み直してグリードアイランド編の中盤まで来ました。ここまでけっこう順調なペースの連載だったのに、だんだん裏設定の説明が細かくなりすぎてキメラアント編がめちゃくちゃ連載期間が長くなった、その変化が伺えてこれもまた面白いです。あと体力があって傷の治りが早い若者を見ているのは気持ちが良いです。みんなあまりにも元気なので体調不良を忘れます。富樫先生ほんとうにありがとうございます。めちゃくちゃ面白いです。

ハンターハンターからインストールされた価値観

・もっと強くなりてえ
・もっと強くなれる
・もっと強くなる
・仲間
・もっと強い仲間
・修行
・試練

私は今の自分が置かれている状況をハンターハンターの世界における試練や訓練だとあてはめることで「もっと強くなれる」と思考を切り替えることに成功しています。あとちょっとウケてます。「もっと強くなれる」ってフレーズ面白くないですか？自分が置かれている状況に自分でウケられるというのは人生を面白がる力だと思う。

笑いのセルフサービス、笑いの自給自足。このへんは私が昔から、ほんとに物心ついた時から大切にしていることです。自分で面白いものを作ったり、作れなくても（たとえばハンターハンターをこの世界に発見したことのように）見出すことができれは、しめたものです。人生は面白くなります。自分が面白がっているのだから。

富樫先生へ感謝をこめて

完

（完？）